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軽くですがいじめ描写がありますm(_ _)m
最近、隣に越して来た小さな男の子と友達になった。
その子と居る時だけは、わたしのまわりは明るい気がしていた。
それはいつから始まったのかも分からない。けれど、確かにそれは教室の中で行われていた。
「ギャハハ」
「あいつウザいよね」
「わかるー。何で毎日学校来んだろ死ねばいいのにー」
「言い過ぎだって、ウチらがそんな事言ってたってバレたらウザい担任がああだこうだ言って来るって」
「あっそっか、じゃあ、態度で示す?」
毎日飽きもせずに彼女たちの下品な笑い声が教室の中でこだましている。
そうして彼女たちの向く視線の先に居るのはわたし。 ああ、今日もまた昨日と同じように彼女たちからの嫌がらせが始まるのかと、気分が急降下していく。
猫なで声でわたしを呼び、そうして好き勝手に罵倒していく。 早くこんな時間過ぎてくれればいい。いっそ、死んでしまったら楽になれるかもしれない。
わたしと同じ目に遭いたくないから他のクラスメートは見てみぬ振りか、時には彼女たちに便乗してわたしの事をいじめていく。
毎日毎日こんな事の繰り返しで、彼女たちの誰かが言っていた通りわたしは何の為に学校なんか通ってるんだろう?
でも、何かの本だったかで、死んだら負けだとか書いてあったような気がする。
ああ、でも、こんなにうるさい毎日だったらわたしなんて居なくなってもいいかな? でも、小さなあの子はわたしが居なくなったら悲しんでくれるだろうか?
そうだったらいいなと夢想しながら今日もまた時間が早く過ぎる事を祈る。