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294 不調

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

2/25 8:00


「  ねっむ」


「待って? シエル様ガッツリ寝てましたよね?」


「はっ、あんな石の上で熟睡出来るかよ」


「いやいやいや何をおっしゃいますか、馬車の中でもそうですけど例え外だろうとそれこそ床でも平気で寝るじゃないですか? ってかそもそも石の上って言ってもカセンさんの上で寝てまし わぁ!っとあっぶな! ちょっ、流石に刃物は止めて下さいよぉ頭に刺さったらどうするんですか」


長めなツッコミに苛立ったのだろう

腰元の短刀をゆっくり引き抜いてから雑に放った

ソレがかすりもしなかった、、からか、少女?は機嫌の悪そうな音を鳴らす


「ちっ」


「挙句舌打ちですか!?」

従者にめげる様子は無く

「全く~、拾って来ますからちょっと待ってて下さいね?」

降ろした積み荷を地へと置き


当てもなく飛んだナイフの行方を追う


「ったく、朝から長ぇっつの  行くぞ」


「あ~なんかあっしの体が硬いみたいなオチになっとったんじゃが? 失礼じゃのぉラフィにも負けないくらいプニップニじゃったろ~ のぉ?」

赤鬼が巫女の後頭部を胸で押しながら被さる様に顔を覗く


「あぁ?知らねっつの  ふぁ~ なら今度はお前がアイツ(ジン)に膝枕して採点もらえば良いだろが」

照れるでもなく、鬱陶しそうに退け  伸びをする


「お~そうかそうか、んっくんっく、その手があったのぉ あっはっはっは」

朝から港で補充した物を開け豪快に笑う


もちろん移動中も欠かさずだったので既に残りが少ないのだが鉱山街で唾を付けてある店が何軒か、、らしい



至って普通の光景



このパーティのいつも通り、通常そのものだ



ただこれは




一人を除いての話だが・・・




一行はドワーフ達の住まいである鉱山に先程到着した所だ

馬車を止め、馬に水を与えつつ宿で持たされた簡素な朝食を済ませて準備を終えた


そう、一人を除いてだ


(うぅ、頭痛いし気持ち悪い   カセンさんはまだ分かるけど巫女様もあんだけ飲んどいてなんで普通なんだ?)

歩けない訳では無い、し邪魔にならない程度には気張る覚悟だがどうにも体が重い


原因は明らかで分かりきっている、昨晩、、と言うか朝方までの事だ

三人が寝床へ帰ったのが三時から四時頃

寝にくいだろうに従者は用心深く財宝関係の袋を枕にして眠っていた

それを巫女が容赦無く蹴り落とし、赤鬼の胸倉を掴むとそのまま押し倒して眠りに就いた


バルはこの段階で覚悟していた  馬車の揺れが一番辛いだろうと

大部屋に向かおうと思ったが時間も時間、扉前を位置取り仮眠を取った

付き合ってしまった自分が悪い


しょうがないさ


求めていた答えでは無くても、収穫の様なものがあったのだから



『ドラウプニル』



シエルいわ

「まずこの魔宝具っつ~のが何なのか良く分からん」

赤鬼が右手に装着してみた手甲を指差す

「最初は単純に魔力が秘められてるとかそんなもんだと思ってた、ジジィの布もそうだがこの手甲や例の砲台のグングニルだって魔力を感じない だから正直規定みたいなもんがマジで分からん   だがこのドラウプニルって腕輪なんだが、、ラフィの剣、ダーインなんちゃらっつったか?ソレと似た様なもんなんだよ」


最初は良く分からなかった


巫女は反応を待ったのか(それともおかわりを待っていたのか)少し間をおいてから話を続ける

「 『媒体』 って言えば分るか? それを上手く扱えばお前も魔法が使える様になるって感じだ、、あ~、なんっつぅか正確には魔力も生命もそれ程変わりは無くてだな、全部似た様なもんであって」

何処か後半はらしくない、まどろっこしい言い回しだ

再度置かれた酒を一気に飲み干し、変わらずバルの元へと置き直す


そこに


「カカカカ、なぁにを恥ずかしがっとるんじゃ」

歯に衣着せぬ神がにしし顔で問う

「要するにラフィのおっかない剣とバルの腕輪は生物みたいなもんって事じゃろ? だから『魔宝具』とは別 と」



意味を理解した



途端



鳥肌が立った



「けっ、知らねぇが多分な  まぁあれだ、お前専用だろうから早く使える様になって戦力強化しろや」


「良かったのぉ少しはスッキリじゃな、お~もっかい同じ量おかわりじゃ! バルも飲め飲めぇ」







肝心の使用方法は分からない、し眠いし胃もむかむかするし微熱もある


けど


この二日酔いは



しょうがないさ



思えば大分前なんだよな~あの辺書いたの

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