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不確定な僕ら 改訂版  作者: xjw
7/31

なぜだかわからないけど

 放課後。

 加奈と歩く。

「私のこと、嫌い?」

「前は大嫌いだった」

「今は?」

「…わからない」

「そう…」

 加奈が考え込む。

「私はどうなんだろ?」

「どうなの?」

「わかんない…」

「じゃあ、なんで一緒にいるのかな?僕たち…」

「…わかんない」

 でも、なぜだかわからないけど、一緒にいたかった。

「でも一緒にいたい…」


 ベンチ。

「キス、するの?」

「どうしよう…」

「したい?」

「わかんない…」

 そのとき、なぜだかキスしたくなった。

「しよっか?」

「うん…」

 僕らはキスした。


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