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異世界転生

朝起きて、コメントあれば、嬉しいな。



目を覚ます。


見慣れない中世ヨーロッパのような景色が広がっていた。

「これってひょっとして異世界転生したのではないか???」


刺された部分を確認する。


刺し傷はない。


これは異世界転生したか、あの世だと確信した。


ただ、あの世と呼ぶにしては楽園っぽくはないし、

異世界転生をしたのだと考えた。


異世界転生モノといえば、冒険!ファンタジー!ステータスだよな!

ステータス!何もでない

プロパティ!何もでない。


おかしい。何も表示されない。


こういうのって、攻撃力や防御力などのステータスや、

スキルなどが表示されるはずだろう。


とりあえず宿を探すか。街の人に声をかけよう


俺「すみませーん、宿ってどこですか?」


妙齢の女「あちらに宿の看板があるので、行ってみてください。」


言葉は通じるようだった。

(よかった。言葉が通じないと俺は何もできない。)


俺「あれ、お姉さん。指がさかむけてません?せっかく綺麗なのにもったいないなー」

(正直なところ、普通の見た目である。それもごく普通の。)


妙齢「あはは、ありがとうございます。最近水仕事が多くて。。。」


俺「そうなんですね、よければ宿まで案内してもらえませんか?

良い方法教えますよ」


妙齢「いいですよ」



俺「水仕事って大変ですよねー、さかむけるほど水仕事が多いということは、

小さいお子さんが多いんですか?」


妙齢「そうなんですよ、3人もいて。。。しかもうちは旦那に先立たれて。。。

しかも居酒屋で働いてるので、洗い物をする機会も多くて。。。」



俺「(これは使える)

そうだったんですか...大変ですね。実は僕も大変なんですよ...。」


妙齢「どうしたんですか?」


俺「(食いついた!)

実は、遠い国から来たんですが、道中でトラブルがありまして、

僕だけ置いていかれたんですよ。。。」


妙齢「どんなトラブルだったんですか?」


俺「些細なトラブルですよ、仲間がお前のせいで問題が起こったと追求してきて、責任を取らされる形で置いてけぼりになりました。。。

故郷に帰る手立てもないし、宿もお金もないんですよ。


なので、宿についても泊まれないんですよね。。。」


妙齢「そうなんですか。。。私よりも大変じゃないですか。」


俺「ここが宿ですね、案内ありがとうございました。。。」


妙齢「...あのー、ウチ来ます?」


俺「(よしっ)

いえ、ご迷惑が掛かるので大丈夫ですよ。

さかむけの話をするために案内してもらったのに。

僕の問題を聞いてもらって申し訳ないです。

でも助かりました。誰かに話せてよかったです。」


妙齢「そうですか、でもさかむけの治し方をまだ聞いてませんし、

ウチに来てください(笑)」


俺「わかりました。ありがとうございます!

さかむけは油で〜〜〜。。。」


おじゃましまーす


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