表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

AOI 第90話

 たくさん寝たのに、ご飯を食べてお風呂に入ったら、また、眠たくなってしまった。洋服の波を飛び越えて、ベッドにダイブ。私の目にうつっているのは洋服ではなくて、すでに床と同化してしまっている絨毯みたいだ。うつ伏せて、洋服の波に視線を送る。このままにしておくと、シワができてしまう。のあちゃん達に会うのに、それは避けたい。やるか。眠たいけれど、シワは絶対に避けたい。ベッドから床に降りて、座った。1枚洋服を手繰り寄せる。ひろげて、手アイロンでのばす。そして、たたむ。何枚か続けていくと、鏡の前でファッションショーをした時に1枚1枚、たたんでタンスにしまえばよかったのに。と、いつもの後悔がうまれる。まったく、いつもいつも、私って。途中飽きてきてなのか、やりたくなくて無理やり片付けていたからなのか、鼻息が荒くなっていっているのが、自分でもわかる。フンフンとしていると、何度かたたみ直しが出てしまう、たたんだのを見て、きれいではないなと思ってもう1度、それなのに1回できれいにたためた時があると、私、すごい天才とフンフンの鼻息がルンルンにかわってしまう。そうしているうちに全てタンスの中に。並んでいるのを眺めると清々しい気持ちになった。床も広くなった。片付けたぁ。

 ベッドに入って、携帯を見てゴロゴロしていると、のあちゃんからのLINEが届いた。

 (さっちゃん、元気?あさってのお昼は大丈夫かな?)

 って。私の春休みの一大イベント。

 (元気だよ。のあちゃんは?あさって、久しぶりに会えるの楽しみにしてるよ。)

 と、送った。もちろんですとも。

 (ハンバーガー屋さんの後、駅前のお店に行かない?)

 と、すぐに返信が。食べながらお話してその場で解散ではないのね。その後は何も無いし行ってもいいかな。

 (うん。いいよ。)

 と、送った。

 (あさって会おうねー。)

 と、すぐにかわいい絵文字と共に返信が届いた。もう、あさってかぁ。楽しみだけど、のあちゃんと話をするのはいいけれど、男の子達とはまだまだ緊張するなぁ。本当はのあちゃんだけがいいけれど、のあちゃん翔太君と付き合っているし、一緒だよね。そんなにいつも会うわけではないし、悪い人達ではなさそうだし、のあちゃんとハンバーガーを楽しみにして行こうかな。そうだ、ハンバーガー屋さんのメニュー見ておこう。携帯でメニューを開いた。春休みだからか新作メニューがあった。どれにしようかな。お店に入った時、サッと注文を言える人を見るとかっこいいなといつも思うから、そうなってみようかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ