刹那の現在したいことは部屋の片付け☆
元々多趣味の刹那だが、ミニチュアの家具なども実は集めていたりする。
昔、シルバニアファミリーと言う、ウサギさんや熊さんの家族に、家具、が別売りで、お家が売られていた。
お家には、そのお家限定の家具と、お人形がついていて、昔、初期のシルバニアファミリーを集めていたので、今あれば、その家に、ミニチュア家具を設置してみたり、ミニチュアフィギュアのテディベアが、昔のど飴のおまけでついていたが、それも集めているのでそれを飾りたい。
と言っても、もうすでに、シルバニアファミリーのお家はいとこの家に行っている。
すべて、失われることが前提だったので、逆に最近は執着することが多い。
貰っても、家族が……特に母が、
「良いなぁ……」
と言うと、渡してしまうしかない。
何だかんだと理由を着けて、持っていく人なのだ。
もしくは実家にいた頃には、置いておくと無くなっていた。
諦めるしかない。
ショックでも、いくら返してもらおうとしても、戻ってくることはない。
母は、一度だけ、豪華なものをくれたことがある。
19才になった日に、四角いトパーズの大きな石のついた指輪をくれたのである。
祖母が、とある人に、お金を貸してほしいと頼まれ、代わりにと置いていったらしい。
あると言うことは、お金は帰ってこなかったのだろう。
「形は古くさいから、台座だけ取り替えてもいいわよ」
と言われて受け取ったが、しばらくして、箱ごと無くなっていた。
後で聞くと、兄のお宮参りの一式と共に、質屋に持っていったらしい。
「そんなにしなかったわ」
と言う母の感性と、人には、
「人の葉書の文章を勝手に読まないの‼」
と、年賀状の写真を見ていたのを注意された自分のどちらがまともだろうと思う。
母は一度だけ私の部屋に入ってきたが、テディベアには触れてもらいたくなかった。
金目のものとしか……見てくれないだろう。
ミニチュア家具は、シルバニアファミリーだけでなく、ブライス人形も家に飾っているので、その子達のスペースも実はほしい。
ブライス人形と言うのは、大きな瞳と頭の大きなリカちゃん人形の小型版と言う感じで、大きな瞳は、色々と選べたり、瞼が開いたり閉じたりでき、髪の毛の色も選べる。
お洋服は自分で作ったりできるようになっていて、ブライス人形の作家さんもいて、ドレスをつくってもらえる。
刹那は、型紙を持っているので、自分で作ってみようと思っているが、本格的な方は、ゴスロリなどのドレス一式、お人形のカスタマイズまでしていただける上にまつげを増やしたり、瞳もご自分で作られる人もいるらしい。
そのぶんお金は高くなるが、本当に美しい人形の写真に脱帽である。
でも最近は、やっぱりテディベアが可愛くて、テディベアのために部屋の模様替えがしたいと思っている。
無機質なプラスチックケースまみれの部屋を、リサイクルショップで1000円程で買える籐家具に変えたいのだ。
プラスチックケースは、小さいもののクローゼットに締まってしまいたい。
テディベアには、優しい色の家具が似合うと思う。
元々籐家具が好きで、良く、リサイクルショップで籐家具を見つけては、
「欲しいなぁ……クローゼットを片付けて、プラスチック家具を仕舞い込んで、籐家具の引き出しやコートとかを引っ掻けるようにして、きれいにしたいなぁ……ゴミゴミよりもはシンプルがいいんだけどなぁ」
と呟いていた。
高かったら困るが、コートを吊るすことのできる、下側に引き出しのある棚でも1600円程で、見ているだけでもうっとりする。
本当はハイベッドにして、狭い部屋を広く使うのも夢である。
でも、一番は、テディベアに似合う部屋。
テディベアと本と、多肉植物に囲まれていきるのは、自分自身にはあっていると思う。
でも、思うのは、何時までも、このままではダメなこと。
表に出ることを考えた方がいいのだろうかと思う。
でも、フリマで売る。
テディベアは売るつもりはない。
代わりに作っているものを売っていこうと思っている。
それを、どうやってうまく売るか……それを、考えていけたらと思う。
でも思うのは、商売と言うのは、相当な負担を強いる職業である。
ネットフリマも厳しいが、現実フリマの厳しさはそれ以上である。
頑張れるか?それが正念場である。