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MAO.U  作者: Sei
5/7

翌日

次の日の学校は昨晩の噂で持ちきりだった。


「昨日の夜、パンツ一枚の変質者がシティに現れたってやつさ.....まだ捕まっていないらしいよ。」


「しかも覚醒剤使っていたらしいぜ。」


「どこの学校の奴だろう?」


そんな話をよそにマオはいつものグループと話ていた。ケンタロウとシレナ、キカイ、ゾーラだ。


「ずいぶん深く斬られたね。」キカイがマオの肩の傷を見ながら言った。


「どこのヤカラだ?」

シレナはいつもより真剣な顔をしている。

「ソイツの家を水でリフォームしてあげるぜ。」


「リフォームって取り壊すわけでは無いからね......。」ケンタロウが言った。


「あーしにとっては、どっちも同じだ。」


「さすがスケバンだね.......。」


「一番気になるのはそのシュテルカーとかをどこで買っているかだな。」

ゾーラが髪の毛の蛇をかき上げた。


「ロクな事に使わんだろ。」

マオが突っ込んだ。


「まあね.....。」そう言うとゾーラは左眼の眼帯を外して内側を拭いた。

もちろん左眼は閉じたままである。もし目を開けると他人を石化させてしまうからだ。


「おーい、ゾーラー!」

エルフの一人が叫んだ。ガムをクッチャクッチャしているヤツだ。


「チッ、またか。」ゾーラは面倒くさそうに呟いた。「なんだ?アテーナー。また金か?」


アテーナーはニンマリといやらしく笑った。

彼女は学校中で成績はトップクラスで美貌だが、中は腹黒のタチの悪いヤツだ。


「そうそう〜、ゾーラ。お願いがあるんだけど、200ドラコ貸してくれない?」


ドラコとは連邦の通貨である。通貨といってもコインとか札ではなく、今では電子マネー化しているのだ。


「お前、コレで何回だと思っているんだ?ダメだ。」

ゾーラはキッパリと言った。


「アア〜!!ゾーラがケチした!ヘビ頭なのに!!」アテーナーは最後の部分は区切るように言った。


「てめー、今なんて言った?」


「何回も言わせないでよ!ヘビ頭!!」


「石化させ.....!!」

ゾーラはカンカンになり眼帯に手を伸ばした。すぐにキカイが羽交締めをした。


「タンマッ!タンマッ!」キカイが叫んだ。


「イヤ、今のはゴルゴン族に対しての最大のブジョク!!許さねーぞ!!」


「好きにしてあげたら?キカイ。責任はこっちが取るからさ....。」

と言った直後にアテーナーは腰から日本刀を引き抜いた。


「かかって来な。だけど、その頭斬られても知らないよ。」


ゾーラは日本刀を見た瞬間引き下がった。


「クソッ、分かって今回だけは見逃してやる。」


「怖いくせにね〜。」


「うるさい!!」


「オイオイッ、二人とも落ち着けよ。」

ケンタロウが間に割り込んだ。

「先生が来ると厄介な事になるぜ。」


ハイハーイとアテーナーは席についた。


「.......ったく、すぐキレない。」

シレナが呆れたように言った。

「頭少し冷やせよ。」


ゾーラの顔は赤くなっていた。そして古代語で暴言を吐きながら自分の席に座った。


「Solche scheiße Pisser. Ich risse gleich deine Hals ab!」


「なあ、今日の夜さ。皆んなでゲーセン行かない?」ケンタロウが提案した。

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