453 揶揄
本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい
4/10 14:40
従者が情報共有を始め様とする中
「えっと、いつもの事だけどあの流れってさ ギャグで良いんだよね?」
「 うん、憧れはあるけど ドコまでが本気なのか分からないよね」
白と黒の双子が軽口を呟くと
「いや、恐らく彼は全て本音なのだろう」
隻腕のエルフ
「あぁ俺もそう思うわぁ シゴデキだし裏側とかも読みにくいけどアレで嘘って事は無いっしょ でも、そもそもだけど二人が姫様弄ってる時って同じ様な空気出てっからね?」
加えてギャル男が同席?する
カエデ、モミジ、オルカ、スティル
四人のエルフ達はシゴデキ従者の話を聞く為に二つの長テーブルを少し移動させ
横一列で座り直した所
なのだが
「む、むぉー?私の話か?」
明らかに状況把握が出来ていないラフィが商人から解放されたらしく
四人の方向へ向けて座る
「「「「 ぶふぅ 」」」」
流石の天然族長に
「折角テーブルズラしたのになんでメインに背ぇ向けて座っちゃったかなー ってか見るからに頭から煙出てっけど大丈夫そ? ってか姫様の話じゃnk」
ギャル男が話を正そうとするも
「そうそう、ここ一カ月の間 手紙すらも寄こさない姫様の事だよ」
「そうそう、裏側とか何も隠せそうに無い姫様の事だよ」
言われたそばから双子が畳み掛ける
ので
「いや、シフ君からちゃんと来てたじゃん「心配無いって」 あぁ~でもそう考えると姫様って見事に真逆な位置に居る気がすんね?」
念の為補助を入れ直すも
「スティルは黙ってろ」
「毎回入ってくんな私達は姫様に聞いてる」
「お お~んサーセン」
いつも通りに軽くあしらわれた
その辺ラフィも根っこは同じなのか
「え、あ、あぁ手紙 確かにそう!そうだったかも う、裏側?何の話だ?」
ギャル男には触れず双子の方へと首を傾げる
「裏側と言ったら秘密の話でしょ?」
「そう、姫様の ひ み つ」
「わ、わわ私の ひ、ひみちゅ!?」
唇を波状にし
多少の間を取ってから嚙み倒すも
「まぁそんなもん一つとして無いんだけどね」
「最近巫女様達から教えを受けている事から下着の色までお見通しだもんね」
「ぬぁ?!?なぁんで白だって分かったんだ!?見えたのか? 王都で新しいのを買ったんだぞ?」
(自分で言っちゃうんだもんなぁ)
「ってか折角新調したのにまた白ですか?」
「ほぼ白しか持ってないんだから別の色買い直して来て下さい はい!やり直し」
「か、買い直しかぁ、むぅ、やはり勇気を出して一度店員さんにしっかり見てもらってから買うべきだったk」
「今度からは私達が吟味しますので!」
「下着関連の物は勝手に買わない様に!」
「ひ、ひゃい」
流れる様に始まったギルド名物の口頭?プロレス
シエルとシフから始まったのが一回戦なのだとしたら二回戦といったところだ
(初戦の場合はしっかりと手が出てしまっているので口頭だけでも無いのだが)
此処で一度
「おいおい、もう止めないか 巫女様達も早く話を進めたい中で静かになるのを待ってくれているんだぞ?残りは後でやれ」
隻腕のエルフ、オルカが大人としてしっかりと止めに入る
だがしかし
こっちもこっちで
「構わん むぐむぐ もっとやれ」
巫女が新しいフォークを掴み食事を始める
「「嘘でしょう!?」」
この後も
「だ、だけどだな?私もオシャレをしたい年頃であって、アルにも前にデコってもらってだな?」
「下着をですか?」
「っ 下着を、デコってって、、」
「違うぅー デコったのは鞘であって」
「姫様、そもそも皆の前でパンツの話とか始めないで下さい」
「 ふふ、そうですよ? 族長として恥ずかしくないのですか?」
「あ あうあう」
一転も二転もしない話だからこそ
丁度良かったのか
三転させる様に
「あ、じゃあ皆さんの飲み物を追加で持ってきますね? その後 巫女様とシフさんの前に私から話させてもらっても良いですか?」
ケイが二つ結びのまま
もう一つの謎になっていた部分を語り始める
勝手に動くから進まない




