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わかりにくい詩たち

空に昇って行くぽん太

 ぽん太が空に昇って行った


 死んだんじゃない、飛んだのだ


 白いたぬきの身体に翼生やして


 翼はすぐに太陽に焼き尽くされた


 そしてそのまま昇って行った


 ぽーん


 ぽーんと


 よくわからない音立てて


 ふわんふわんと昇って行った


 重力なくなったみたいに




 無表情で力が脱けてて


 なんかたぶん楽しそう




 ぽん太はあたしのペットだから


 あたしはにこにこ見守った


 呼べば戻って来るいい子だし


 逃げたりなんかもするわけないし


 あの子はあたしになついてるって


 親バカみたいに信じてる


 ミルクが欲しいに決まっているし


 ササミも欲しいに決まっているし


 あたしの膝にほっぺたつけて


 ごろんってしたいに決まっているし





 そしたらそのまま昇って行った


 決して帰って来なかった


 あたしはそれでもにこにこし続けて


 ただ雨が降らないことを祈ってた





 下から見てもほんにかわいい


 たぬきのきんたま、ぽんわぽわ


 まんじゅうみたいなあたしのぽん太


 たぬきのきんたま、ぽんらぽら





 いつでもここに


 お家があるからね



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― 新着の感想 ―
ありがとう、ぽん太( ノД`)シクシク…
[一言] あ、 いま ぽん太くんが見えた気がした 目を凝らしたけど ぽんわぽわのたぬきのきんたまは( *´艸`) 見えなかった
[一言] 素直な気持ちでさようならを伝える素晴らしい作品でした。
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