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互いの蜜を舐め合いながらでも

作者: 朝焼 悠

互いに蜜を舐め合ってればいい

それが依存だとしてもなんだとしても

ずっと飽きることなく舐め合って


どちらか片割れの蜜が枯れたなら

もう片方が分け与えればいい

枯れたその相手の頭から蜜を垂らして

もう一度互いで舐め取っていけば


ここは現世から離れた幻で

目の前にある人の姿かたちすら虚像なのかもしれない


でも僕らは現世で生きている

そこで生きて生きて生き抜くために

必要なら


幻の中で得られた力でも

構わないじゃないかって思うんだ


とてもじゃないけど

希望通りとは行かなかった道で

僕は足掻いている


この瞬間だって


たとえこの場が幻だって


現実で歯を食いしばっている僕の

この瞬間は

幻じゃない


優しい

夢のような世界へ

逃げ込んで

今から背を向けている訳じゃない


今を生きるため

逃げられない今を生きるため


その力になるのなら

幻でも虚像でもなんでもいいよ


幻の自分も

現実での自分も

終わらせないために

続けていくために


それに、ここが幻だからって

全てが虚像で

全てが嘘だって

そんなわけでもないはずだから

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― 新着の感想 ―
[良い点] とってもセクシーな作品ですね。 朝焼さんがこういう作品を書くのは珍しい気がするので、ドキドキしました。 近頃、ますます魅力的な作品になってますね。 これからも楽しみに、応援しています。
2021/09/13 21:46 退会済み
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