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妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります  作者: すみ 小桜
衝撃の事実!本当はSランクって凄かったんだ!

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第18話

 僕は、二人を置いて鍾乳洞に来ていた。ここは、光水(コウスイ)鍾乳洞って言われていて、光る水で鍾乳洞が出来たので明るい。

 この鍾乳洞には、モンスターはいない。ここを発見した時に倒して入り口に結界を張ったらしく、ここら辺のモンスターは入れないらしい。


 でも僕達は、冒険者が入っている入り口ではなく、切り立った崖にある横穴から入った。結界がある入り口は、この洞窟より下にあって穴自体は繋がってはいないらしいけど、ここも同じ光水鍾乳洞だ。


 ただ入り口には結界を張っていないので、飛行するモンスターがいるかもしれないという事。

 本当は向こうの方がいいと言ったんだけど、彫刻刀の刃にするならこっちだと言われ、崖の上から飛び降りて、いや浮遊しておりここに入った。


 「うわぁ。ここ、滑りやすくてごつごつしていて歩きづらいね」


 危うく転ぶところだった。

 壁に手をつくとひんやりとしている。


 『あ、浮いて進む?』

 「え?」

 『どうせ、必要なのは天井にあるし。落とさないように押えてほしいの』

 「わかった」


 どちらにしてもゆっくりと進む。転ぶ事がなくなったので、こっちの方がいいかも。そうして奥へ奥へと進んだ。


 『あったわ。あれよ』


 そこは行き止まりで、下には大きな水たまり。その天井から三角錐の様な大きな出っ張りが。


 「あれ、なの? ところでどうやって取るのあれ?」

 『魔法でスパッと。落とさないように抱きかかえていて』

 「うん」


 抱きかかえると言うより抱き着く感じだ。

 と、突然支えられないぐらいの重さが両腕に来た!


 「うわぁ。重い!」


 水たまりに落ちる寸前に僕は止まった。ラスが浮遊を手伝ってくれたようだ。出来るなら最初からして欲しかった。


水たまりの横の地面に鍾乳石を置いた。


 「ふう。びっくりした」


 僕は鞄からシートを取り出す。そしてそれで鍾乳石を包んだ。


 『シートを軽くしたから持てるはずよ』


 持ってみると軽い。

 浮きながら出口へと向かう。外へ出るとそのまま崖の上まで行って森の中へと入った。


 森の奥深くな為、冒険者もあまりいない。いるのは、モンスターだ。

 ちょっと広めなスペースに、シールドを張ってもらいそこで作業をする事にした。


 『これだけあれば、モンスター用のナイフも作れるわね。この中心にあるダイヤストーンを使うのよ』

 「そういえば中心って黒っぽいね」

 『こうなるのには長い年月が必要で、あまりないのよ。あの場所だからあったのね』


 なるほど。もうすでに採取されているって事か。


 『あと、その中心の周りは、レンズに加工する事ができるの。細かい作業するんだし作りましょう? 明るく見える優れものよ。残りの場所は売り物に使用したらどうかしら? そこら辺は聞いてみて』

 「うん。ありがとう。じゃ、まずは木を斬って来るね」


 一番近い木を切り倒し、ナイフの柄にする。自分が持ちやすい太さにしてっと。

 見れば既にナイフの刃に加工が終わっていた! 早いんだけど。というか、長い。ナイフと言うより剣だ。


 「な、長すぎない?」

 『大丈夫よ。ナイフぐらいの長さの鞘を作って。加護でこれが入る様にするから』


 また凄い事を言っている。

 取りあえず言われた通り、鞘も作った。

 その間に樹脂でボンド? をラスは作っていた。刃と柄をくっつける。


 「おぉ、剣になった!」


 本当は、モンスターをさばくナイフだけど。


 『上手く行ったわね。では、チェック』


******************************

 ロングナイフ【モンスターキラー】

 制限:スラゼ専用

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:収縮可能/強度強化/シールド保護】

******************************


 凄い。なぜかモンスターキラーとかついている。普通にこれでモンスターを倒せそうだ。


 『そうそう、鞘から抜くときに50%とか言って出すと、長さが半分になるわ』


 凄いナイフだ。


 『あと彫刻刀用に五本ぐらいできそうよ』


 穴あけみたいに尖ったものから刃の大きさや丸みが違う種類のが……。そうだ。これにも蓋をつくらないと。あ、ケースがいいかな?

 そういうわけで木のケースを作った。五本並べて置けて、蓋はスライドして開ける様にした。


 『あ、そうそう。樹皮でヤスリも作ったわ』


 凄い! これが錬金術なら僕も使える様になりたい。

 僕は、一心不乱にヤスリをって、一回さすればすべすべに。


 「これ凄いヤスリだね?」

 『うん。加護付けたからね。チェック』


******************************

 ザラザラ樹皮【ヤスリ用】

 制限:スラゼ専用

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:つや出し/強度強化/シールド保護】

******************************


 ラスが加護を付けたものってどれも凄い効果がついてる。


 「そうだ。自分のマークをそれぞれ描こうかな?」

 『あら、いいわね』


 もう決めてある。ラスを形どった妖精を描こうと思う。ただ僕にそんな技術があるかだ。


 『掘るならルーペが必要でしょう? レンズ加工したから使って』

 「え? ありがとう」


 直径五センチの大きなレンズだ。

 僕は、これを乗せる木の台を作った。丸い台には三本の足。

 で、作業台もあった方がいいと、結局イスと作業台も作った。

 この作業台には、レンズ台を固定する場所も作ったので、ちょっとぶつかっても動かない。


 まずは練習だ。余った木をレンズの下に置く。

 ラスが言った通り、凄く明るく見える。不思議だ。


 まずは、丸を描いて……。円って難しい。あれ? おかしいな。バケツとかはそれなりに丸くなったのに……。


 『苦労しているみたいね。そうだ! これならどう? チェック』


******************************

 レンズ【投影可能】

 制限:スラゼ専用

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:想像投影/強度強化/シールド保護】

******************************


 「え? レンズに何したの?」

 『スラゼが想像した物が覗くと見える様にしたのよ。その通りに掘ればある程度は、ちゃんと出来るはずよ。後は腕しだい』


 レンズを覗くと、イメージした物が木に印刷されている様に見える。凄い。まず外側の円をなぞってみる。綺麗な円が掘れた!


 「おぉ! これ凄く便利! ありがとう!」

 『どういたしまして』


 うーん。細かいから掘るより描くイメージだから……このキリを使おう。

 思った通りだペンの様に掘れる。


 「ねえ。これも加護付けてる?」

 『ちょっとだけね。チェック』


******************************

 彫刻刀キリ

 制限:スラゼ専用

 耐久度:100%

 【ミミミラスの加護:一筆削/強度強化/シールド保護】

******************************


 やっぱりそうだ。一筆削と言うのがついているからペンの様になぞるだけで掘れるんだ。滅茶苦茶使いやすい。


 こうして、出来上がったラスのマーク。


 「見てラスだよ」

 『まあ、私を題材にするなんて驚いたわ』

 「下手だけどね……」

 『ううん。ありがとう』


 じゃこれを僕の道具にも掘っていこう。


 『張り切っている所を悪いけど、陽が暮れるわよ』

 「え? あ!」


 もう森の中は真っ暗だった。ラスが明かりを灯してくれていて明るかったんだ。


 「片付けないと!」


 大人しくリヤカーで待っているかな? かなり遅くなちゃた。

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