マリの恋愛革命!
わたしには・・好きな人がいるの・・・//
名前は、桐谷那奈ちゃん・・・
可愛くて誰にでも優しいし、頭もいいし、まさに完璧な人。
天然なところも可愛い・・・//
わたし、百合なんだよね・・・
でも百合で何が悪いっ!
月曜日の朝・・なんかしんどい。
自分の席の机で、顔を伏せた。
すると、那奈ちゃんが来た。
みんなに挨拶を交わしている。
わたしにとったら憧れの存在。
しかも彼氏がいるし・・
叶わない恋だけど頑張るっ!
ただ今、わたしの脳内に、二人のわたしがいるの。
ブラックな悪魔のわたしと、ホワイトな天使のわたしが。
「おいおい、女子を好きになるって、マジかよ!?」
「マジだよ! この思いは誰にも止められないからっ!」
と、言い合っています。
頭がぐるぐる回って、何が何だか分からなくなっちゃった。
気が付けばわたしは、教室の壁を蹴っていた。
そのまま気持ちが不安定なまま、1日が過ぎてしまった。
次の日、那奈ちゃんに好きですアタックしてみた。
空回りで失敗。
その次の日もしてみたけどまた空回り。
そのまた次の日もしてみたけどやっぱり空回り。
なんで空回りばっかりするの・・・?
もう思いは届かないの・・・?
そんなことを思っていると、那奈ちゃんとばったり会った。
今回は1人だ。
周りには誰もいない。
よし、大丈夫!
那奈ちゃんに告白してみようっ!
そう決心し、わたしは那奈ちゃんに、
「ずっと前から、あなたのことが好きです・・・//」
と、伝えた。
本人はかなり驚いていた。
やっぱり引かれてるよね・・・
「わたしのことを好きになってくれてありがとう、
彼氏がいるから付き合えないけど、その言葉を聞いて、とてもうれしかったよ、
友達としてでしかできないけど、これからもよろしくね」
彼女はそう言った。
あとで、満面の可愛い笑みを浮かべ、歩いて行ってしまった。
フラれてしまったけど、わたしは那奈ちゃんのことを思い続けるからっ!