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阿紫上敦也の日常  作者: 唯月逆音
3章
33/39

二十七日目 決別①

場所を指定してこなかったのはある意味俺への信頼みたいなもんだろう。


宙に浮かび上がって周りを見渡すとその姿はすぐに見つかった。

見間違えるはずもない、13の背中。


「やっほー、13。」


「おー、久しぶり。来たってことはさきさきに話聞いたんだな。」


毎回思うけどそのあだ名言いにくくない?

つけられた本人も気に入ってるらしいしいいんだけどさ。


「ああ。で、なんだってこんなことしたんだい?まあ想像はつくけど。」


「俺は単純なんでな。その通りだよ。で、本題はここからだ。俺はここからこのことに関わった全ての人を消し飛ばすつもりだ。そこでなんだがお前も手伝ってくれないか?そうすればより早く仕事は終わる。俺もお前もお互いとは戦いたくないだろう?」


「まあ、その通りだし、大変魅力的な話だけどね…、俺は手伝えない。たとえ俺らの不幸に直結してても、それでも俺は罪のない人を殺せない。」


「そう、か。まあ、予想はついてた。まあ、お互いが邪魔したらその時はその時ってことだな。気が変わったら手伝ってくれてもいいんだぜ。じゃあな。」


「ちょっと待てよ。俺が大量殺人犯をみすみすと見逃すとでも?」


俺は13に向けて拳銃を構える。

こういう時は無駄に能力使うより拳銃の方が便利だったりする。


「じゃあ撃てよ。お前は正しい。そして俺は間違っている。お前が撃ちたいなら撃てばいい。じゃあな。」


俺は拳銃を13に向けるものの引き金を引くことも、銃口を下げることも出来ずにそこから動かない。


13が視界の外に出た頃俺は懐から携帯を取り出し、雨方先生に電話をかける。


『もしもし、私だよ。で、どうだった?』


「うん、全部先生の読み通りだったかな。」


『で、撃ったのかい?持ってったんだろ?拳銃。』


「敵わないね、先生には。持ってったよ。でも、撃てなかった。」


『なんでかは聞かないでおくよ。で、あいつはなんて?』


「これから研究者たちを襲うらしい。ねえ、先生。世の中強くても叶わないことはいくらでもあるみたいだよ。」


『それが分かれただけでもいいじゃないか。まあ、私は君に何も求めないから。覚えておいてくれ。』

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