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282 謝罪

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

3/4 17:50


「あ、そう だなちょっと頭冷えたし  その~ごめん」

亭主は銀髪の少女?に向かい頭を下げる


「知らん私に言うな、後はよろしくやれ」


「ふふ、、と言う事ですのですみませんがちょっと行って来ますね」


「うっへぇジンさんも大変だね~また適当に時間見つけたら遊びがてら手伝いに来るよ」


なんだろう、知り合ったばかりなんだがコウさんが一番ありがたい言葉をくれた気がするのは年齢的な物なのだろうか

、、いや、巫女は本気で迷惑そうな顔をしていたがシフに関してはちょっと楽しんでそうな所が見えたから鼻についた気がしないでもない



でもまぁ



そういう所がありがたいんだけど



「あ~、うん いってらっしゃい  明日には帰るんだよね?」


「えぇ、すぐ帰って来ますよ〜 頑張って下さいね」

中性的な顔がニッと微笑む


「はぁ、たまに思うんだけどさ~シフ、お前だけは良心でいて欲しいんだけど」


「えっへっへ? 何言ってるんですか~大丈夫ですよ~ ちゃ~んとみんなの良心ですよ~?」


「、、そういうトコな~、本当に良い男だと思うわ」


違う意味で言ったのだが


「なんだ? お前ら付き合ってんのか?」

台詞的な所を突いて銀髪少女?が下方向から見上げている


「はいはいそういうのは飲んだ時にな、ってか誰得だっつの」

一度苦笑いを浮かべるがすぐに申し訳無さそうな表情へと変え

「あ  あのさ?」

巫女らの後ろにいる人物へと声を投げる


「何よ?」


空気は読んでいる、、し全体的に気を使われているのも分かる

だがまだ難しい顔の表情筋が治らないでいるのはツインテールの少女だ


「アル、、その~、さっきさ? 居づらくて、当たったみたいになっちゃったし」

「もう良いよ」


少女は亭主の言葉を妨げる





「あ~も~はいはいおしまい! そんなんとかもう良いからさ! 今日はカレー、カレーにしてよ」


ツンツンケンケンしているさまでは無さそうだ


「え?あ、あぁカレー? ね、オッケー分かった     いや、でも本当にごめん、さっきさ、、ホント俺 逃げだしちまったし  マジで大人げない」

木剣を床へと置き、ゆっくり足を運ぶと真剣な眼差しで少女の肩を抱く




振り払わられた




そりゃそうだ


一時間程、本気の素振り


三十路は汗だくである


「いや良い良い!ほんっとそういうの良いからっ 近いし~」


でもまぁ


「あ、そっそうだよな すまんすまん」


「あたしもその、ちょっと、、過剰かじょうんなってたし   ごめんなさい」


キモいとか言われなかっただけ良い方だと思うことにしよう


素直なギャルが丁寧に頭を下げている



のに



「ぁ? んだよ仲直りはえぇな、私らはもう行くからゆっくりいちゃラブすると良い」


やっぱり余計な言動をはさむ


「はっ!? バッ違っ、もぉ!も~そんなんとちっがうし  ほらラフィも!今日はカレーだよ! 好きでしょ!カレー」


茶々が入ったので上手い事、その茶を濁す形となった


少女の後ろを


「ん~違牛~?  ふむ、、今日はビーフカレーなのだなぁ」

とか言って付いていくエルフ、もはやシカトされる事に慣れて来ているまであるかもしれない


ダシに使われた上にこの扱いはちょっと可愛そうなのでお肉は鶏だが多めによそってあげる事にしよう


「あ、それとさ~ジン! あたしにもさ~エバと一緒に~」


少女が振り返る


「ん、あぁどした?」









「例の板   見せてよ」









避けていた分、直接


胸を抉られた



そんな気がした


ノリが全て軽い訳でも無いっていう

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