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ななしのジャンタ【休載中】  作者: つんば@休止中
本文補足 (ネタバレ有・読み飛ばし可)
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用語集 + 地図 ◇

【ザクゼン侯国 地図】


挿絵(By みてみん)




【五十音順 索引】


▼ あ行


▽アードミラーロ

烟獣であり四柱の黒い竜の内の一体。通称東の竜。ウルキ付近にある枯れ森を縄張りとしている。


▽アガ(アガの実)

ウルキの特産品である果物。背の低い木に生り、トマト程の大きさで味はブドウに似ている。主に酒に加工されておりその味は評判だがドライフルーツには適さない。


▽アガ酒

アガの実から作られた果実酒。製造工程はワインと似ており熟成させることで旨味を増す。密閉技術はあるが手間がかかる為熟成されたものは高価となり、大衆向けのものは熟成期間がほぼ無い為やや酸味と渋みがある。


▽アレス

アシュタルの偽名。身分を隠すために使用する。


▽アルベド団

天星歴1611年にライヌドゥス・レーヴァンがザクゼン侯の命を受け設立。主に覚醒者によって構成されており、虚闇にまつわる「調査」「保護」「討伐」「管理」等の活動を行っている。


▽イリニア公国

国名。ザクゼン侯国の北に位置する、大公を君主とする国。烟獣の出現以降交易が途絶えている。


▽ウルバヴェーノ

地名。ザクゼン侯国の南にある国唯一の港町。コーエル大陸の国々との交易の要であるが貧富の差は激しく、近隣にはスラム街が広がり問題となっている。南の竜メル・ベモーの被害を受けている。


▽ウルキ

地名。グリンハウン家が治める小さな町。アガの実の栽培や酒造、林業等が盛ん。東の竜アードミラーロの被害を受けている。


虚闇(うろやみ)

烟獣の主成分であり、黒化(ニグレド)病の病原であり、覚醒者の力そのもの。所謂"マナ"や"魔素"に近いが、有限であり依存性・毒性も強く黒煙状のものとして目視出来る事から、より物質的な存在。


▽虚闇外在型

覚醒者の特徴でオーソドックスなもの。自らの虚闇(ちから)を外部(主に琥珀晶石)に保持する。


▽虚闇内在型

覚醒者の特徴でごく珍しいもの。自らの虚闇(ちから)を体内に保持する。虚闇耐性、侵蝕率最大値が高い傾向にある。


烟獣(えんじゅう)

虚闇によって構成された身体を持つ怪物。黒化(ニグレド)病患者若しくは覚醒者の間でのみ物理干渉が可能。また有色部位があればその部分のみ物理干渉が可能。


・虚闇総量

烟獣を構成する虚闇の量。


・虚闇濃度

烟獣を構成する、体内外の虚闇の濃度。侵蝕干渉度数と等しい。


・侵蝕干渉度数

人体の侵蝕率に干渉する数値。虚闇濃度と等しい。


・被侵蝕干渉範囲

烟獣の周辺を覆う不可視領域。領域内では侵蝕率の干渉を受ける。


▽オリーデン

地名。ウルキとウルバヴェーノの中間にある山村。かつて賊による甚大な被害を受け、現在は廃屋が目立つ。



▼ か行


▽覚醒具

覚醒者がそれぞれの虚闇から生成した道具または武器。有色の物は物理属性を持つ。


▽覚醒者

黒化(ニグレド)病患者であった人間が生まれ持った虚闇耐性によって体内の虚闇を支配した状態。また支配した虚闇を操作しそれぞれの特殊能力に目覚めた人間。


▽枯れ森

地名。ウルキから更に東にある森で、昔から怪現象が起こることで有名。現在はアードミラーロの棲みかとなっている。


▽干渉覚醒者

覚醒者の能力傾向。覚醒具を持たない場合が多い。烟獣や覚醒者、黒化(ニグレド)病患者等の虚闇に対し干渉する事が出来る。


▽感知覚醒者

覚醒者の能力傾向。覚醒具を持たない場合が多い。烟獣や覚醒者、黒化(ニグレド)病患者等の虚闇に対し感知や分析をする事が出来る。


▽感知特化型

感知覚醒者の中でも特に感知能力に特化した覚醒者。覚醒具を持つ場合が多い。


▽黒い竜

烟獣の俗称。遠くから見ると竜のように見えることからそう呼ばれるようになるが、伝承や空想世界のドラゴンとは別物。


▽眷属烟獣

大型烟獣の身体を構成する虚闇の一部から生まれた烟獣。虚闇は有限であるため眷属烟獣の虚闇総量によって大型烟獣の虚闇総量も変動する。


▽コーエル大陸

海の向こうの大陸。様々な国や文化があり、それらはウルバヴェーノを通じて伝わっている。


▽琥珀晶石

ザクゼン侯国の首都近くでのみ確認されている鉱石。体内外の虚闇を吸収する性質がある。採掘から配布までアルベド団が全て管理している。黒化(ニグレド)病患者の虚闇による肉体の侵蝕速度を和らげると同時に、覚醒者となった際も虚闇による肉体への負担を軽減するという役割もある。



▼ さ行


▽ザイディアゴラ

地名。森とピルゴス山脈に挟まれた辺境の町。西の竜シアヴァスの被害を受けている。


▽ザクゼン侯国

国名。ランクルフ・ロウ・ザクゼン侯爵が現君主。


▽シアヴァス

烟獣であり四柱の黒い竜の内の一体。通称西の竜。ザイディアゴラ付近の森を縄張りとしている。


▽小国の英雄物語

ザクゼン侯国近隣に伝わる物語。天星暦600年頃のものと言われている。


▽人工覚醒具

何らかの物質をコアとし、虚闇を人工的に定着させた事で作られた覚醒具。コアは確率で破損する為耐久性は低い。魔具と呼ばれる事もある。


▽侵蝕率

虚闇による肉体への干渉度。主にパーセンテージで示され最大値は100とされる。ただし生まれ持った虚闇耐性によってその最大値には個人差があり、普通の人間の肉体ではおよそ50~70%が限界となっている。


・侵蝕率進行値

黒化(ニグレド)病の進行指数。30日間での侵蝕率平均値の上昇数。


・侵蝕可能最大値

誘導侵蝕や黒化(ニグレド)病での侵蝕に耐えられる最大値。


・侵蝕時発動能力

侵蝕によって引き出される虚闇の持つ本来の力。侵蝕率が高ければ高いほどより優れた能力を引き出す事が出来る。


▽セム河

ザクゼン侯国の北の国境となっている河。



▼ た行


▽耐性覚醒者

覚醒者の能力傾向。覚醒具は持たない。特別な能力は無いが、虚闇への耐性が高く、人工覚醒具との相性が良い。


▽タルアム

地名。北の国境付近の町。


▽ツェーレルク

地名。ライヌドゥス・レーヴァンが管轄する町であり、アルベド団本部がある。



▼ な行


▽名無しの子供

予言の書に記されていた謎の存在。


黒化(ニグレド)

虚闇に侵蝕を受けた状態。目眩や高熱の後皮膚の一部が黒く変色し、その部分からは黒煙が目視出来るようになる。また、この黒煙に触れる事によって二次感染による被害拡大の恐れもあるが、その確率は低い。完治することは無く、九割以上が死に至り、残る一割が覚醒者となる。



▼ は行


▽ピルゴス山脈

ザクゼン侯国の北北東から西へ伸びる山脈。


▽武装覚醒者

覚醒者の能力傾向。覚醒具が武器としての性能を持ち、克つ一段階身体能力強化スキルを持つ覚醒者。


▽忘却者

侵蝕率が限界値を越えながらも肉体が滅びることもないまま虚闇に乗っ取られた状態の人間。人間を(コア)とする烟獣と分類され、アルベド団の討伐対象。人間に戻ることは出来ない。



▼ ま行


▽ミェーチー

烟獣であり四柱の黒い竜の内の一体。通称北の竜。レンヘルシュタット付近のピルゴス山脈を縄張りとしている。


▽メル・ベモー

烟獣であり四柱の黒い竜の内の一体。通称南の竜。ウルバヴェーノ付近の森を縄張りとしている。



▼ や行


▽誘導侵蝕

覚醒者が自らの意志で一時的に侵蝕率を上げる事。加減を間違えば肉体が損傷する等のリスクがあるが、能力値は大幅に増加する。


▽予言の書

出所不明の書。さして古い物ではないが、書かれている内容は悉く的中している。



▼ ら行


▽ルジルファ

小国の英雄物語で王に討たれた悪魔の名。虚闇の始源。


▽レームドルク

地名。首都から離れた山村で、アシュタルが軟禁されていた屋敷がある。直轄管理区。


▽レンヘルシュタット

地名。ザクゼン侯国の首都。直轄管理区。


▽ローデンドルク

地名。辺境の地である事に加え邪教徒の村と噂されており、外部の人間が近付く事はあまり無い。



▼ わ を ん


▼英数字



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