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妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります  作者: すみ 小桜
衝撃の事実!本当はSランクって凄かったんだ!

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第20話

 今僕は、困ったことに直面している。

 ハンドメイドを作れる事になったけど、冒険者はクラウンに入らないといけない。で、相談しに冒険者協会に来ていた。


 Eランクになったけど、Eランクの者を三人まとめて入れてくれるクラウンが無い! 一人なら入れるかもしれないがと言われてしまった。

 僕だけでも入ったらいかがですかとも言われたけど……。


 「あの僕達、チラシを配って歩かないといけないんですけど、クラウンに入ったらそれ出来ますか?」

 「え? 普通は出来ないと思いますよ。そういうクラウンもある事もありますけど、一か所にとどまらないで色んな場所でっていう。でもあなたに合せてくれるかどうか……」


 ですよね……。


 「設立するのはどうでしょう。登録料はかかりますが、個人のランクだけではなく、クラウンのランクでも仕事を受けられるんです」

 「それって全員EランクでもクラウンランクがDならDを受けられるって事ですか?」

 「はい。そうです。これが規約です」


 クラウン運営について


 最低二名からクラウンは設立出来る。設立費は、銀貨二枚。必ずEランク以上の者がいる事が条件で維持出来る。

 依頼は、個人とクラウンのどちらか高い方のランクまで請け負う事が出来るが、何人でやっても報酬額は変わらない。

 必ず全員のクラウンメンバーを登録し、連絡を付けられる様にする事。国や領主からの依頼に速やかに対応する事。クラウンメンバーが、不祥事を起こした場合はクラウンの連帯責任になる場合があります。個人で賠償出来ない場合は、クラウンで賠償する事になるります。


 銀貨二枚も必要なんだ……。どうするかな。


 『いいんじゃない? 動き回るなら自分達のクラウンで。今はお金があるんだから設立出来るでしょう?』

 「そうだけどさぁ……」

 「どうします?」


 どちらにしてもクラウンには所属しなくてはいけない。僕一人が入っても街を周れない。そうなるとやっぱり設立かぁ。代表って僕だよね? 僕に出来るかなって事なんだよね。でもするしかないか。


 「じゃ、設立します」

 「そうですか。メンバーは募集しますか?」

 「あ、いえ。さっきも言った様にわたり歩くので暫くは三人でやります」

 「そうですか。ではこの用紙に記入お願いします。居場所を転々とするようですので、必ず移動先で手続きして下さいね」

 「はい。わかりました」


 連絡先どうしよう。普通は宿か住所があるもんなんだ。


 「あの連絡先って、公園とか街の外とかではダメですか?」

 「野宿ですか? かまいませんよ。ペンダントをお渡ししますので、連絡が来たら必ずこちらへお越しください。そうですね。街から街へと移動する予定のようですし、旅立つ前にも一報下さい」

 「わかりました」


 よし書き終わった。


 「では、冒険者カードに記入しますね」


 僕達の冒険者カードに、『クラウン【Eランク】:ラス』と記載された。


 『あら私の名前』

 「思いつかなくて」

 『まあ、いいわ。私も仲間って言う事で宜しくね』

 「うん!」


 心強いです。


 早速仕事を受けてみる事にした。一応クラウン用とかがあった。ただ単に量が多いのがそうなっているみたい。

 で、採取でも討伐して採取するのが多い。つまりモンスターを倒さないと手に入らない。


 こうなったら個人のをバラバラに受けるかな。それでも別に良いみたいだし。それは個人のランクで受ける事になるようだけど、今は一緒だしね。


 「ねえ、スラゼお兄ちゃん、木の実があるよ」


 レンカが言った。

 本当だ。クラウン用のにあった! 凄い数だけど……って、品質?


 「ねえ、ラス。品質ってランクとは違うの?」

 『違うはね。ランクはその物の元の価値で、品質は劣化度の様なものかしら? 鮮度というか』

 「なるほど。Dランク以上ってどんなの?」

 『そうねえ。傷なし採れたてがA、少し時間が経ったらB、さらに時間が経ったらC、食べ物ならCランクまでが売り物として売れるぐらいかしら。Dになると熟れ過ぎぐらい。Eになると腐り始めている。Fだと腐っている。普通は、傷物はEに入るわ』


 AからCの度合いがわからないけど、Dまでって事は腐ってなければいいって事か。三人で採取すればいいかな。期限も一週間あるし。


 「じゃ、レンカが見つけてくれたこれをやってみよう」

 「やったぁ!」


 僕達は、採取の為に森へ向かった。



 「よし誰もいないよ」

 『ではリアカーを浮かすわね』


 僕は頷き、リアカーを引いて森へと入った。リアカーが浮いているので、なんとなく変な感じ。二人は、きゃーきゃーとリアカーの上で喜んでいる。


 「ねえ、ラス。ナテコロの実ってどれかな?」

 『そうねぇ。ここら辺にはないわね』

 「え? でもこの森にあるって聞いたけど」

 『あのね、この森全部をいっぺんにサーチ出来る訳じゃないのよ。それに指定してサーチすると範囲が狭まるのよ』

 「そ、そうなんだ」


 ラスに直ぐ探して貰えると期待していたからどうしようかな。期限はあるけど森の中を彷徨う事になる。でもまあ、リアカーを持って来たしいいか。


 「じゃ探そうか。あのさ、ラス。それってどんなのなの?」

 『もう。私をあてにし過ぎよ。錬金術の材料の本とか買って読むといいわ。今回のナテコロの実は、ナテコロという木になっているのよ。そうそう、この実はね、乾燥させると毛みたいにフワフワになるの』

 「次に戻ったら買って読みます」

 『よろしい。では探しましょうか』


 こうして僕達は歩き回った。リアカーを持っているのである程度広い場所を探して歩く。かなり歩いたけど見当たらない。


 『どうする一旦戻る?』

 「うーん。また数時間かけて森を出るのか……。ラスがシールドを張ってくれるなら僕はここで野宿でもいいけど」

 「え~!」


 レンカが大きな声で驚いた。

 二人はないかもしれないが、僕は何度かある。戻る訳にも行かないし暗闇の中眠ったりもした。僕達は運がよかったのかもしれない。モンスターに殆ど会った事がなかったから。


 「冒険者では普通なの! 今日は木の実とか採って食べよう。あ、まだ余っていたっけ? じゃ補給しておこう!」


 二人はわかったと頷いた。


 『ではサーチ』


 青い所が結構ある。


 「あっちにあるよ。あ、キノコだ。食べられるようだけど普通は、火を通すよね?」

 『そうね。今回は果実だけにしましょう』

 「じゃ、こっち、これ」

 「はーい」


 レンカが僕が指差した果実を採取する。

 それをバケツの水で洗う。


 「洗ってからなんだけど、この水って取り換えなくてもいいの?」

 『浄化されているから問題はないわ』

 「よかった」


 テーブルとイスも設置して、ランプも付けているから灯りはある。紅葉も起きた。もう既に自分の席で食べ始めている。食いしん坊だよなぁ。


 「おいしいね」


 レンカが言うとうんとサツナが頷く。朝食も果実類になるなぁ。今度森に入る時は、パンみたいのも買っておくかな。

 食べ終わった後は、片付けて速攻寝る事にした。


 「二人は、リアカーで寝なよ」

 「スラゼお兄ちゃんは?」

 「僕はリアカーの外。三人では狭いから」

 「でも……」

 「大丈夫。ずっとここにいるよ」


 不安そうなレンカに言うと、二人は頷いた。後ろのシートも下ろし、全面だけ開いた状態で、二人は毛布に包まり蓋にしている板の上で横になった。

 僕は、木によしかかり毛布に包まる。


 『大丈夫?』

 「うん。大丈夫」


 やっぱり怖いかな。まだ広いからいいけど。これがリアカーの様な狭い場所なら僕はパニックになってしまう。あの魔法陣のトラウマのせいだ。

 あそこで寝れる二人が羨ましい。

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