表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/25

第二十項 艱難辛苦を乗り越えて、極北に立て

 紆余曲折を経て、ついにツインテールのルーツの解明に成功した筆者。これによって作品にツインテールを登場させるための設定も見えてきた。多少の強引さを孕みつつ、いよいよここから自身のオリジナルツインテールキャラが生み出される!

 まあ、証明できようができまいが筆者にとってそんなルーツはどうでもいい。必要なのは作品に登場させうる設定だ。ここまでの考察を反映させた場合、作品にツインテール女子を登場させるには、どのようなバックグラウンドをデザインすればよいのだろうか。

 基本、そのキャラ設定はやはりお嬢様にするのがベターな判断だろう。ツインテールは自分でするのは面倒な髪型、つまり、誰かにやってもらっているという設定が最も説得力があるからだ。召使やメイドもバーターで登場させる必要に迫られるかもしれない。それが不可能な場合は母親にやってもらってる設定を採用してもいいかもしれない。だがその場合、母親がいつまでも子離れできない、もしくはツインテール女子がいつまでも母親に甘えまくってるというややこしい設定を用意する必要がある。これは後々のストーリー展開に大いに齟齬が出る危険性があるのであまりオススメできない。

 次にお嬢様ではない場合。こちらはなかなか面倒だ。お嬢様ではないという事は、そのツインテール女子はなにがしかの理由があってヒロイン、もしくはヒロインに近しい立ち位置という事である。小公女説になぞらえればそのツインテール女子は元お嬢様、あるいは金持ちにただ憧れてるだけの女になってしまう。これはどちらも面倒である。どちらかというと後者のほうがまだ楽な気がする。アパート住まいなのに自家用車がプレジデ……黒塗りの高級車みたいな漠然と金持ちに憧れてるだけの安いキャラなら説明にはそう手間はかからない。むしろ五番手ヒロインの性格設定にはピッタリといえる。問題なのは元お嬢様設定のほうだ。ツインテールにしているということは鼻持ちならないタカビー女、そこまではいかなくても、お嬢様な性格である必要がある。でも今は落ちぶれて家は貧乏。なのに金持ちだった頃の自分が忘れられず、性懲りもなく自分でツインテールにしちゃう。こんなキャラ、説明が面倒で仕方がない。ヒロインかセカンドヒロイン級のキャラならそういう裏設定を仕込むのもありだとは思う。だが小公女説でいえば、落ちぶれてなおツインテールにするのはまだ覚醒していない状態、まだ真のヒロインになりきれていない時代なのである。すると中盤あたりでメインヒロイン級に格上げされるイベントを用意せざるを得なくなってしまう。選択肢は二つ。途中でいきなり金持ちになって本物のお嬢様に戻れるパターン。もうひとつは自身が覚醒して未練を引き摺ってた自分との決別パターンである。というか、クリエイター的には決別パターンの一択であろう。

 キャラの一人が何の脈絡もなくいきなり金持ちに戻りましたなんてエピソードをブッ込まれても、ユーザーにしてみれば、ハァ? って話である。しかも本人は全然努力していない可能性が高い。そんなわけの分からぬイベントをツインテールのためだけに入れてたら製作者は間違いなくキチガ……我が道をゆき過ぎる作家の烙印を押されるだろう。いやむしろ伝説的作品として歴史には残るかもしれない。悪い意味で。

 なので、必然的に決別パターンになるのだが、こちらも大いに問題がある。

 本人が覚醒していない状態であるならば、ストーリがラストに至る過程のどこかで覚醒イベントを起す必要がある。ヒロイン、もしくはセカンドヒロイン級のキャラなのだから。

 このイベントを起さぬままに大団円を迎えたならば筆者的にはその脚本はクソである。いうなればロボットアニメの中盤で二機目の主人公ロボが登場しながら、そのロボが出撃しないまま最終回を迎えるようなものだ。そんなラスト、日本全国のロボットアニメ少年は納得すまい。伏線を張りながら回収もせずにストーリーを終わらせては手抜きとかスポンサーへのおもねりとか言われても仕方がない。まあ、番組打ち切りとか、大人の事情がからんでくると一概にそうとも言えないのだが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ