漫画編1―カイジと零
久しぶりの投稿がマンガ……スミマセン。
正直なところ、小説よりも漫画の方が読む冊数だけならダントツに多いです。
小学生の頃から兄弟と競うように漫画を集めまくり、友人たちから「漫画の王様」と称されていた私ですから(嘘)。
少年マンガ、少女マンガ、青年マンガ……面白ければジャンル関係なし! 乱読です。
今回は、福本伸行先生の名作ギャンブル漫画・カイジシリーズ。
映画化されているので知名度は高いと思いますが――推理小説が好きでカイジが好き! というかた割と多いのではと予測してみます。
『限定ジャンケン』や『Eカード』のゲーム攻略は、ミステリーの要素が満載ですし、賭博破戒録の沼攻略は大掛かりな物理トリックが用いられています。
賭博堕天録の麻雀は――私はまったく麻雀に通じていませんが――十二分に楽しめます! どのようにイカサマを見破るかに注目、いや刮目!
カイジは人間ドラマとしても傑作なんですが(特に『チンチロ編』と『鉄骨渡り』は泣ける!)、読むと非常に疲弊します。感情移入し過ぎてしまうからでしょうか?
そういうのが苦手、というかたには『賭博覇王伝 零(ZERO)』がおススメです。
カイジは、「賭け事には天賦の才能があるが駄目人間」であるのに対し、零は生まれながらの天才タイプ。人望も厚い。
大富豪が全財産を賭けるギャンブルの『代打ち』を決めるために集められた候補者たち。
彼らが競う舞台は、ギャンブルと遊園地の融合施設「ドリームキングダム」――で開催される試験が、もうとにかくハチャメチャで、下手すれば命を失うというゲームも……。
極限状態で、零の圧倒的な知識と推理力が冴えます。
私のお気に入りゲームは、『鏖の魔女の館』と『失われたリング』。『アンカー』は審判が卑怯すぎて欝になります……。
(2016.4.14)
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絵が苦手、と敬遠するには勿体ない名作ですよ!
今お気に入りなのは、スピンオフ作品の『中間管理職トネガワ』。なんと【このマンガがすごい! オトコ編】で第一位に選ばれたらしいです。(マジかよ…)
(2017.8.17)