心渡る鳥
彷徨く
転ぶ
這い蹲る
無様に
私は今日も
この泥濘で
喉にヘドロが張り付いて
上手く言葉など出ない
鳥よ
心渡る鳥よ
飛べ
死して生きよ
鳥よ
心渡る鳥よ
飛べ
愛せよ
鳥よ
心渡る鳥よ
伝えておくれ
今日
地べたから見上げた空の
青さと深さを
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伝えたいこと、たくさんある別れの季節ですね。
なかなか言葉にできない事も多いものです。
心渡る鳥がいてくれたら、伝えてくれたら、という気持ちで書きました。
伝わらないからかえっていいことも、振り返ってみればあるのが人生の不思議なところですけれども。