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52 尋問

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

8/20 8:20


遺跡町到着まで10分程の馬車内部


「本当にあのマスターは料理が上手いのだな、はんばあぐも初めて食べたがこの具はなんと言うのだ?」

エルフの長はジンから配られた握り飯を頬張っている


「どうなんだろう全員同じなのかな?俺のは梅と~ツナマヨ? 多分からしが混ぜてあるのかな」

バルは運転席で後ろを見ずに返答する


「一緒じゃないかも?あたしのはかつお節とツナマヨだった~ まぁ好きだから良いけど あ、お茶ももらってるからバルも飲む?」

アルが揺れる馬車の中、器用に預かった水筒をあける


「あぁ、ありがとう でも危ないからもう少ししたらもらうよ」


「そう?  ラフィは 飲む?」


「むぐ、むぐぐぅ、、ひっく」

強めに頷きながら しゃっくりを始める



・・・



「なんだろう、やっぱあんた 自由人!って感じがする」


「ひっ、うむ エルフはっ  基本自由だからな? ひっく」


「そういう意味じゃないんだけど、、そういえばさあんたっていくつなの? エルフって長命なんだっけ?」

水筒を傾けコップにお茶を注ぐ


「うむ、ジィ! っく 様が400過ぎていたんだったかっ  そんな事を言っていた気がするな?」


「ええ?!400!?」


「ひっく そんなに珍しい事 なのか? 妖精や鬼族の ひっ、者もかなりの長命だと聞くが あ、あぁありがとう」

アルからお茶を受け取る


「なんか聞いた事はある様な気がする~けど、、ん?って事はカセンも結構おばあちゃんなのかな?」

(そういえばなんか年寄りっぽい喋り方だしな~)


「ズズ、んっく、ズズズズ  帰ったら聞いてみると良いんじゃないか? ひっく」


「羨ましい様な羨ましくない様な  あ、で?あんたはどうなのよ?」


「ひっく、あぁ ひっ 私は17歳だぞ?」


・・・


「は!?」


「え?」


「もうすぐ到着するよ~」








三人は馬車を入口付近の馬屋に預けると依頼書を送って来た村長の家、その場所の聞き込みを始める



「全然普通に教えてくれたね?」


「まぁ、村長さんに用事って自然な事だし ここの人全員が何かを企んでるって訳でもないだろうからね」


「そうかそうか ひっく 同い年だったのか~何か嬉しいものがあるな!? あ!アル!見てくれ、あれ ひっ   あとで あとでお土産買って行こう!?」

一人だけが修学旅行感覚である








「ようこそいらっしゃいました、まだ代理ではありますが代表をしている者です 本日はどの様な?」

40代後半といったところだろうか、それ程身長の高く無い小太りの男だ


「どうも、ギルドから来た者です」

バルだけが建物に入り挨拶を交わす


「あ~、え~っと?  あ、はいはい カセンさんにはお世話になりまして」

少し首を傾げると思い出したかの様に赤鬼の名を上げる


「色々とお聞きしたい事があるのですが」

バルはしっかりと男の目を見る


「あぁ、えぇ? どうぞどうぞ、私の分かる範囲で宜しければ」


「水質調査の依頼をしたのもあなたで間違いないですか?」


「水質調査? 水質調査~調査調査~    あ、あぁ~!あれ! あれね、はいはいはいはい 本当に行ってもらえたんですか?」


「えぇ、自分が行って来ました」


「ほほぅ、それはそれは凄いですね~ どうでしたか? 水 変な事になってましたか?」


「あの場所に水源なんてありませんでしたが?」


「あれ~そうなんですか?   おかしいなぁ、前村長が急に亡くなってしまっているもので、上手く引継ぎが出来ていないんですよ~ そうでしたか~ それはそれは」


「こちら、ギルドの長から請求書と書類です」

ジンから預かった資料一式を机に並べる


「あ~、はいはい お金! お金出さないとですね」

男はさらさらっと目を通すと立ち上り


しっかり請求通りの金額を持って来た


「たしかに頂きました  少し別の話なのですが、、港町の件ってご存じでしょうか?」

出発前にカセンから聞いた事を元に話を組み立てる


「大変だったと言うのは行商人の者から聞いてますよ?それもカセンさんが解決したんでしたっけ?シエル様と」



「、、それと、もう一つ良いですか?」


「はい? どうぞどうぞ」


「キドナと言う人物をご存じですよね?」


男はしばらく考え込む


「いや~、聞いた事ないですけどね~う~ん、どうだったかな~  あ!もしかしたら?ちょっと場所変えましょうか?多分あそこにそんな名前があった気がしますよ」

そう言うと男は表へと出る

「こちらから行きましょう、遺跡に向かうので気を付けて下さいね?  お二人もギルドの方ですか? こっちですこっち さぁさぁ ではでは参りましょう」

外で待機していたラフィとアルの姿を確認すると少し早足で歩き手招きをする




「何あのぽっちゃり、あっやし~ 罠じゃないの?」

アルが小声で確認する


「おかしなところが一つあったから恐らく、ね」


「ひっく」



三人は少し距離を置きながらも小太りの男を追う


ラフィの食べたおにぎりは海苔の佃煮とツナマヨです


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