Black or White? or...
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俺はよく無愛想と言われる。恐らく、自分本位なのだろう。他人にあまり興味がなかった。
だが、その割には友達がいた。女子にも嫌われてはいなかった。
学校を休んでいる期間も、サボりかガリ勉しているかどっちかでしょ、位にしか思われていなかっただろう。
一部の友人には"発作"の事を伝えてあって、皆許容してくれた。今まで知らなかったが、皆それぞれ辛い思いをしていた…そんなことを知るきっかけにもなっていた。
山口佳子は去年同じクラスになった。
流行りのグループワーク的なものでよく同じになり、親しくなった。
気さくな性格で、男女問わず好かれている。
容姿は可愛い。
なので、無論、彼氏がいる。
俺は女子が得意じゃないので、少し男慣れしている女子としかあまり仲良くなれない。
距離感が近すぎたり、私の事どう思ってるの?的な試されてる感じがどうも合わない。
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予定の時間になると、山口佳子は現れた。
「ごめん、待った?」
「いや、今来た所」
こんなテンプレのようなやりとりの後、焼肉を食べに行く事にした。
…
「急に誘ってごめんね〜。授業でグループワークしてるんだけど、グループの子と気が合わなくて。なんか嫌になっちゃった。」
「グループワーク多いよな、あの学校。やめたほうがいいのに。」
「ホントだよね〜。まぁ、これから必要なスキルだって事はわかるんだけどね〜。彼氏も束縛多くてさ〜。」
「あんまりうまくいってないの?恋愛って怖いからつい束縛で安心得ようとしちゃうんじゃない?」
「そういうものなのかな〜。なんか彼氏、自信が無いんだって。私を幸せに出来るかわからないって。」
…。
そんな会話をしているうちに、予約した焼肉屋に着いた。
「18時から予約した本田です。」
「はーい!こちらの席へどうぞ〜」
少し緊張しながら、席に着いた。