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妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります  作者: すみ 小桜
衝撃の事実!本当はSランクって凄かったんだ!

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第19話

 「あった。これで終わりっと」


 昨日は結局請け負って行った依頼をする時間が無かった為、もう一度同じ森に来ていた。今日は、二人も仕事を請け負い一緒に来ていた。


 「じゃ、奥に行くよ」

 「「はーい」」


 採取用にシートで作った袋を手に僕達は、昨日作業した場所へと向かった。

 一応シートで隠し見えないシールドを張っておいてもらったので見つかってないと思うけど、作業台などはそのままにしておいた。


 「すごーい」


 シートをとると、レンカが声を上げる。鍾乳石もそのままだ。


 「光ってるね」


 サツナが驚いて言った。

 森の中は薄暗いので、光って見える。


 「じゃ、僕は作業をするから二人と紅葉はシールド内で遊んでいてね。わかりやすいように木を立てるから」

 「はーい」


 二人は元気に返事を返した。


 斬った木を四か所ぐらいにさして目印にした。

 二人は持って来ていた紙とペンで遊び始める。


 「では、僕もやりますか」


 僕は、練習も兼ねて二人にクシを作る事にした。一時間後、一個目のクシが完成。クシは円を半分にした半円の直線の部分を髪をとく側にして掘った。

 模様も掘ってみる。ヒマワリをイメージしたものだ。同じ模様にしたらまったく同じく見えるほどになった。


 『あら結構上手ね。ほとんど同じじゃない』

 「うーん。二人にあげようと思うんだけど、どっちがどっちかわからなくなるね」

 『マークもつけるなら左右に分けたらどうかしら?』

 「あ、なるほど」


 マークの位置を変えるのか。いい考えかも。

 ラスのアドバイス通り、マークを右側のと左側のとを作った。


 「出来た!!」

 「え? 出来たの? 見せて」


 レンカが言うと二人が僕の元へ来た。


 「はい。どうぞ」

 「え……」


 二人は、クシを凝視ている。


 「プレゼント。手鏡とピンがあるのにクシがなかったでしょう? 同じ模様だけど、マークの位置が違うから間違う事ないでしょう?」

 「ありがとう!」

 「すごいよ! スラゼお兄ちゃん!」


 二人は凄く喜んでくれた。でさっそく髪をとかす。


 「えへへ。サラサラなった」

 「うん。ツヤツヤ」


 二人は大満足だ。


 『あら? 本当につやつやだわ』


 ラスが、クシに近づいた。


 『なるほどね。まさかの展開だわ』

 「え? 何?」

 『見てみる? チェック』


******************************

 クシ

 製作者:スラゼ【加護:Fランク】

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:艶出し】

******************************


 「え! ラス、加護を与えたの?」

 『与えてないわよ』

 「え、だって……」

 『だからまさかの展開って言ったのよ。前に言ったでしょ。私の魔法とかが使えるかもって』

 「そ、それがもしかして加護?」

 『そうみたいね。私の加護には遠く及ばないけどね。まあ、これくらなら大丈夫でしょう。私のマークを掘った事で加護を与えたんでしょうね』


 凄い事になった。うん? ラスのに遠く及ばない?


 「ねえ、普通のラスの加護は何ランク?」

 『聞くまでもないでしょう? SSSランクに決まってるじゃない』


 あれ? 僕より低いよね?


 「FとSってどっちが上? Fだよね?」

 『はぁ? Sに決まっているでしょう? Aの上がSよ! そのSが三つついた凄いのがSSSランクよ! これこそまさかの展開だわ! わかっていなかったなんて~!!』

 「え~!!!!」

 「どうしたの?」


 僕が叫んだので、二人が驚いてレンカが聞いて来た。


 「え? いや、あ……それにラスの加護が少しついているって。艶出し」

 「本当? 凄いね!」


 と誤魔化した。マジか……。

 うん? ちょっと待てよ。じゃ紅葉って、Fより下じゃなくて上!?


 「紅葉どうしよう」

 『あのセリフが、本当にそう思っていたセリフだったなんてね。そうね。彼が言っていたように首に着ける何かを作ったらどうかしら。私が解けない様に加護を付けるわ。そうそう。マークを入れれば完璧よ。あのマーク、他の人がそうそうできないぐらいなのよ。鍾乳石で作るのをお薦めするわ』

 「うん。そうする」


 僕は丸くかたどった鍾乳石にラスを掘った。シートを紐にして首輪の出来上がり。


 「紅葉おいで」


 呼ぶと滑空して僕の元に来た。

 ぺたん。着地は僕の頭だ。頭に着地するのが、楽しいらしい。


 「はい。二人とお揃いだよ」

 『ありがと。おちょろい!』

 「わぁ。かわいい!」


 サツナが紅葉を抱き上げ言った。ちょっと鍾乳石が大きかったかな?


 『よくできてるわよ。チェック』


********************************

 首輪:紅葉用

 製作者:スラゼ【加護:Fランク】

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:強度強化】

 【ミミミラスの加護:アラーム/取外不可/強度強化/シールド保護】

********************************


 「わあ。二重に加護がかかってる。このアラームってなに?」

 『その通りアラームよ。紅葉を拉致しようとしたら光って音がなるの。どちらかというと、泥棒が苦しむようなアラームがね』


 嫌な音がなるって事なのかな?


 「さてと、提出する作品をつくらないとね」


 僕は、木材でクシを作った。ラスのマーク入り。


 「さて、片付けて戻るよ」

 「はーい」


 作業台も椅子も畳めるように作ってあったので畳んで、シートにくるむ。鍾乳石もシートにくるんで、両手に持って移動だ。

 ラスに軽くしてもらっても大きいから持って歩くのが大変だな。リアカーをこっちに持ってこれないかな?


 「ねえ、ラス。リアカーを森に持ってこれないかな? 大きいと軽くても持って歩くの大変なんだよね」

 『もう、わがままね』

 「う……」

 『仕方がないわね。浮遊して持って来れる様にしましょう』

 「ありがとう!!」


 次からは、リアカーごと持って来れるから楽になりそうだ。


 冒険者協会によって、報酬を貰ってそのまま商業協会へと行った。


 「すみません」

 「はい」

 「ハンドメイド希望で、あの、これ作ったんですけど……」


 僕は、作ったクシを出した。円を半分にして作ったので二個ある。それぞれ違う花を掘った。ラスのマーク入り。


 「この円で囲った羽根がついた人みたいのが、君のマークかい?」

 「はい。それ、ラスです」

 「ラスとは?」

 「あ、僕、妖精の加護持ちでその妖精さんをかたどったマークなんです」

 「なんと! 初めて見たよ。加護持ちなんて!」


 僕が冒険者カードを見せると驚いている。


 「君、名前は?」

 「スラゼです」


 奥から数人が出て来て、クシを見ていた。


 「是非! 売らせてほしい!」

 「これは素晴らしい! 加護付きだ!!」

 「え? なんでわかったんですか?」

 『鑑定したからでしょうに……』


 あ、鑑定したんだ。


 「加護もそうですが、変な魔法をかけたものを売ろうとする者をおりますので、鑑定はさせて頂いております」

 「あの、鍾乳石で作った物とかも売れますか?」

 「もちろん。自分で加工したものなら」

 「よかったぁ」


 あまった鍾乳石は無駄にならずにすみそうだ。

 僕は無事、契約書を取り交わし製作者となった。


―――――――――――――――――――――――

 ハンドメイド製作者証 登録番号CHO5603


 ネーム:スラゼ

 連絡先:冒険者協会


 匠度☆☆☆

―――――――――――――――――――――――


後は、冒険者協会で登録するだけだ。

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