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青と黒の狭間  作者: 島七枝
4/7

Days,extraordinary.

俺は、全て辞めた。まずはSNSのアカウント、全て消した。そうしないと気が休まらないと考えたからだ。ただ、家族や親しい一部の友人と山口佳子の連絡先だけは取っておいた。


そして、自室に引きこもるようになった。

オンラインゲームに没頭した。何故なら唯一、自分の意思で体が動ける動機だったからだ。正直オンラインゲームが楽しい訳じゃない。(いや、面白いが。)

ただ、没頭できる。それだけで良かったのだ。それが達成できればなんでも良かったのだ。


同級生では、タバコやお酒、ギャンブル、一部では麻薬にハマる人間もいる。アメリカ留学から帰ってきた友人の間では、アメリカではweedが流行っているともちきりだった。


俺はゲームに縋った。それだけの事だ。



ゲームで時間を浪費した。そうすれば気が紛れるんじゃないかと一筋の希望を持って。

自分が今、生きる為には、それしかなかった。



1ヶ月ほど経ったある日、山口佳子から連絡があった。

"お久〜元気?…じゃないよね。具合どう?良かったら今度ご飯でも行こうよ。最近つまんなくってさ。空いてる日教えてね〜"


こんな自分を誘ってくれるなんて、なんて優しいヤツなんだ…と素直に思った。

ほとんど外に出ていなかったが、その甲斐あって、少し落ち着いてきていた。

定期的に、少しドロップアウト気味の友人とも遊んでいたので、たまにはいいか、と空いてる日を伝えた。そして、今度山口佳子と遊ぶ事になった。


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