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Infinity Role On-line  作者: 私はこたつで丸くなる
1/1

1.寝過ごしちゃった

これはとても暇だった入院中にメモ帳に書き溜めた私の欲望まみれの作品?なので苦手な人は見ないほうがいいかもしれないですね、性癖ががっつり入ってます。

 今日は新作ゲームのサービス開始日、ボクは双子の姉が当日は忙しいために一人スタートダッシュを決めるべく開始時間を待っていた。

しかし普段から早寝早起きする癖がついてしまっているせいで途中で眠ってしまい目が覚めると次の日の午前6時半、昨日の21時からゲームにログインしてキャラを作ろうとしていたので思わず声をあげてしまう。


 「寝過ごしたっ!!!」


 ボクは慌ててベッドから起き上がってヘルメットのような形をしたゲーム機を頭につけてゲームを起動しようとしたところでおなかがすいていることに気づいてベッドから降りて寝室を出てリビングに向かった。普段朝ご飯を用意してくれる姉は昨日の夕方からいないので冷蔵庫からゼリーを取り出してふたを開けようとする、しかしボクは力が弱くて開けられない。


 少し粘ったがゲームをしようとしてたことを思い出したので諦めてお茶だけ飲んで寝室に戻る。


 「ボク一人じゃご飯も食べられないなんて...早くお姉ちゃん帰ってこないかな...」


 そうつぶやいた後ボクはベッドに横になってゲーム機を頭につけてログインした。

種族はあらかじめ姉と決めておいた狐獣人、髪色は好きにしていいといわれたので限りなく白に近い青、瞳はライム色にしてほかにいじれる項目を見るが身長は変えられないようだったのでがっかりする。


 ボクたち双子は年齢に対して身長が低いのでせめて自然に見えるくらいの身長にしたかったが仕方がない、初期スキルはたくさんあって考え始めると時間を取られるのでランダムを選んでから名前を入力する。名前はヨリ、現実と同じ名前だが大好きな姉からもらった名前なので迷わず入力して決定を押してゲームスタート。


 まぶしい光に包まれて目をつむって次に目を開けるとボクは噴水の前に立っていた。


 ボクは周りをきょろきょろと見まわしてから自分の服と周りのプレイヤーの服を見比べて地面に膝をつく。


 「出遅れたああああああ!」


 大声で叫びながら地面をたたいているとたくさんの視線を感じたので顔をあげて周りを見るとプレイヤーやNPCから何とも言えない目を向けられていたので立ち上がって逃げるように町の外に出た。


 町から出ると周りから見られることはなくなったのでひとまず落ち着いてステータスの確認をした。


name ヨリ

Lv 1

種族 狐獣人

称号 なし

HP 40

MP 60


スキル

料理Lv1、調合Lv1、斧Lv1、伐採Lv1、採取Lv1


装備

武器 石斧

防具 布の服(上下)

   布の靴

所持金 1000G


 斧と伐採...樵かな?木ってお金になるかな?ランダムにしたから変なのが来るかもしれないと思っていたが所詮初期スキルなので後からSPスキルポイントを使って別のも取れるだろうし気にしないことにした。


 ステータスの確認を終えて腰に吊ってあった石斧を手にもって軽く振ってみて問題なく使えそうだったので、ステータス確認中に何人かのプレイヤーが向かっていた草原のほうにむかって歩き始める。


 「そういえばチュートリアルとかないのかな?最初のモンスターはなんだろう」


 奇襲されないようにできるだけ、周りを警戒しながら歩いていると少し離れたところで白い何かが飛び跳ねたのでボクは斧を構えながらゆっくりと近づく。


 そこにいたのは頭に一本の角が生えたウサギ、大好きなもふもふを見てボクは目をキラキラさせてはしゃぎながらさらに近づく。


 「うさぎだっ!かわいい!」


 声を出してすぐに角ウサギがこちらに気づいて頭突きしてきた。突然のことにボクは反応できず、みぞおちにくらってしまった。そこでようやく目の前のウサギがただのもふもふではなく敵だということに気が付くがボクは攻撃することをためらってしまった。そこにウサギの追撃でボクのHPが4割をきる。


 「むぅ...どうしよう...ボクにはあのかわいいのを攻撃できない」


 角ウサギはボクが武器を出さないのを見て警戒しながら前歯を出して威嚇してくるのでかわいいなぁと思いつつ考える。攻撃をするつもりはない、かといっておとなしくやられるのも違う気がする。


 「後2回攻撃をくらったら死んじゃう...でも攻撃はしたくない...せめて1もふ...」


 ボクはウサギと見つめあった。そしてウサギが再び攻撃を仕掛けてきたので横にずれてよけつつ何とかウサギを触ろうとしてダメージを受けてしまったので残りのHPは2割になった。次が最後のチャンス、どうせやられるならと思い、今度はこちらからウサギに触ろうと近づいて行ったが途中で躓いて転んでしまって隙だらけになったところにとどめを刺されてボクは町に死に戻った。


 この世界のデスペナルティはレベル10から有効になるがボクのレベルはまだ1、ペナルティを受けることはなかったので次は何をしようか考えながら周りをきょろきょろしているとこわもてのお姉さんが近寄ってきたがボクはそれに気づくことができなかった。


 「何か探してるのかい?」


 突然話しかけられてびっくりしながら声のしたほうを向くときれいな赤色の髪で背の高い細マッチョのお姉さんが優しい笑顔をして立っていた。


 「私に話しかけたんですか?」


 「そうだね、困ってそうだったからつい声をかけちゃったよ。怖がらせちまったかい?」


 とっさのことで敬語になりながら首をかしげるとお姉さんは申し訳なさそうな顔をしたのでボクは首を横に振った。


 「いえ、突然話しかけられてびっくりしただけで怖くはないです」


 ボクがそう答えるとお姉さんは安心したようだった。


 その場で軽い自己紹介をしてお姉さんはローズさんということが分かった。ボクはローズさんに草原でウサギにやられて死に戻ったことを伝えると、とても驚かれた。


 「あたしでよければ少しレベル上げと戦い方を教えてあげようか?」


 「ぜひお願いしたいです」


 ローズさんがお手伝いを申し出てくれたのでお言葉に甘えることにして、ボクはローズさんに連れられて草原の先の森に向かった。草原に出るモンスターは角ウサギとレアモンスターでアルミラージという魔法を使う大きな角ウサギだと教わったが森に何が出るのかは着いてのお楽しみと言われているのでまだわからない。


 森に入るとローズさんは小さなポーチと初級HPポーションを5つボクに渡してきた。


 「どうせ持ってないんだろう?もらっときな」


 ボクはお礼を言いながらポーチを装備してから中にポーションを入れる。それを見てローズさんは満足そうに頷いて森の奥に向かって歩き始める。ボクはどんなモンスターが出るのか気になっていたのでローズさんの少し後ろを歩きながら話しかける。


 「ここにはどんなモンスターが出るんですか?」


 するとローズさんは何かを見つけたのか口に人差し指を当てて静かにするように合図をしてから斜め右前方辺りを指さしたのでその先を見ると大きな猪が歩いていた。

あとがきって何書けばいいのかわからんです。

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