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133 愚者

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

12/8 17:40


「あら?私が最後だったのね 18時からだったはずだけれど、ふふ、王様と言うのは案外お暇なのかしら?」

会議室の扉を開けキドナが大王ディーンに微笑みかける


「ははは、ずっと楽しみにしていたのだよ」


「それはフェリスの事かしら、それともキーロの事、、あら?どうしたのその頬」

席へ座りながら白衣を折り、キーロの傷に気が付く


「あ、いやちょっと  他の方と揉めちゃいまして」


「、、そう 珍しいわね?」


「恐らく嫉妬、やっかみでしょう」

ツンツンした青髪の青年が口を挟む


「ニール、深入りし過ぎるのは良くないですよ 我々はキーロ君と彼らの間柄も分かりませんから」


「これは、、失礼しました」


コン  コンコン


軍師レイが従者に軽く注意を促した所で扉の方から音がする



・・・



「そちら側は三人と聞いていたのだけれど?」


「えぇ、ですので此処の方では無いですか?」


「急ぎですかね、僕聞いておきますよ」

下座のキーロが立ち上り扉を開く



「あ!」


そこには先程の四人が並んでいる


「あ え、えっと、、代表は?」


キーロは一瞬考えるが個人的な考えよりも先に言葉が出る

「緊急ですか?」


「いや、あ~ え~っと まぁその」

目線を逸らし、まごまごと指先が遊んでいる



「すいませんが、個人的な事でしたら後にしてもらって良いですか?」


しばらくもじもじする連中に見兼ねたキーロは苦い顔をしながら小声で話すのだが


「てっめ」


少し大きな声が響く


「やめろ、、いや、でもあれだから」


「早めに誤解を解きたいだけだから」


他の連中が止めながらキャンキャンと叫ぶ



はぁ



誰にも聞こえないくらいの溜息がした


そして

「キーロ もう良いから、席に」

キドナの声が聞こえる


「あ、はい」


続けて扉の外のソレらに一言だけ告げた


「帰りなさい」




「代表、、でも」


その声に反応を示す者はこの部屋にはもういない


「あの!」




・・・




「では、時間も無いし本題から話しましょうか」


「本題、、」


いまだに開いたままの扉と並ぶ連中


「出過ぎた真似かもしれませんが」

ニールが堪らず立ち上がり

一人一人、まるで虫を見る様に流し見てから扉を閉める




「道徳心が無いと言うかなんというか、中々に酷いですね、科学者には多いのでしょうか」

軍師レイは笑いを堪えながらキドナの様子を伺っている


「あなた方も大差無いと思うのだけれど、、まぁ良いわ まずはフェリスらの件なのだけれど」

キドナは何もなかったかの様に淡々と報告書及び、自分の見解を羅列する

「とりあえずはこんな所かしら、キーロも気づいた点は発言してくれて良いのよ?」


「え、えっと~ そうですね、データの通り『首輪』があれば危険はまず無いでしょうし、何より、、二人共に良い子です」


「要するに会っても大丈夫そうだと言う事で良いのだな?」

大王はどこかうずうずとしている様子が伺える


(まぁ、、それはそうなのかもしれない)


「偶に来てもずっとガラス越しでしか見れてませんでしたしね」


「うむ」



(なんせフェリスは)



「早く我が子に会いたくてな」





(ディーン大王と獣、、いや、魔物のハーフ)





(正確には)








合成獣キメラ
















「やっぱり、王と代表が話する場に来ちゃうのはダメだったんじゃないか?」


四人の白衣を着た研究員達はしゅんとした様子でエレベーターに乗り込み、上へと昇っている所だ


「早めに謝った方が良いに決まってるじゃん」


「王様も居たんだしチャンスでもあったよな?」


何処にでもいるのかもしれない


「本当になんでキーロだけは許されるのか分からん」


いくら知識が豊富であろうとも

当たり前の事が分からない

自分の補填しか考えない

目の前の事しか頭に無い


彼らは


よくいる


しょうがない種類の人間だ




チーン




「あ~、くっそくっそぉ、、、あ? あれって」


地上に出て少し前に見える休憩ブース

明らかに少し周りと距離を置いているソコには




見慣れた犬耳の獣とオッドアイの化物が大人しく椅子に腰を掛けている


普通に社会人でも平気でいるんですよねこういう人達

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