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泣かないで

 ぼろぼろと大粒の涙をこぼすギューイは、携帯電話を握りしめたまま、しゃくりあげる。


 ギューイのお母さんは、電話口で戸惑っているのが聞こえてきた。


『ギューイ。あなた、大人になったのね?』


 思いがけないお母さんからの言葉に、今度はギューイが戸惑う番だった。


『あなた、こんな風にわたしにたすけて、なんて言ったことがないでしょう?』

「それは、ウソをついていたからで……」

『そう。あなたのウソは、自分へのごまかしだったのよ。本音を言ったら嫌われるんじゃないか、そう思っていたのではなくて?』

「お母さん、知っていたの?」


 うふふつ、と、ギューイのお母さんがやさしくほほ笑んでいる姿が見えるような気がした。


『ギューイだって、わたしのたいせつな子供よ? あのね、時々だけどお父さんとお話をしているの。どうにかしてギューイをわたしにあずけてくれませんか、って』

「お母さん、それ、本当のこと?」

『ええ、そうよ。そして、もう少ししたら、その願いがかなうかもしれない。それにね――』


 お母さんの声は、とてもやさしくて、ギューイはまた涙がぽろぽろとあふれてくるのだ。


『ワンちゃんのことも、どうにかできるかもしれないのよ?』


 え?


 それってすごいや!!


 つづく

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