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オムライス  作者: きょう
6/7

王都探索!

「すみませ~ん!お店を出したいのですが」

「お嬢ちゃんが?」

「はい!引っ越してきたばかりで勝手がわからないのですが」

「引っ越しか。家族は?何かあったのか?」

伏し目がちに悲しそうな表情をする

「両親は亡くなりました。私が小さいときに。前にお世話になった孤児院が経営難でつぶれてしまって」

「それは大変だったな。じゃあそこの角曲がったところが運営だからそこで届けだしな。すぐ許可もらえるよ。12時までだから急ぎな」

「ありがとうございます!」

「ただなあ、姉ちゃん、そんなに商売は甘くないよ。困ったことがあったら俺に言いな」

「頑張ります!よろしくお願いしますね!」

ニコッと微笑むと、健気な少女に微笑み返すおじさん。さて、私の生活をかけた戦いがはじまる。王都で店を出して成功する方法、それはただひとつ、周囲を仲間にいれることだ。


今の私は幼い頃に両親を亡くして孤児院で育った10代の女の子。努力家だけど少し抜けてる。頑張ってますオーラが大切ね。


「すみませ~ん!こちらが運営さんですか?」

「そうだよ。どうしたの?」

「お店を出したいんです」

「あなたが?」

うなずくと、運営のおばさまが棚から書類を出して渡してくれた。書類と地図を指しながら話し出した。

「ここに名前を書いてくれればいいから。どんなお店を開くの?」

「はい!飲食店です。お持ち帰り専門の」

「じゃあここでいいわね。あなたいくつ?ご家族は?」

「17です。両親はいなくて、以前いた孤児院がなくなってしまったので引っ越してきたんです」

「それは大変ね。困ったことがあれば私に言ってね」

「ありがとうございます」

ここの王都の人達はいい人が多いのかもしれない。ラッキー!


地図を見ながらたどり着いた場所はまあまあ良い立地だった。

よし、朝までお店の準備だ。



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