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最後の吟遊詩人の詩

作者: しーの
掲載日:2026/05/01

 藤村シシン先生の講座「古代ギリシャの創作史にせまる」課題提出作品。カクヨムさんにも上げてあります。某えっくすに流すには、ちょっと長すぎたので。


 タイトルはサー・ウォルター・スコットのThe Lay of the Last Minstrelから。

 乾いた石のきざはしを登る二つの影が、沈みゆく陽射しを浴びて、細く長く伸びてゆく。

 まるで天へと続くかのように、急な斜面に刻まれた階段の幅は狭く、小さな影に手を引かれながら進む影がゆらゆらと揺れる。

「お気をつけ下さいませ、先生」

 静寂を破って発せられた声は、奇妙な静謐さを湛えた若い娘のものだった。

「うむ、うむ」

 年老いた柳のように痩身の影が、往年の瑞々しさを残した艶やかな声で応じる。娘のほっそりとした柔く白い手に対し、先生と呼ばれた老人の手は硬く枯れた木の枝先を連想させた。

 しっかりと密に織られた羊毛の上衣は、さして上等ともいえぬ代物ではあったが、山上から吹き付ける風の冷たさを凌ぐには充分である。老人の背には古式ゆかしい竪琴リュラー

 目深く被った頭巾の下、無数の皺が刻まれた面は、降りゆく歳月を経た思慮深さを湛えつつ、今はただ、いとけない童子のように微笑んでいた。

「このような処まで、付き合わせてすまぬの」

「かような難所、先生お一人で歩かせるなど論外にございますゆえ」

 そっけない口ぶりに反し、娘の手や足取りは細やかな気づかいに満ちている。

「若い頃には幾度となく通った道なのじゃが」

「わたくしが生まれる遥か前のことでございましょう」

「相違ない」

 老人が笑う。

 峻険とさえいえる道をひたすら登ってゆくと、急に視界が開け、娘は目的の地についたことを知った。

 山々の狭間に駆けゆく太陽神ヘリオスの馬車が投げつける最後の光に照らされ、慈悲深き夜の女神(ニュクス)の訪れを知らせる裳裾もすそが翻る。彼方には真皓ましろに輝くセレネー

 昼と夜とが溶け合うあわいのひととき、娘の目の前に現れたすたれた聖所は、むしろそれゆえにいっそうかむさびていた。

 往古おうこにはさぞかし荘厳であったろう石の柱の連なりは、昔日の色鮮やかさを僅かに残すばかり。多くは地に伏し、倒れ、風雨に晒されるまま捨て置かれている。

「着いたのかね?」

「はい、先生」

 見知らぬ神の聖域を前に、いささかの畏れと躊躇いをみせる弟子の隣から、するりと老師が抜け出した。

「先生!」

 軽軽かろがろと歩む老人の足取りに迷いはなく、勝手知ったる道筋を奥へ奥へと突き進む。導かれるように、娘は師の跡を追った。

 崩れ落ちた屋根の下から覗く、かつては破風はふであったろう部分。そこには人に似て人にあらざる神々の姿が、驚くほど精妙に写し取られていた。

 そして、今もなお広場に堂々とそびえたつ、三匹の蛇が絡み合う青鈍あおにび色の柱。

 これほどまでに神々を厚く信仰していた人々は、いったい何処いずこへ行ってしまったのだろう?

 それとも、神々が立ち去ってしまったから、人々もまた消え去ってしまったのか。

 廃墟を渡る風に乗って、どこからか松や月桂樹の香りがそよぐ。娘の足が石畳を踏みしめる度に、足元から迷迭香ローズマリー麝香草タイムの香りが立ち上った。

「おいで、クレイオーの娘」

 老いた師の呼ぶ声が、娘の耳にやわらかく響く。

「我らの神にご挨拶をしよう」

 その昔は様々な供物で溢れんばかりだったろう献台に、いそいそと老人は懐から出した蜂蜜入りの練り菓子を並べ、小さな杯を清らかな水で満たした。

 いかにもささやかな捧げ物ではあったが、師はいつでも己の賄える最良のものを、彼の親愛なる神に献じていた。

「お疲れではございませぬか、先生」

「少々な」

「わたくしは今宵の薪を集めてまいります。その間、お休み下さいませ」

「すまぬの」

「わたくしの務めでございます」

 幸いにも火にべるための枝は、そこかしこに落ちており、さほど苦労することもなく集めることができた。

 上衣にくるまって横たわる師の側には、旅の相棒である無骨な杖が、枕元にはかのひとの魂そのものである竪琴が置かれている。

 偉大なる異国の王の前で、貴族達の豪奢な宴で、広場に集う民衆の前で、辺境の小さな村の炉縁ろべりで、街道をゆく旅人らのなかで。

 求められるままに語り、歌い上げてきたひとだ。

 おそらく、この旅が彼の人生の最後の旅となる。だからこそ此処ここに来たのだろう。最後のうたをを捧げに。



 太陽神ヘリオスが隠れ去ったかと思えば、素早く蒼闇のとばりが降ろされて、世界は夜の女神(ニュクス)御手みてゆだねられた。

 降るような満天の星のざわめきが、いっそうるさいほどである。地上と天上の狭間、周囲を囲む峰々の稜線りょうせんはくっきりと黒く、頭上を横断する天の河のきらめく飛沫しぶきを際立たせる。

 どこかで梟の鳴く声がした。

「お目覚めにございますか」

「……少し、寝過ごしたかの」

「よくお休みでした。やはりお疲れでいらしたのでしょう」

 まだ少し温もりの残る湯冷ましを、娘は素焼きの碗に注いで師に差し出す。

「お飲み下さいませ」

「うむ」

 ゆるゆると起き上がった老人は、乾いた喉を湿らすべく、受け取った碗の中身を時間をかけて飲み干していった。

 木々を渡る風、薪の爆ぜる音。

 澄んだ沈黙のなかにも、必ず音がある。世界は音で満ちており、大地は力強く拍子リズムを刻み、天空そらは軽やかに旋律メロディを奏でている。

「そろそろよいか」

 麓の村でまかなった平焼きパンとオリーブを少しばかり齧り、老いた詩人は愛用の竪琴を手に取った。

「先生」

 心からの敬意を込めて、娘は月桂樹の冠を老人の白髪頭に載せた。せっかく師が彼の神に捧げるのだ。いにしえの作法に則るのもよかろうと、彼が眠っている間に編んでおいたのだ。

「やぁ、これはこれは」

 年若い弟子の心遣いに、老人は口元を緩ませた。

「この匂いは月桂樹じゃな」

「暇でしたから」

 いかにも手慰みに作ったのだと言わんばかりの口調だが、彼女自身疲れているだろうに、わざわざ冠をあつらえてくれたのだ。

「よい弟子を持った」

 老人は竪琴リュラーを掻き鳴らしたが、その眼は白く濁り、光を失って久しいことが知れる。

「さあ、いとよ。このめしいたじじいに教えておくれ」

 老詩人の指先からあふれ出す音は、小さな星々の火花が舞い散る花弁のよう。

 ささやかに周囲を照らしていた焚火が、陽気に笑いながら弾けて踊る。夜闇をさやかに包み込む草種くさぐさの芳しさは、どこまでもやわくたおやかだ。

 恐ろしいばかりだった夜が、どれほど優しく美しいものか、師と共に歩むようになって初めて知った。

「世界は、まだ、美しいか?」

 合言葉のように繰り返される師の問いかけ。

 娘は微笑んだ。

「はい、先生」

 たとえ老いた詩人の目に、その笑みが映ることがなくとも。

「世界は、今日も、美しい」

「そうかそうか」

 詩人が笑った。


 μῆνιν ἄειδε θεὰ Πηληϊάδεω Ἀχιλῆος……


 老人は深く美しい声を上げた。

 これまで幾度となく繰り返しうたってきたうた

 詩人の魂に刻まれ、もはや血肉そのものといっていいうた

 遥かな昔、遠い海の彼方。

 風強き黄金の都において、多くの英雄が勇ましく咆哮を上げ、槍と盾と剣と弓で、数々の死闘を繰り広げたうたを。

 男達の栄誉の陰にある女達の悲哀を。

 親友を、兄弟を、仲間を、子を、夫を、家族を亡くした人々の悲嘆を。

 神々に弄ばれる人間どもの苦闘と、そのささやかな喜びを。

 詩人がうたう。

 その黄金の声で。

 いまはもう訪う人すら稀になった聖所に、いにしえの詩歌うたが響き渡る。

 娘は師の傍らで、一言一句聞き逃すまいと耳を傾けていた。

 この日、この夜の詩人の歌声を、死ぬまで忘れまいと心に誓いながら。



 乾いた枝を踏む音がした。

 暗闇から何者かが、近づいてくる。娘は警戒して、思わず師の杖を引き寄せた。

 火に引き寄せられるように現れたのは、弓を手にしたまだ若い狩人だった。少しばかり疲れた様子なのは、狩りの成果がかんばしくないせいでもあろうか。

「こんばんは」

「おや」

「すまないが、火のご相伴に預かってもよろしいか」

 礼儀正しく許可を求めてくる若者に、老いた詩人は快く同席を勧めた。

「歌声を辿ってみれば……珍しいこともあるものだな。このような場所で人に会うとは」

「私も此処をおとなうのは、ずいぶんと久しぶりでござりまする」

「左様か」

「はい」

 老人と若い娘の二人連れに気をつかったのか、少し離れた場所に青年は腰を下ろした。

「続けてくれ」

 一息つこうと水筒の水で喉を湿らせた彼は、詩人の声に耳を澄ませるように目を閉じる。とりあえず、こちらに害意はなさそうだと判断し、知らず知らず杖を握りしめていた娘は、ほっと息をついた。

 思いもよらぬ客人の参加ではあるが、旅先ではままあることである。ひとたび人の領域から離れれば、野であれ山であれ、熊や狼に遭遇することも珍しくはない。同族であれば、少なくとも意思の疎通は可能だ。無論、時としていちばん恐ろしいのは、その同族であったりもするが。

 詩人がうたを再開させると、若い狩人の口元にうっすらと笑みが浮かぶ。それは彼女の師が在りし日の遠い昔を懐かしむ様に、どこか似ていた。

「……懐かしい。ずいぶんと古いうただ」

 独言めいた呟き。

「昔、よくいた。ここのところはご無沙汰だが」

「いまは恋愛詩が主流ですから」

「そうか、そうだな」

 そっけない娘の応えに、狩人は苦笑した。

「恋の詩がお嫌いなのですか?」

「いいや。どんな詩であろうと好きだ……だが、おまえの師が謳っている詩は特別だ」

 ぱちん、と火が弾ける。

 ますます深くなってゆく闇を、ほんのりと明るく照らし出す光。

「特別なのだ」

 朗々と響く師の歌声。

 娘はゆっくりと長い睫を落とし、かつて投げつけられた心ない言葉がこぼれた。

「……古くさい、かびの生えた、と言われることもあります」

 悔しかった。悲しかった。傷ついた。

 あんなにも素晴らしい詩なのに。

「言わせておけ」

 青年のいっそ無情なほどの言いざまに、驚いた娘は顔を上げた。

 ひどく凪いだ視線が、彼女を見下ろしていた。

「詩にも寿命がある」

「……」

「別に悪いことではない」

 青年にとっては、単なる事実なのであろう。たとえ、それが詩人たちにとって、どれほど残酷な事実であったとしても。

「だが、おまえの師が謳う詩は不滅だ」

 男が微笑む。

 永遠を知る者の微笑み。

「わかっているだろう、クレイオーの娘」

 そっと、誰かが彼女の頭に触れた。

 優しく娘を撫でる白い手の先、生真面目そうな女性が娘を伺っていた。

 あらゆる喜びも、悲しみも、至純の美しさも、醜さも、極めて最低の愚かさでさえ。

 見据えて、尚、逸らさぬ眼を持つ女神は、世界の記憶を、人の世の軌跡を、その透徹したまなざしで見守るのだろう。

「あ……っ……」

 気がつけば、娘らの他にも火を囲む影があった。

 謳う師の側、寄り添うように座した優美な女性は、彼の歌声に耳を傾けながら、手にした書板に鉄筆で何かを書きつけている。

 竪琴を手にした女性たちも、仮面を手にした女性たちも、満たされたかの如く穏やかな表情だ。

 指先で笛を弄んでいた女性が、隣の女性に何事かを囁いており、少し離れた場所では杖を手にした女性が、黙考するように夜空を見上げていた。

 幼子を慰撫するように娘を撫でていた女性の手が離れ、おもむろに抱えていた巻物の一巻ひとまきを差し出す。

『受け取りなさい』

 戸惑う娘に向かって、かの女性は静かに娘の名を呼んだ

『受け取りなさい、ヒストリアー。これはおまえの務め』

 かつて揶揄やゆ嘲笑ちょうしょうと共にあった己の名を、ほまれを謳う女神が呼んでいる。

 詩芸の女神(ムーサ)の呼ばう声に逆らえる者はいない。

『おまえはわたし。わたしはおまえ。憶えておいて。わたくしはいつも其方そなたの側にいます』

 そっと女神は娘の額に唇を寄せた。

『〝探究する者(ヒストリアー)〟』



 息子の死を嘆く王の悲痛な言葉。

 燃え盛っていた英雄の怒りが、徐々に鎮まってゆく。啜り泣く女たちの声ならぬ声。

 残されたのは、苦い沈黙。


 薔薇色の指先持てる暁の女神(エーオース)が、優雅に裳裾を翻しながらステップを踏み、鳥たちの合唱が続く。

「朝だ」

 狩人が告げる。

 親愛なる師の詩は終わり、女神たちの姿はすでにない。

『安心せよ。其方の師は楽園エリュシオンに迎え入れられる』

 朝焼けの中、光り輝く神の御手は、恐るべき弓矢の代わりに、早足で駆ける友から贈られた竪琴を携えていた。

『ゆくがよい』

 神韻しんいんたる声。

『刹那も、永遠も、その眼でしかと確かめよ』



 ──あれからどれほどの時がったのだろう?

 かつて、娘であった女は、僅かに湿り気を帯びた暗い階段を登りながら過去に思いを巡らせた。

 滑らかだった皮膚に皺が刻まれ、少しばかり脚を引きずって歩くようになった。最近は目も悪くなってきたように思う。

 抱えた巻物を落とさぬよう注意しつつ、ゆっくりと足を運ぶ。

 我ながら随分と老いたものだ。

 いまの我が身と引き比べるわけでもないが、師はよくぞ、あの道程みちのりを歩き通せたものよ。つくづくと驚嘆する。

 暗闇のなか、手燭を頼りに進むのは、慣れていたとしても骨が折れた。 

『世界は、まだ、美しいか?』

 師の問いかける声が聞こえる。

 ──いいえ、先生。

 世界はひどく残酷で、人は愚かで醜悪だ。

 ──世界は、とても、醜い。

 師の問いかけが甦る度に、そう答えてしまう。

 人はどこまでも邪悪になれるし、暴力に満ちた世界は、それを肯定する。

 女は溜息をついた。

 ようやく階段を登りきり、回廊へと続く扉を抜ける。まだ日のある時間帯だが、多くの柱が立ち並ぶ回廊は薄暗い。

 海からの風が流れてきて、彼女の頬を撫でていった。

 手燭の灯を消して、扉横の小卓に置き、女は抱え直した巻物を持って歩き出す。一歩、回廊から降りれば、そこには様々な樹木や草花の姿がある。しかし、老いたこの身で、足を踏み入れるのは、なぜか躊躇われた。

 ゆるゆると思索しつつ、長年に渡って筆を握り続けたためにか、すっかり硬くなった指先に触れる。所々にインクが沈着して、皮膚が斑になっている箇所もあり、お世辞にも美しいとは言えない手だ。

 だが、それが彼女の手だった。

 そのまま、回廊の角を曲がると、どこからか竪琴の音が流れてくる。

 拙い音の響き。

「んもー、言ったでしょ!」

 幼い子供の叫ぶ声。

 驚いた女は思わず周囲に視線を走らせ、甲高い声の主を探した。

「そうじゃないってば!」

「えぇ~っ」

「ちゃんと合わせてよ」

 見れば、少し先。回廊から庭先に降りるきざはしで、パピルスを拡げて覗き込む子供たちがいる。二人はそれぞれ竪琴を手にしていた。

 互いにまだ七つ八つの年頃だろう。いとけない身体には、不似合な大きさの竪琴。大人が持てば、ちょうど良い大きさなのだろうが、彼らには少しばかり大き過ぎるようにも見える。

「せーの」

 二人は一緒に声を上げた。

「『μῆνιν ἄειδε θεὰ Πηληϊάδεω Ἀχιλῆος』!」

 弦を弾く指の動きはぎこちなく、詩を読み上げる声もたとたどしい。けれども、その詩は確かに師が謳っていたもの。

 多くの神と人が共に地上を歩き、英雄が英雄であった時代の詩。

 彼女の師の魂の詩。

 降り注ぐ光のなか、子供たちがいにしえの詩を謳う。

『──教えておくれ、いとよ』

 懐かしい師の声。

『世界は、まだ、美しいか?』

 今を盛りと咲き匂う薔薇や菫、花一華アネモネ紫羅欄花あらせいとうの花々。萌え出る若葉は瑞々しく、常緑の葉はますます緑を濃くしている。

 爛漫の春。

 子供たちの笑い声が響く。

「いいえ、先生……世界は、醜い」

 女が呟く。

「でも」

 最善と、最悪と。永遠と、一瞬と。

「それでも、やはり、世界は美しい」

 いま。

 心から、そう思えた。



 西風ゼピュロスが潮の匂いを運んでくる。

「見て、先生!」

 少女が歓声を上げた。

「綺麗!」

 茜色に染まる空と葡萄酒色の海が溶け合い、薄紫の雲がたなびくなか、灯台の明かり目指し、大小様々な船が我先にと港に入ってくる。

 雄大な自然と人の営みが織り成す景色は、息を呑むほどに荘厳だった。

「ええ……今日も、世界は美しい」

「うん!」

 女と手を繋いだ少女が笑う。

『世界は、まだ、美しいか』

 師の問いかける声に、己の声が重なる。きっと彼女の師である詩人も、師からそう問いかけられてきたのだ。

 時の彼方へこだまする問いかけ。

「そうだなぁ。でも、でもさ……」

 少年は振り向きざま、海に沈む夕陽を指差しながら破顔した。

「明日も、きっと、綺麗だよ!」

 

 全6回の講座だったのですが、1回ずつの課題はちょっと無理だった……終了後、降りてきたから書きました!とりあえず上げとくか!て、感じです。

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