表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 『若者の心』  作者: 狐火祐貴
3/3

おにぎり

ありそうな場面を思い浮かべました

いつもお昼におにぎりを食べる

昼休憩になりコンビニへ

今日はツナマヨと昆布にした


いつもの公園に着いたのは丁度正午

公園にあるお気に入りの場所に行こう

鳩を振り払い歩き出す


いつものベンチには先客がいた

黒髪の長い女の人

彼女はサンドウィッチを頬張ってる


いつも一緒に食べてる人

僕達は二人で昼ご飯を食べて

たわいもないお喋りを


いつも僕達は笑い合った

いつしか僕は彼女を好きに

でも、勇気が出せない


いつもの関係を壊したくないから

言わなかった言えなかった

でも、今日は言ってみよう


いつもの関係より望む関係に

好きですと伝えよう

返事は期待通りにいくよう願う


いつもならお別れする時間

僕は彼女の名前を呼ぶ

快晴の空模様が僕を後押ししてくれる


いつもと違う雰囲気

彼女も不思議そうに僕を見つめる

好きですと言葉にした


いつもは見せてくれない表情の君

驚いたように嬉しそうに

僕は成功したみたいだ


いつもと違う気分の僕

嬉しくて手を挙げて喜んだ

すると、手に持っていたおにぎりが



いつも通りでないことの連続

おにぎりは地面に落ちる

転がるでもなくただ足元に落ちる


いつもの日常にふっと落ちてく幸運を

捕まえてゆきたいと思うから

僕は生きています





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ