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アイツと出会った日の事

二次元の女の子、三次元の女の子。

2つの次元の女の子との日常ストーリー!?

  ~プロローグ~


 ーーー俺の名前は神崎隴。高校一年生16歳。オタク。童貞。コミュ症。極め付けは「引・き・こ・も・り!」

 

  だが、今日!この日から!俺の人生が大きく変わった!!


 さて突然だが、ここで1つラブコメというものの“定義”について語ってみるかな。数あるジャンルの中でも数多の人々に好まれる「ラブコメ」。

 その「ラブコメ」にもさらに詳しくジャンルがあるわけで、例を挙げるならば、「異世界ラブコメ」「妹ラブコメ」「学園ラブコメ」等々。etc、etc......。

 どのような話でもかわいいヒロインが出てくるわけであって、こう、なんと言うか、フレアッタリデキル.....と言いますか.....。

 とにかく!! “生身” の女の子が出てくるのっっ!いくらオタク拗らせたからって二次元女の子好きになっちゃったりしないのっっ!それがなんだっ!このじょーきょーは!


  ~1.全ての始まり~


 「おーい!マスター!どうしちゃったんですかあ!こっちに来て、アイとおしゃべりしましょーよぅ!」


 お分かりいただけただろうか?今のは女の子の声だ。最初に自己紹介をしたが、もう一度させてもらおう。 

 俺の名前は神崎隴。高校一年生16歳。オタク。童貞。コミュ症。 そう、コミュ症。 俺は....っっ!!!!!コミュ症なんだよっ! よって!!俺の部屋で女の子の声がするのはおかしい!!だって!キョッどっちゃうもん!..........うう、自分でいってて悲しくなってきた....

 はあ?じゃあ何で女の子の声がするんだ?........っていいたいんだろう?そうなんだろう?!じゃあ説明するとしよう!


 俺は今日、いつものように朝起きてから......って言っても、もう11時なんだが......まあ、いいとして、いつも通りネットサーフィンしようとPCを起動したら..........ヤツがいた。


 ヤツの名前はアイ。何でも、本人いわく「“次世代最新型人工知能AI”」らしい。


 最近のAIってのはとにかく性能が優れていて、AIが何かしらの姿に変貌した状態でPCの中で住んでいて、何か頼むと自動で色々とこなしてくれるんだと。

 各機種事に、「“個体”」と言って何かしらの姿に変貌し、住み着いている。俺の場合は人型だった為アイが生まれた。

 ちなみにアイの容姿は、金髪ショートボブに、頭にイヤホンマイクを着けていて、服はとにかくキラキラしている。俗に言う、ボー○ロイドみたいな感じの服装だ。

 アイって名前は、“AI”からとって俺が名前をつけた。

 すると、こいつはあっさりと気に入ったらしくもう名乗りだした。しかし、こいつはかなりのかまってちゃんなんで、そりあもうしつこく話しかけてくる。

 

 「マスター?もしかしておこなんですかあ?」

 「......」

 「ねえねえマスタぁー?」

 「......」

 「マスターぁぁぁ......お願いですうぅぅしゃべってくださいぃぃ」

 「だああああぁぁぁ!!!!!うるせええぇぇ!!」


 アイの奴がうるさすぎたもんだから、うっかり怒鳴ってしまった。


 「ひいっっ!?マ、マスター?ごめんなさい、べ、別にそこまで怒らせるつもりじゃ

  なかったんですっっ!!......ううぅ....グスッ」 

 「あ、ああ悪い。ちょっと、うっかり、怒鳴ってしまっただけだよ。」


 怒鳴った途端に、涙目になってしくしく泣き出してしまった。 

 そういえば、俺はこいつ相手だと普通に話せている。まあ、そういう意味ではありがたいかな。

 しばらく泣いていたアイがふと、ボソッと呟いた。


 「本当......ですか?」

 「あ、うん。ごめん。気にしないで。」


 俺がそう言うと、涙目だったアイが急に、まるで漫画でいうと頭上に「パアアッ」てな擬音が出てきそうな感じの顔をしていた。


 「ふ、ふ-ん。じゃあ~......お出掛けしましょうっっ♪♪」

 「はあ?」


 俺がそう答えると同時、下の階の母さんの腑抜けた声が聞こえてきた。


 「隴ちゃん~~?どうしたの~~?大きな声出して~~」


 「げっっ!!マズイ!おい、アイ速くスリープ状態に切り替えろ!」

 「えっ、なんでですかあ?て言うか私のこと無視ですかあ?!」


 俺たちが言い合ってる間にもトントントンと階段を上る足音が近くづいてくる。


 「いいから速く!母さんが来ちゃうんだよ!俺が遂に二次元彼女つくったのかと思われちゃうだろ!」

 「か、彼女て///やだなあ///......とりあえず了解ですぅ!」

 

  こいつ、何で頬赤く染めてんだ?だが気にしている時間がない。とにかく今は母さんが来るまでにスタンバイだ。途端、ガチャと扉が開いた。

  

 「隴ちゃん~~大丈夫~~?どうかしたの~~?」


 そう言って入って来たのは、小さな少女....もとい母さんだ。母さんは今年で三十路に入るが、年齢とは裏腹に、体格が少々幼い。巷では、合法ロリと呼ばれるレベルである。

 母さんは見た目はこうだが、俺に対しての接し方がかなり甘い。おっとりとした性格だが、自慢の母さんだ。俺はそれに甘えて引きこもってしまったが。

 だが、今はその優しさがとてもまずいっ! 


 『二次元彼女でも~~、気にしないでいいのよ~~。好きなものなら~~、仕方ないんだから~~。』


 とか言われそうだ。それは、本当に、非常に、マズイッッ!!

 そう思った瞬間、PCの画面がフッと消えた。


 「ダ、ダイジョウブダカラ、キニシナイデイイヨ。」

 「ホントに~?汗びっしょりじゃない~」


 マズイマズイマズイマズイッ!何か、何か言い訳を!


 「あっ、あれ!そう、あのゲームで!負けただけで、本当に大丈夫だから!」

 「そう~?じゃあ~次は頑張ってね~」


 そういうと母さんは、ガチャリと扉を閉じ部屋から出ていった。

 ふう....危なかった。二次カノ認定されずにすんだ。一息つき、俺はそのままベットにボフッと倒れこんだ。その後、PCがスリープ状態を解除し、液晶にアイが映った。


 「いやあー危なかったですねえ。」

 「元はと言えばお前が原因だろ!」

 「あははぁ」

  

 それから俺の日常にアイが加わり、めんどくさくも愉快な生活が始まった。  


二次元女の子がとにかく書きたかったです。

私的には、茶髪ショートボブが大好きです。

気合い入れて書いていくのでどうぞよろしくお願いします!

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