【雑談】なぜ書けないのか&警察考証【効率性ってなに?】
お久しぶりです。
コロナウィルスの流行による緊急事態宣言も解除されようとしていますが、日常に戻るにはまだ時間がかかりそうですね。皆様が元気で過ごしていますように、祈るばかりです。
そんな中でも、なろうで新作を発表したり連載を続けられている方を尊敬しております。
私自身引きこもり生活のなかで、皆様の作品を読み癒されていました。同時に、自分も小説を書きたい、と情熱を燻らせながら、しかし全くそれが実現できない日々を悶々と過ごしていました。寄稿を予定していたアンソロジーに投稿することができなかったり、もうどうして自分はそんなにできない奴なんだろう、と自己嫌悪に駆られたり。
どうしてそんなに書けないんだろうか。自分の生活を分析してみました。
――の前に。作品を書く情熱がある方はどういう状況でも実現するでしょうし、書かずにはいられない、執筆がルーティン化した作家向けの方なんだと思います。私の場合、確実にただの言い訳になりますが、自身の生活効率化のため振り返ってみようと思います。
今年からのことで、まず第一に挙げられるのが、冬休みやコロナのせいで学校と園がお休みになったことですね。
アイディアが浮かんでプロットを作るまでは、だいたいが頭脳労働なので、家事育児中しながらでもできるのですが、それを実際にかたちにするには、私はひとりの時間に集中して取り組まないと無理なようです。
でも最近ようやく少しずつひとりの時間ができて、実は昨日、新しい作品を投稿しようとしたんですよ。午前中に家事を済ませた後、急いで投稿の準備を終え、夕方に投稿するつもりでした。
が、午後に子どもたちが帰ってきて就寝するまでまったく時間が作れなくてですね、結局無理だったのです。午後から明らかに時間の流れがおかしかったね。
家事や育児が大変なのはわかるけど、少しくらい時間作れないの? いったい何やってんの? って思っちゃいますよね。私もそう思います。
下校した子どもに手を洗わせたり、マスクと給食の食器セットを洗ったり、学校と園のお便りを読んで次回の登校に必要なものを用意したり、子どものケンカの仲裁をしたり、寝かしつけしたり(もれなく一緒に寝る)……具体的にいえば色々あるのですが、世間一般的な主婦の生活です。同じ主婦でも趣味を両立させている人は山ほどいるので、私はどこかでやっぱり時間の使い方が下手なんだな。
作業をしている間も、中断させられることが多いです。
しかし悪いことばかりでもないかなぁと最近思い始めていて。
執筆が捗っているときに中断させられると「あぁあああ!」ってなりますが、キリの良いところで中断するよりも、目に余る部分が多いので再開がしやすいことに気づいたからです。
また、昨日勢いで投稿しようとして断念した作品も、今日また冷静になって推敲することで、ちょっぴり良くなった気もします。あくまで気持ちですが。
☆ ☆ ☆
相変わらず雑談続きです。
久しぶりに連載をしますが、羽野にしては珍しく殺人事件を扱っています。
(『被害者さんが、落ちてくれない』という作品です。)
私は推理のジャンルとして、日常の謎を偏愛していますが、人が死ぬミステリーが嫌いなわけではありません。むしろ好き。
なぜ自分が書かないかというと、警察考証に自信がないからです。
事件が起きると、警察のどの部署の誰がどういう手順で捜査するのか――それらが、よくわからないからです。警視庁と警察庁の違いもわからなかったし、ショカツはドラマ上の造語(つまり湾岸署ね)だと思っていました。酷いもんです。
あと個人的に、警察があまり好きではなく、苦手だからです。
なぜなら今は昔、警察官採用試験を受けて不合格だった、苦い思い出がありまして……。
それも当然。当時の私は大卒後に公務員になれたらいい、くらいのモチベーションでいたので(なんてアバウトな人生設計。若い人は真似しないでね)、公務員試験で日程が被らないものは出来るだけ受験していました。
予備校で対策してもらっていたので筆記試験は通りましたが、二次試験で、ものの見事にふるい落とされちまったわけです。だって私……握力23くらいしかないからね。どうして警察官になろうと思ったんだろう? こういう奴は試験受けちゃダメですね。反省しています。
特に面接試験は今でも忘れられない。面接官には偉い方もいらっしゃったんでしょうけど、「スピード違反をしたことがあるか?」と聞かれて、当時の私は教習所でしか運転したことがなかったので「ありません」と正直に言ったら、「一瞬もないと言えるのか? 誓えるのか?」て変な威圧感を与えられて、「ありません!!」って必死に答えて。どう考えてもおかしいでしょ?笑 このやり取り。
でも、そのときの面接官の迫力が半端なくて、めちゃくちゃ怖かったのは覚えています。悪いこと何もしてないのに……。就職後に警察署のかたと仕事で接する機会があったけど、一見にこやかに対応してくれても妙な迫力が感じられる瞬間があって、やっぱり独特な職種だなぁ、と。
まあ以上は完全に個人の偏見です。(警察官のかたごめんなさい)
警察を描くのはちょっと、なんだけど、殺人事件のミステリーを書くのは書き手として一度はやってみたいことでした。
で、自分なりに調べ、『警察24時』を見たとき、ああこういう事件はこの部署が出動しているのだな、と何となくわかるようにはなったのですが。
ある書籍に、『推理小説によく使われる「ホシ」や「ガイシャ」は、実際はほとんど遣われない』とありました。プロットの段階で使う勢いだったので、「ええそうなのかぁ」と涙ながらに削除しようとしましたが。ふと思ったわけです。
あまりに現実離れしたことは書かないほうが勿論いいけど、リアルを忠実に守ることは、必ずしもエンターテインメント性を高めることにはならないかなぁ、って。「ホシ」や「ガイシャ」は現実では遣われないのだろうけど、警察小説の読者の間では、むしろ馴染みのある用語です。
この場面では「ホシ」って表現がしっくりくるな、ってときは創作上使ってもよろしいんじゃないか。そう感じた次第です。
で、アマチュア作家の私は結論として、身も蓋もないですが、「趣味だからいいじゃない」。そう割り切ることにしました。楽しんで書いていきたいと思います。
今回の文章は一際ひどいな。
エッセイは推敲も緩い感じです。すみません。ここまでお付き合いいただいた読者様、ありがとうございました。




