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1話 ん?何か空から降ってきた……ようなそんな気がする



「ん?なんか当たった?」



空から何かが降ってきた……ような気がした。だけど空には雲一つない晴天で雨が降ったてわけじゃなさそうだ。


空から何かが降ってきた、それが雨じゃないのだとすれば……



「まさかっっっ!?」



僕はある可能性に思い至った。そして僕はすぐさまある行動をとった。



「鳥のフンとかじゃないだろうな!」



そう、頭に鳥のフンが落ちていないかの確認である。手で頭を櫛でとくかのようにして撫でてフンが付いてないかを何度も何度も確かめる。



「うん、よし、付いてないな」



何度も確認をした結果僕の頭に鳥のフンは落ちてきていないと確証を得ることができた。



「それじゃなんだったんだ?」



今は春、夏じゃないのでセミってわけじゃないし、冬じゃないので雪ってわけでもないし、なんだったんだろうか。



「ただの気のせいだったのか?」



考えられる可能性としては気のせいだったが最有力だ。でもなんだが気のせいではない気がして体が不安になりそわそわしてきた。これならまだ鳥のフンだった方がマシだ……別に鳥のフンも落ちてきてほしくはない。



「それより学校行かないとな、遅刻してしまう」



僕は学生だ。今は月曜日なので学校に行かなければならない。家が学校の近くなのでついついギリギリを狙ってしまうのでこうして立ち止まっているとギリギリを超えて遅刻してしまうかのしれない僕は皆勤賞を目指しているのだ、こんなことで遅刻をしてしまうわけには行かない。



「はぁ、はぁ、はぁ、なんとか間に合った!」



教室に着くとまだ先生は来ていない。つまり出席の確認をしていないと言うことだ。時間は本来なら遅刻になってしまう時間帯だが僕はどうやらついているようだ。これはあれだな、神さまが僕を皆勤賞を取らせてくれると言ってくれているような気がするぜ。



「おはよー」



教室の中に入ると特定の誰かにとかではなくただ入る時のおまじないのような感覚で挨拶をする。もちろん返事は返ってこないし、これまで挨拶が返ってきたこともない。



「はぁ~眠たい」


僕は自分の席に着くと口元を隠すようにして大きな欠伸をする。なぜかは分からないけどいつも登校して最初に席に着くと欠伸が出てしまう。



「よし、寝よっと」


そして僕はカバンを枕のようにして寝た。

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