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阿紫上敦也の日常  作者: 唯月逆音
3章
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帰り道

「まったく、なんだって学校に来たんだよ。」


「別にどこに入るかなんて自由だろ?」


ま、それもそっか。


「なるほどねー。つまり敦也の昔の友達ってわけだ。」


「なんか適当だな、璃子…ま、そんな感じなんだけどさ。」


「そうそう、坂田さん、こいつの昔話聞く?色々あるぜ?」


キラーン、と璃子の目が光ったのを俺は見逃さなかった。


案の定興味津々といった様子だ。


まじでやめてくれよ。


「じゃ、せっかくだしどっかに遊びに行く?なんなら栞たちも誘って…」


「いや、多分大丈夫じゃないかな?もういるみたいだし。」


俺が振り向きざまに電柱の影を見るとやはり、その2人はそこにいた。


「びっくりした…いたなら言ってくれればよかったのに」


「それだとつまんないでしょ?」




幼い頃、俺は施設に連れて行かれた。


そこから見えるのはただ一面灰色の天井だけ。


俺はその風景しか知らずに、外も同じようなものだと思っていたりもした。


だが、外に出て璃子、栞、海稀たちと出会い、俺はこの空を知れた。


俺が小さな時、親とみていた空もこんなんだったんだろうな。



「ありがとね、みんな。」


「急にどうしたのさ、そんな感傷に浸って。らしくもないな。」


「俺はきっと明日も、忘れないよ。」


「なんかカッコつけてない?」



この空を、この空を見せてくれたみんなを。


きっと一生、いや、たとえ死んだとしても、生まれ変わっても、


俺は忘れないだろう。

同じ世界の違う人の話を書くかも?

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