俺とイノシシとライオンで
投稿が遅れてしまいました。
すみません。
これもけっこうあわてて書いたので
間違いや変なところもあるかもしれませんがよろしくお願いします。
「痛ててて、どうなってんだよ・・・」
倒れている体を起こし、ぐるっと辺りを見渡したところここは草原のようだ。
フィールドぽいな。ってことはモンスターもいるのか。
とりあえず出口か安全な場所を探さないとな・・・
ってことで5分ほど歩いてたんだか・・・
ただいまライオンみたいなやつと睨み合っている・・・
なぜかって??
寝てたこいつのしっぽを踏んじまったからだ!!
マジいきなり吠えて来た時は心臓が止まるかと思ったぞ・・・
話を戻そう。
このゲームでは、モンスターの名前、レベル、HPを知ることができる。
ただしモンスターのレベルが自分より最大20レベル以上高くなると分からなくなる。
そしてこれが今にらみ合っているライオンのステータスだ。
??? LV?? HP????
まったく分からない。と言うことは最低でも20レベルは差があるのか。
攻撃が当たったら1撃でやられるな・・・
最悪な状況だ・・・
このモンスターは知能があるようでこちら警戒してなにも仕掛けてこない。
おれは正直怖くて動けないだけだが(これを蛇に睨まれた蛙というんだろうな)・・・まあ、それでも必死に睨む。
なぜならそうしないと今にも飛びかかってきそうだから・・・
と、10秒ほど睨み合っていたのだがその均衡を破ったのは
おれでもライオンでもなく第三者だった。
ブオォォォォという鳴き声と共に猛烈なスピードで駆け寄ってくる・・・イノシシ・・・
「なんだいきなり!!」
なんて言っている内にイノシシは俺ではなくライオン吹き飛ばした。
吹き飛ばされたライオンはすぐに起き上がり俺を無視してイノシシに体当たりをしてそのまま2匹が戦闘を始めた。
「なぜ??」とつぶやきながら、ライオンの恐怖から開放されたのに対して少し安心したが
すぐに目の前でおきていることを分析し始める。
その1、見た感じイノシシとライオンは敵対する関係のようだ。
(つーか、なんでこんなとこで寝てたんだよライオン・・・)
その2、完全に自分たちの世界に入っていて、おれの存在を忘れている。
(ラッキーっちゃラッキーなんだけどなんでモンスターがプレイヤー無視してんだよ・・・)
その3、ついでにおれは腰が抜けている。
(にげれなくなってしまった。)
だれだ!!その3に突っ込んだやつは・・・
しかたなだろ、いきなり猛烈な勢いでイノシシが駆けて来たんだぞ。
驚いて、腰抜かしてもおかしくはないだろ。
というか、この状況どうするか・・・
俺は動けないし、あの2匹は完全に自分たちの世界に入ってるし・・・
っと、ここから抜け出す策を考えていたその時だった。
急に2匹が少しずつ姿を変え始めた。もう少し詳しく言うと、
イノシシは牙が伸び目が赤く、ライオンのほうは爪と牙が少し伸び、たてがみがさかだっているのだ。
まてよ。掲示板にこんなことが書いてあったようなような気がする。
えーと、確か・・・βテストでの終盤でモンスターの1部がHP全体の10分の1を下回ると怒り状態へと変化し、
攻撃力やすばやさ、守備力などが1.5倍ほどになるって書いてあったような・・・
ということはもう
どちらももうHPが10分の1なのか??
それなら、両方同時に倒れると俺は助かるんだが・・・
っと思ったが、そううまくいかないもので牙がさらに伸びリーチが長くなったイノシシのほうが
どうやら優勢だったようでライオンがポリゴンとなって消えた。
このとき俺は、このまま帰ってくれないかな~っとバカなことを一瞬考えたが
そんなはずもなくゆっくりとこちらを向いた。
「やばい、どうしよう・・・」
っと、思っていたらいきなり突っ込んできた・・・
反射的に座ったまま、横に跳び牙が足を少しかすった程度に収まったと思ったが
HPを見ると6割ほど削られていた・・・
「マジかよ、あの牙が直撃したら即死じゃないか」
とりあえずスライムが落とした薬草を使いHPを全快にさせる。
「どうするか、逃げることはできないよな・・・
今ので、腰も治ったし最後の最後まであがいてみるか!!」
そう決めた俺は背負っている太刀を抜きイノシシのほうに向ける。
ライオンの時と似たような状況だが、もう覚悟を決めたためか、不思議と臆したりせず、
むしろ何でもできそうな気持ちになる。
「ブオォォォォー」と叫びながら突っ込んできたイノシシをステップで横にずれて避ける。
そして、すれ違いざまに太刀を斬りつける。
このゲームでは攻撃が当たればどんなにレベル差があっても1は与えることができる。
なので、よけ続けて少しずつダメージを与えていこうと俺は思った。
避けて斬る・・・避けて斬る・・・避けて斬るを繰り返し、
MPもなくなり、スライムから取れたMPを回復させる魔法草も底をつき避けることが
できなくなってしまった。
そんなのお構いなしにイノシシは俺に向かって突っ込んでくる。
避けることができないと分かっていたので思い切って賭けに出ることにした。
イノシシの牙と牙の間には人1人が入れるか入れないかぐらいの空きがある。
その間に太刀を突き出し自分は身を縮めるようにして間に入る。
次の瞬間、イノシシの勢いによって太刀が突き刺さる。
そして、次に来るイノシシの体当たりの痛みに耐えるため体に力をいれ目を閉じた
・・・・が、いつまでたっても痛みがこない。
恐る恐る目を開けるとイノシシがポリゴンの塊となって、砕け散った・・・
それと同時にポーンと音が鳴り
<レベルが上がりました>
<新しいスキルを覚えました>
<新しい称号を手に入れました>
と聞こえた。
手元に目を落とすと刃の根元から折れた太刀・・・
どうやらさっきの攻撃でこの太刀の耐久度が0となり壊れてしまったようだ。
「武器のことはあとにしてここから離れよう」
とつぶやき、重い足をゆっくりと前に出して歩き始めた。
新しいフィールドに来てのモンスターとの戦闘でした・・・
もうめちゃくちゃですね・・・
それでも少しずつがんばっていきたいと思います。
読者様の意見より少しずつ他の話を直したりしていきますのでよろしく
お願いします。