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3 ニズカザン帝国とエルノーワ公爵家

ぼちぼちと国の背景等入れていきます。

 外に出たクリスティーヌは、マヌマヌの森近くのリルリル草原へと向かったのだ。


 ここ、ニズカザン帝国は世界で1番の領土を誇り、緑も水源も豊かな国であり、魔法師も数多く在籍しているのだ。そして魔導具等の発明も進んでおり、圧倒的な軍事力を持っている国なのである。


 ニズカザン帝国の中心には、王都があり立派な宮殿がそびえ立ち、その周りには栄えた王都の街が広がっているのだ。クリスティーヌの住むエルノーワ公爵家は王都から馬車で2時間ほどの場所あり、とても自然豊かな空気が澄んでいる領土なのである。



 まぁひらたく言えば田舎ですわね!



 エルノーワ公爵家の人間は昔から、全属性の魔力が強く魔獣や魔草などに詳しい家柄である。それ故に、森の近くに住み自然の保護や魔獣、魔草の保護をしたり困った魔獣の討伐に協力をしているのだ。領民も一般の人々に比べると魔力が高く魔獣の扱いに慣れている。勿論、有事の際には即戦力となりニズカザン帝国に貢献しているのだ。


 そう。エルノーワ家は、ニズカザンにエルノーワ有りと言われる程の由緒正しい公爵家なのだ。ただ、エルノーワ家の人間は容姿は整っているのに少し変わり者なので、残念な変人公爵家とも揶揄されている。

 当の本人達は知らないが、知られると国を揺るがす災いが起きるだろう……と言われており、間違っても口を滑らせて変人公爵家とは言えない、極秘扱いの暗黙のルールとなっているのだ。


 クリスティーヌも4歳の頃から魔獣の生態などを勉強し、周りの環境のせいもあるが次第に魔獣の虜となっていったのだ。

 今では1にも3にも魔獣を愛し、魔獣を探す為に森へ行き何度も死にかけてはリベンジを繰り返すという、とても可怪しなご令嬢に育ってしまったのである。


 マヌマヌの森は公爵家から歩いて1時間程の所にあり、数多くの魔獣が生息する。その手前にリルリル草原があるのだ。


 リルリル草原では、魔草も生息しているが代々エルノーワ公爵家の人々の様々な実験により、一部禿山になっている。そして魔草が驚きすべて逃げ出した過去があるというエルノーワ家なのだ。クリスティーヌは走りながら考えている。


 魔力は今どれ位あるのかしら?

 学園に入るまでは魔力測定なんてできないし…

 18歳時の魔法などは使えるのかしら?

 使えたら最強チートではなくって?

 それで魔獣をゴリゴリと…うふふ。


 あ。ダメダメ。


 クリスティーヌは頭を左右に振りながら、新しい魔獣の事を必死に切り離す。


 えーっと…

 今、使役してる魔獣は2体。

 これは6歳の頃と変わらないわね。

 さて、どれ位の大きさなのか確認しなくっちゃ。


 マリエルと共にリルリル草原に着くと、早速クリスティーヌは掌を土の上にかざし、魔力を込める。

 すると、地面に1m程の青白い魔法陣が浮かびあがる。


「来なさい。スモーグ!」


 魔法陣が赤く光ると、その中には毛がふさふさな小型犬のような、赤い目の魔獣が現れた。


「きゃぁぁぁーー!!!」


 クリスティーヌはスモーグに抱きつき、ギュウギュウとスモーグの身体を締め上げる。


「あぁーー!!このモフモフ感がたまらないですわー!!!ずっとこうしてモフモフしていたい!!」


 顔をスリスリし、悦に入ったクリスティーヌを止められる者は誰もいない。

 これが、残念変人と言われる人物の一人なのだ。


 勿論、スモーグは言うまでもなくギュウギュウと締め付けられ"グギャ グギャ!"と鳴き声にもならない音を出している。


「お…お嬢様!スモーグが苦しそうですよ!泡吹き出してますよ!!」


 マリエルが慌てて、悦に入ったクリスティーヌをこっちの世界に呼び戻そうと必死に叫ぶ。


 もー。マリエルったら!

 このモフモフが触りたいからって、私の邪魔をする気ね。この触り心地はたまらないのよ!

 滑らかでフワフワですぐ夢につれて…


「えぇーーー!!スモーグ!!息をして!!」


 慌てて抱きしめる力が緩めると、スモーグはキュウキュウ鳴きながら、ヨロヨロとマリエルの背中に隠れた。


 マリエルの背中から、スモーグがクリスティーヌをジト目で見つめている。

 クリスティーヌは100のダメージを受けた。


「お嬢様。魔獣に愛情を注ぐのはよろしいですが、加減をなさって下さい。スモーグがこんなに怯えているではございませんか。」


「だってモフモフしたいじゃない?久しぶりのモフなんですもの。」


 ちぇ。

 誰だってモフモフできて、手触り抜群の動物が側に居たら抱きしめて触りたくなりますわよね?


 流石にいつまでも、マリエルに怒られていては色々と確認ができませんわ。

 時間は有限なんですから!



 クリスティーヌは気を取り直し、

「ごめんなさい。気を付けますわ。」

 とマリエルとスモーグに頭を下げた。


「さて、スモーグの能力を使ってメヌン捕獲の練習をしなきゃいけませんわね」


 何としてでも、虹色メヌンを使役してこれから学園に入るまでのお手伝いを色々としてもらいたいと考えるクリスティーヌだった。

クリスティーヌの魔獣好きは家柄のせいでもあります。そして虹色メヌンは希少種いうこともありレアな魔獣なのです。

レアな魔獣にはレアなりの魔法が使えるのです

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