31話:グロはシリアスか否か
「動くな! そちらに魔法使いがいることはわかっている! こちらはもはや落ちれば人が死ぬ高さ! 魔法陣が見えた瞬間に、この者の命はない!」
びぃんと響く、思いのほかダンディな声がこちらの抵抗を封じます。
「あんた誰よ!?」
アリスが声を張ります。そうしてる間にも、ドワーフは確実に登ってきていて、そろそろ五十メートル以上の高さには到達しているでしょうか。
「貴様がアリスか!?」
「なっ!?」「えっ!?」
「翠玉の騎士、オズの名に心当たりがあろう!」
うわ出たまた出た! 九星の騎士団!
……なんだろう、もうパターンが少し読めてきましたよ。
これもアレなんですよね、人類史の闇なんですよね。
「もしかしてオズって……」
「ドワーフ……だったわ」
ほらー、やっぱりねー。闇過ぎ。もはや病み過ぎと言っていいかもしれないレベル。三蔵法師とか新選組一番隊組長とか第六天魔王とか騎士王とかが女体化させられる世界と、どっちが病んでいるんだろうなー。あーでもこっちの惑星にも女体化させられた偉人はいたかー。
「貴様が、儂らの先祖より奪いし神の火! 返してもらおう!」
「へっ!?……」
柱の表面は、よく見れば凹凸の多い構造のようでした。
ドワーフは、高所の恐怖などまるで感じてないような様子で、そこへ手をかけ足もかけて、ひょいひょいっと登ってくると、やがて船まで十メートルといった辺りで漸く止まりました。
どうやらそこに、脚を引っ掛けられる窪み(凹み?)でもあったようで、ミスリルの柱から両手を放しています。こわ。
「きゃああああ!!」
「うわ……」「ひっ」
そうしてドワーフは、背負っていたサスキア王女を、枷に繋がる鎖を使って、地上数十メートル(というか百メートル以上?)の上空で宙吊りにしてしまいます。
ドワーフの、自由な方の手が届く先に、サスキア王女の手や頭がある程度の吊り下げに過ぎませんが……勢い、宙でサスキア王女が振り子のように揺れました。
見ているだけでタマヒュンな光景です。タマないけど。
「アリス、神の火って……なに?」
「ドワーフの伝説にある、なんでも溶かして、なんでも鋳造することのできる原始の火……だっけ?……えっ!? なんの話!?」
「とぼけるな! その船こそ! 貴様が神の火を所持する証であろう!」
「は?」「え?」「へ?」
ちなみに「は?」がサーリャで、「え?」が私で、「へ?」がアリスです。
うん、アリスの反応、「なに言ってっか、わっかんねっ!」感、出まくってますね。
「この辺りの岩石は冶金法も鋳造法も失伝したヒヒイロカネを含むモノ! 融点はおよそ鉄の倍の倍以上! それがごく滑らかに融け、固まっておる! 貴様が神の火を持っていなければ説明がつかぬわ!」
「うぬ」「えええ!?」
ヒヒイロカネ。
ミスリル、オリハルコンに続いてここで来ましたか、ファンタジー鉱物。ちなみに私達が今喋っているこの言葉は、日本語でも英語でもないのですが、この辺の固有名詞は何の因果か大体そのままです。ヒヒイロカネ、は元日本人の耳で聞くとヒーロカッネという感じではありますが、まぁここではヒヒイロカネでいいでしょう。
ミスリル、オリハルコンが市場に(高級品、超高級品ではありますが)ちゃんと流通してる鉱物であるのに対し、ヒーロカッネ……もといヒヒイロカネは流通していません。そこのドワーフの言う通り、製法が現代では完全に失われていて、扱える人がいないからです。
実在こそ、実際にそれで作られた武具などの用具が現存しているため、疑われていませんが、貧乏貴族には全く縁の無い話です。それら現存物をこの目で見たこともありません。
地球で何か似たような位置付けの物品を探すなら、ストラディバリウスとか曜変天目茶碗とかになるのですかね。あれらは楽器と茶器で、金属製品じゃないけど。
「……持ってるの? 神の火」
「あるわけないでしょ!? ってかオズだってそんなモノ持ってなかったハズよ!?」
「ほう、やはり貴様が四百年の時を経て現代に蘇ったハーフエルフ、リーン、カイズの娘か」
「なんなの!? なんなのよアンタ!」
アリス。
四百年の時を経て現代に蘇ったハーフエルフ、リーンとカイズの娘。
この、目の前というか目の下のドワーフは、最初、そんなアリスの顔も知らなかったようです。
尖った耳は、まぁ下からは見えにくいのでしょうが、薔薇色のツインテールは特徴的ですし、黙っていれば顔も美少女然としてて目立ちます。それでも、「ほう、やはり貴様が」ときたからには、今の今まで確信が持てなかったということなのでしょう。
アリスが持っているはずも無いモノを持っていると、(誤った)確信をしていることからも……なんかあれですね。
どうもこう……この人は、誤情報に踊らされ、誰かに操られているかような印象を受けます。
誰かにって……誰に?
『ユミファさんは、どうやってアリス達の復活を知ったのでしょうか?』
つい先程、脇に除けたばかりのサーリャの疑問が、ここにきてまた立ち上ってきます。
アリス達の復活を知り、それを因縁の人物(と竜)に触れ回っている人物が……どこかに……いる?
それがスライムのルカさんなのか、それとも別の何者なのかはわかりませんが……。
というか……なぜ眼下のドワーフは、第三王女を人質に取り、アリスを脅迫してきているのか。
アリス単体を目標とするなら、サスキア王女を人質に取るのは、ズレた行動になるのではないのか?
「儂は翠玉の騎士、オズが子孫! ゴーダ! さあ答えよ! 神の火を渡すのか否か!」
「だからそんなの持ってないっての!!」
「そうか……あくまでシラを切るのだな?」
ドワーフが、すっと目を細める。
人質はひとり。ならそれは簡単には切れないカードのはずですが……。
「きゃあああ!!」
「……え?」
そんな、私が前世で映画とかから学んだ甘い考えを、断ち切るかのように。
ドワーフが腕をしゅっと動かすと、第三王女の口から悲鳴と……左手の指の辺りから鮮血が飛び散りました。
「いやぁぁぁ!! 私の指! 私の指が!?」
「なっ!?」
泣きじゃくる王女の視線の先には枷に繋がれたままの左手首、その先の……四本、親指以外全ての指が根元から切れた……その赤黒い断面が……。
血が。
とろみのある血が。
こぷりと断面の先から溢れて。
「ぅ……」「あ、あ、あんた! なにしてんのよ!?」
サーリャが絶句し、アリスはドン引きしています。
私は……。
すっと頭から血の氣が引き、視界がぎゅいと狭窄したかような感覚を覚えます。
今見ているもの……ドワーフとサスキア王女……それ以外が暗く、色を失い、二人の姿だけがやけに鮮明に、クリアに見えます。
そのスポットライトのような視界で、私は氣付きます。
王女の額から、念話のダイアモンドが消えていることに。
そしてそれは、ではどこへ? と探せば……ドワーフの……髭に隠れ見え難いのですが……胸元に、月明かりの中、確かに光っていたのです。
「あ」
直感が閃きました。
あの先に黒幕がいると。
「アリス! 王女の指を回収!!」
「え!?」
アリスは、ドワーフはともかく第三王女がいるのにいいの!?……という表情ですが。
「いいから早く! まだ地面に落ちてない!」
アリスは念動力のような魔法が使えたはずです。裁縫針や蝋燭台を飛ばしたり、シャンデリアを落としたりしてましたからね。
「う、うんっ」
「貴様っ! 魔法を使う氣か!?」「いやぁぁぁ!!」
アリスの頭上に顕れた魔法陣を見、ドワーフがいきり立つ。
サスキア王女をこちらへよく見えるように向け、その顔面には非情なシリアスの色。
だがそんなモノは壊す!
すぅと息を吸い。
「貴方は傷付けない! 黙れ!!」「っ!?」
私の、腹からの大声を合図に、アリスが魔法陣を展開させると下から、ふわっと、なにか風のようなものが吹いてきました。
その風は黒船の横で、つむじ風のように回転したかと思うと。
「……風魔法、竜巻式、暴円活逆」
アリスの小さな呟きと共に、それはその手の中に収束していきました。
「うぇ……」
アリスの手には……四本の指。いまだ断面から血を流す、白い、今の今までは何の苦労もなく生きてきたんだろうなと思える細い指。
「……ぼうえんかつげき?」
「暴円活逆。魔法の制御式のひとつ。火、水、土と風魔法は自然魔法っていってね、制御の仕方で全然違う効果になるから、制御式ごとに名前で区分してるの。念動力は人体へ直接使うのが難しいからこっちで、ね」
「へぇ」
そういえばこの船を飛ばそうとした時も、そんな話をしましたね。
……それはそれとして、なんでそんな中二っぽいネーミングなんですかね。
荒ぶるウロボロスが逆しまに活動す……みたいな意味のことを、地球でいうところのルーン文字に近い古語で言っていました。
なんかもう、おもわず少年ジ●ンプ風に訳してしまったではないですか。マジ卍の呼吸。
なお古語は淑女の教養のひとつでもあるため、チートにパッケージングされていたのですよハイ。
「で、どうするの? これ」
あー、うん。
「私の指!? ねぇ私の指そこにあるの!? ねぇ! 返して! それを私に返して!!」
判ってるよ。回復魔法は時間がかかるんでしょ?
今は、その時間が無いよね?
なら。
「水が凍る温度をゼロ、蒸発する温度を百とするなら、二から五くらいの温度に冷やしておいて」
「ねぇってば! ねぇ!!」
アリスは、温度を上げるだけでなく冷やす方も可能。それはヘアアイロンの実験の時に証明済みのこと。なお切断された指の保存に、最適な温度なんて知らないですよ。冷やした方がいいとは思うけど、氷点下にすると水分が凍結して細胞膜がどうとかでマズイのでは……という判断。合ってるか合ってないかは知らん。
「うん……わかった」
アリスが、素直な子供みたいにしおらしく従う。
全く注目されてなかったエアスポットから、大声を出すことで支配した場の空氣。
だけどそれは、一時的……というよりは一瞬の効果しかない。
「貴殿は」「私は、聖女アナベルティナ・タチアナ・スカーシュゴード!」
だから重ねる。
インパクトのある言葉を選び、発し、場の主導権を握り続ける。
「その念話のダイアモンドの向こうにいる貴方!!」
「む」
ドワーフ、ゴーダの目が、私を睨んだまま、警戒に吊り上がります。相手は躊躇無く女性の指を切り落とす夜叉。その厳つい首と肩周りの筋肉が、分厚い壁となってこちらに迫ってくるような錯覚を覚えます。
おまけに、ここへきて鼻に……サスキア王女の、枷を赤黒く染める血の匂いが私の鼻にも届いて、なんだかとても息苦しくなってきました。
だからそういうものを振り払うかのように、だけど私は大声をあげ続ける。
「貴方に伝えます!」
「ぼそっ(ティナ、念話のダイアモンドって、思ったことを相手に伝えるもので、この場の音を相手に送るものじゃないよ)」
横からアリスのツッコミ。小声で。
「あ、貴方が伝えなさい! その念話のダイアモンドの向こうにいる方に!!」
「(あ、ごまかした)」
「貴殿に用は無」「聖女の目の前でこれ以上人を傷付けることは許しません! このような者を使い、貴方は何を企んでいるのですか!! 要求があれば直接ここにきて言いなさい!!」
抑揚をつけ、大仰に、決め付け、言い切る。
とにかく今は場を支配しなければいけません。相手に自分のターンだとは思わせないことが重要です。
「あ、貴女、念話のダイアモンドのことを知っているの!?」
おっと、意図せぬ方から反応がありました。
男爵家にマジックアイテムの知識はない……おそらくはそう思っていただろう、尊き血のサスキア王女には、どうやらインパクト抜群の言葉だったようです。
さぁて……この出たとこ勝負、伸るか反るか。
「貴殿は……なにをのたまっておるか。儂はひとり! 儂の目的だけで動いておる!」
く。冷静に返されている。
だがもう勝負は始まっている。一歩引けばまた脅迫者のペースだ。
主導権を渡すな、相手の気勢を崩して乱せ。
そのシリアスを拒絶しろ。
私という存在を、混沌の渦にして、そこへ引きずり込むんだ。
……あの向こうにナニカがいるのは間違いないのだから。
「ならば貴方は己が傀儡であることを知らない、自覚ある傀儡よりも哀れな傀儡! 誰のどういった言葉に動かされ、ここに来たか、過去へ立ち返って考えなさい!」
「話にならぬ! 下の毛も生えとらんような娘っ子が!」
「ええ生えてませんよ? それが何か!?」
「(ちょっとティナ!?)」
「儂が用あるのはそこなアリスだけじゃ!」
「アリスだって下の毛は生えてませんけど!?」
「なんとぉ!?」「ちょっとティナぁ!?」
なんかとんでもない暴露をした氣がしますが、しょうがないのです、ここはインパクト重視の言葉で場を支配しなくてはいけないのですから。なお、言の真偽は問わないモノとする。問うな。
「後ろのこの子なら生えてると思いますけど! では彼女の言うことなら聞いてくれるんですか!?」
なので更に重ねます。
「ば、馬鹿者ぉ!!」「(……ティナ様、さすがに恥ずかしいのですが)」
「自分がやっていることを、今一度見つめ直しなさい! 貴方は未婚の年若い少女に暴力をちらつかせ、迫っているだけの卑怯者です!」
「わ、儂にそんな趣味はないわ!」
「人質の、それも女性の指を切断する! 少女に卑猥な侮蔑を投げる! どう解釈しても趣味がいいとはいえませんが!?」
「だ、だからそれは、そこなアリスが実質四百歳の邪悪な魔女であるがゆえの!」
「だからそれは誰の入れ知恵!? アリスは邪悪な魔女なんかじゃないって私が一番よーく知っています!!」
邪悪な魔女は、自分を殺そうとする竜の命を、奪いたくないなんて言わねぇよ!
くだらないやりとりに、私も混ぜてーって入ってこないよ!
私やサーリャを危険に巻き込みたくないだなんて思わないよ!
どうしていいかわからなくなるまで追い込まれて……私みたいな不出来な人間に……「命令して」って、自暴自棄にせがんだりしねーんだよ!!
「ティナ……」
押せ押せ押せ!
どうやらこのドワーフは、フィクションのドワーフ、そのイメージそのままに、あまり口の上手い部類の人間ではないようです。
なら、このまま口で圧倒して活路を見出すのが最適解!
活路がなにかって?
簡単だよ。
既に一回、アリスに魔法は使わせている。
ドワーフは最初からアリスの存在を知っていた。
サスキア王女は、おそらく囚われの身でこの空飛ぶ船を見たはずだ。
そこに同乗していた、聖女であるはずの私と、妖しげな薔薇色の髪の……ツインテールで髪を上げているから尖った耳も見えている……ハーフエルフの少女。
この時点でもうほぼほぼ真っ黒。
相手が暴力を行使した時点で、魔法の行使を躊躇う理由はなくなった。
アリスはもう隙あらば魔法を使っていい。
最適なタイミングを、あとは私が作り出すだけ。
わかっているでしょう? アリス。
ここぞという時に、貴女が行くの!
……だが。
「そ、それは! カナーベル王国筆頭占せ……ひぎゃっ!?」「ひっ!?」
その時。
ばちゅん! と。
ドワーフの首の辺りが、光った。
「ぐ……ぁ……」「きゃあああああああぁぁぁ!!」
ミスリルの柱からドワーフの脚が離れ、サスキア王女の悲鳴が空に響き渡る。
「アリス! 王女を回収!!」
「え?」
「王女の枷! アレは物体! 荒い制御でも平氣!!」
「あっ!!」
そう、それはこの黒船を飛ばしていた時と同じ原理。
そしていま黒船は宙に繋ぎ止められている。
アリスの魔法のキャパシティに、余裕はあるはず!
「ティナ、いくよ! サーリャ! ティナを押さえて!」「はいっ!」「んっ」
もはや御馴染みとなりつつある、ぽわんときてほわほわっとする感覚。
視界に銀髪が舞い、アリスの魔法陣がぎゅるんと回転した。
「ぎっ!?」
「サスキア王女! お氣を確かに! 今お救いします!」
ちらっと頭に、お氣が確かじゃない方が誤魔化し易いんじゃないかな……という考えがよぎる。
だがそれは救ってから考えればいいことだ。
やがてアリスの魔法によって、サスキア王女が空をゆっくりと昇ってきた。
「……重いと思ったら」
どうも枷の鎖は、ドワーフの腰にフックのようなもので繋がれていたらしく、ふらふらと頼りないながらも、逆さまになったその矮躯が、王女と一緒に昇ってきていた。
なにが起きたのか、どうもゴーダと名乗ったドワーフは氣絶しているようだった。
狭い船内に、二人の身体が打ち揚げられる。
「えっ!? 貴女は……聖女……アナベルティナさん?……いたっ……」
私の銀髪と、身体に走る光る線を見たサスキア王女は、一瞬驚愕の表情になりかけ、しかしそれとは無関係に、指の痛みに顔を歪める。
「アリス、王女殿下の指、くっつけてさしあげて」
「……いいのね?」「え……あの……え?」
「サーリャ、王女の身の回りのこと、お願い」
「はい」
とりあえず王女のこと……枷とか涙とか鼻水とか、血で汚れた肌や衣服とか、そういうの全部……アリスとサーリャに丸投げ。
氣絶したままの、ゴーダとかいうドワーフの身体を探ります。
逆さ吊りになったりもしていたので、もしや落下したか? と思ったのもつかの間、それはただヒゲに埋もれていただけのようでした。
念話のダイアモンド。
先程見た感じでは、ネックレスのように首にかけていましたが……。
どうも厳ついドワーフがネックレスにするにはチェーンが短かったようで、それはなんと、立派なヒゲに絡み付ける形で固定されていました。某、同性愛者であることをJKな作者さんからバラされた魔法学校の校長さんかな?
「……ていっ」「……うっ」
相手が氣絶してることをいいことに、髭ごと毟り取ります。
女性でも手で簡単に千切れそうな細いチェーンでしたが、存外丈夫なのか引き千切られたりはしなかったようです。まぁ多少憂さ晴らしを兼ねさせていただきましたよっと。
さて。
「それじゃあ答えてもらおうか。おい、この向こうにいる誰か、まだ通話は繋がっているのかい?」
※この後書きは、経緯の記録のため、連載当時のまま残してあります(2021年5月11日追記)
◆この作品の今後ついて
作者の能力不足による様々な現状をふまえ、考えた結果、この作品は三章とエピローグの数話をもって完結することとしました。2021年5月中には完結になるかと思います。
多少、おれたた風味の終わりにはなりますが、元々一章から三章で「第一部」というイメージだったので、話としては区切りのいい部分で完結になります。「ティナ達はこの後も、なんだかんだで、こうして上手くやっていくんだろうな」と思える終わりを目指しています。
ここからはそうした形で終結に向かう物語ですが、よろしければ、完結までお付き合い頂けると幸いです。
◆完結までの更新スケジュール・現在の予定
32話:3月31日(水)更新 34話まで毎日21時更新
35話:4月3日(土)12時更新
36話:4月3日(土)21時更新
37話:4月4日(日)22時更新
エイプリルフールのネタ投稿とかはないです。
というか4月2日の34話がむしろネタ臭い。
(以下の予定は検討中のため、変更の可能性が高め)
38話~40話:4月16日(金)~4月18日(日)
41話~43話:4月23日(金)~4月25日(日)
その後、5月に3~4話投稿し完結。




