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第6話 魔帝国と魔王

魔帝国は魔王城を中心に高い壁に覆われ街が広がっている。


馬車から街を覗くと死の国や地獄の国と呼ばれる国の面影が微塵もない魔族や亜人族が楽しそうに笑い生き生きと生活している光景が目に入った。


「信じられない光景でしょ?詳しい話は魔王様が直接話すと思うから私からはあまり何も言わないけどさ、私はこの平和な光景やここで笑顔に暮らしている人々のことが大好きだし守っていきたいんだ。」


ドアルゴの言う通り目の前に広がる光景は僕にとっては信じられない光景だった。

でもその信じられない光景、みんなが笑い助け合い生きていく、そんな当たり前なのかもしれない光景はけして人族の街でみることができない。だからなのか僕にはこの魔帝国は輝いて見えたし、好きだと感じた。


「降りるよ、スバル」


街の景色を見ていると魔王城の目の前までついておりドアルゴの後を追い魔王城の中へと入った。


魔王城に入るとメイド服や執事服を着た魔族が計10人ほどが出迎えに来た。

そのメイドや執事にオドオドしているとドアルゴが僕の反応を笑いながら魔王への面会の許可を魔王から貰うように執事の1人に指示を出した。


「アルさん、魔王様ってどんな人なんですか?」


「強い人だよ、見た目は可愛い人だけどね」


「可愛い人とは?」


「言葉のまんまだよ。てか何度も言ってるけど詳しい話は魔王様に直接会ってから聞きなっと、ちょうどいいタイミングで戻ってきた!」


「お待たせしました。ドアルゴ様。スバル様。

魔王様のところまでご案内いたします。」


ドアルゴとしばらく話をしていると先ほど面会の許可を貰いに行ってもらった執事が戻ってきて執事について行くと大きな扉の前までやってきた。

大きな扉からはとてつもない威圧感を感じこの扉の奥に魔王様がいること、そして今僕が今まで敵視していた魔族の本拠地にいることを実感した。


執事がドアをノックするとドアの向こうからどうぞ。という女性の声が聞こえ、執事が大きなドアを開けた。

鳴れたようにドアルゴが先に入っていき僕はドアルゴから離れないように後ろからついて行った。


「よくお越しくださいました。

そしてよく見つけ出し連れてきてくださいました、ドアルゴ。」


目の前に現れたのは綺麗な漆黒の瞳と髪、昔話などに出てくる悪魔を体現したかのような翼と尻尾をもつ可愛らしい少女だった。

可愛い少女と言っても彼女の中には幼さと共に魔王としての風格やカリスマ性が確かに感じる。


「初めまして、私が現魔王エミル=フルブラッドです。そしてお越しくださったこと心から感謝します。

……ずっと会いたかったですお兄さん!」


そう言うとエミルは先ほどまでの魔王としての雰囲気が一気になくなり僕の胸に飛び込んできた


「え!?」


『Sランクパーティーを追放された回復魔術師は魔王軍として生きていく』を読んでいただきありがとうございます。




ブクマ、評価コメントをしていただけると私のやる気につながります(*'ω'*)


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