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「SAPPORO CITY GIRL」   2018 5 3

作者: konoe sakuta

SAPPORO CITY GIRL 2018 5 3



僕らのたまり場は札駅だった

講義を抜け出して誰も勉強しなかった

ミスドに荷物だけをおいて

君たちをナンパしまくった

あっというまに破廉恥なメンバーは

君たちの無垢な笑顔にダウンして

気づくと誰もが誰かと

少しだけ多くの時間を共有した


君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL


代ゼミのインチキなレンガのほうが

道庁のレンガよりもずっと親しんでいた

地下の食堂に集まるとき

君らはとってもおしゃれをしていた

4プラパルコアルシュイケウチ

プリヴィ札幌はダイソーになっちゃった

僕の好きな君のおしゃれのSOYRCEは

丸井今井のイーストボーイだったよね


君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL


橋本が免許を取ったっていったとき

隠れて竹内も免許を取っていた

ぎゅうぎゅう詰めで2台に乗り込んで

人影もない銭函の海まで一直線

君らも僕らも服のまま海に飛び込んで

そりゃ冷たいよ六月の北の海だもん

僕は背中にガムテープを貼られ

君の名前を日焼けで刻んでいた


君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL


大通公園は観光の場所じゃない

あそこは札幌の無茶の塊だ

僕らの一番熱い夏は

大通公園でのやんちゃな鬼ごっこだった

当たり前に秋が来て

ほっといても冬がくる

受験という厳しい一言で

結局みんな札幌を後にしたんだよね


君たちはいつだってお茶目な顔して無理を言い

短い夏も長い冬もはつらつして新鮮を探していた

SAPPORO CITY GIRL


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