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50 真相

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

8/19 10:00


「お~おかえr」

「お!お~!?なんじゃあ あん時のべっぴん、、あ~ 天然エルフじゃないか」

言い直した方が酷い言い回しになった赤髪ロング

ソレを一本結びにした角の生えた娘が亭主の声を掻き消し前に出る


「むむむ?あなたはこの前の確か~、、火消しの?」


「いや、火消しはお前さんの方じゃがの」


異世界はもうそろ慣れたはずだったんだがこれがエルフかと思う程のザ・エルフ


連れて来たのは


「ただいま戻りました、ジンさん」


うちの稼ぎ頭のバルだ


「すっごいな~、本当に一週間くらいか? 流石だな~バル!」


「ん?バル? バルは連れて来てなーーーーーーーーー」

容姿端麗のエルフが急にフリーズする


「え?何? どした?」


「いえ、、こういう子なんで、気にしなくて良いですよ?」

バルは苦笑いを浮かべながらエルフの娘を見る


「あ~港でもなんかこんなんじゃったのぉ?」



「あーああ、あのの いやいや!すまないモー!?  、、、モー、モー」

エルフの娘は壊れた人形の様な動きをしながら目を見開きバルを見る


「モーモーって何かな? 牛なのかな?  あ~えっとこの子はラフィと言います、これでも一応エルフの族長をやってまして、巫女様に会わせようと思いまして」

代わりの紹介が始める


「あ、あぁそうなんだ、なんって言うか   もったいない子だね」

(ここに来る奴って残念美人ばっかだな~)



「ジン~倉庫整理終わったよ~ あ、お客~ じゃないよね」

店の奥からツインテールが顔を出す


「だから~! さんを付けろさんを!あと不用意に表に出んなってば」


「え~、良いじゃんギルドの人なんでしょ?少し聞こえたし」


コイツは今保護観察中?のアル

日に日に生意気になっている気がする


「おおお!?なんだその具足!すごい綺麗だな 触っても良いだろうか!?」

エルフがアルの足に飛びつく勢いで近づく


「な!?なな なんだよ~またキーロみたいなマニア?」

ツインテールが逃げる様に赤鬼の後ろに身を隠す


「あ!ああ、すまない怖がらせるつもりは無くてだな、えっと あ~  あ!そうだ」

抱えている大荷物の袋から一つ、饅頭の様な何かを取り出すと

「ほら!甘くて美味しいんだぞ?」

目が奪われるほどキラッキラの笑顔で少女に差し出す











「子供扱いすんなあああああああああああああ」











(あんな美人にあんなんされたら俺なら受け取っちゃうけどな)

「アル、そういう所が子供なのだよ」

ついつい仙人の様な顔になってしまう













8/19 11:30


「ええええええええ!?偽の依頼だったの?」

味噌汁を入れるおたまが揺れる


「えぇ、なので依頼して来た遺跡町に真相を確かめた方が良いと思います」


「ふむなるほどのぉ、巫女の暗殺、、か 解せんのぉ」


「私はそれと別用で巫女殿に会いに来たのだが、その~肝心の~当人は?」


「いないよ~  むぐむぐ、、ってかしばらく帰って来れないって言ってたよね?」

少女は機嫌を直しお昼のハンバーグを食べている



「でもさ?そんな話なら早急に伝えないとあいつらヤバくない?」

ジュワジュワと音を鳴らした特製ハンバーグセットをバルの前にも置く


「いや、むしろ大聖堂にいるのなら安全かもですよ?  その為にわざわざ『外』に出したかった様にも思えます」


「あ~そうじゃの、もし何かあったとしても王都内ならロリ巫女の味方ばかりじゃろう シフもおるし簡単にはやられんよ」

そう言うと赤鬼は酒瓶を傾ける


「むぐむぐ、、あ! じゃあさ!」

ツインテールが何かを閃いた様な顔で俺を見る

「遺跡の方にあたしらで行って来ちゃえば良いんじゃない?」








「は?」


二章スタートです。


一日一回投稿  したい!って意気込みはありますが修正、肉付けも終わってないんですよね~;

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