Episode93
かぽーんっ。
訓練を終えた三人は、晩飯の前にクラン貸し切り露天風呂へとやって来た。
「もう少し魔力の扱いを繊細に出来ると良いかもしれません。」
シュヴァルツは訓練により土埃などで汚れた髪や身体を、シャワーで流し石鹸で丁寧に洗っていく。
細身のスタイリッシュな身体で、白い肌に銀の髪が凄く似合っておりとても竜種には見えない。
「ありがとう。また今度付き合ってね。練習しとくから。」
隣でレイナも同じように洗い流す。
鍛えられ引き締まった身体、大き目なバストの下の腹筋は薄っすらと割れている。
蘇ってからは、魔族としての身体が本能的に一番良い状態を保とうとしているようで、現在がレイナのベストスタイルと言っても過言ではないだろう。
「しかし、すっかり黒髪に戻ってしまいましたね。赤色の髪はとても綺麗でしたし魔族からすると魔王の象徴でしたのに。」
かなり残念そうにしてレイナの隣で身体を洗うセシル。
やや胸は小さめだが、しっかりとウエストがくびれておりラインが綺麗だ。
カモシカのようなすらりと伸びた細い脚も美しい。
「私、セシルの髪色とても綺麗だと思うわ。」
「あ、あ、あ、ありがとうございます。レイナ様。」
不意打ちを喰らったセシルは、もうタジタジである。
洗い終わった三人は温泉に浸かる。
それとほぼ同じタイミングで、ノアたちが露天風呂へと入ってくる。
「も~良いよ、自分で洗えるってば。」
「駄目よ~。まだ弱ってるんだし、お姉さんがぜ~んぶ洗ってあげるから。」
フルちんのノアの肩に手を回したクロエが、シャワーの方へと誘導していくのが見える
ややむっちりで柔らかな体つきで、かなり大きな胸が象徴的なクロエだが、剣も少しだが扱えるためほど良く筋肉も付いておりボンキュッボン好きにはたまらない身体つきである。
「はぁ、分かったよ好きにして。」
「大丈夫痛くしないからぁ。」
クロエはノアの頭からシャワーでお湯を流していき、石鹸で丁寧に頭を洗い一旦流す。
身体も石鹸を泡立て優しく手で洗っていく。
「ノア。起きたんだね。」
「あ、レイナ髪黒色に戻ったんだね!赤色も似合っていたけど、やっぱり黒色も見慣れているから良いね!」
クロエはノアの上半身を自分の身体を使いヌルヌル洗っている。
「おはようございます主。体調は如何でしょうか?」
「シュヴァルツもおはよ。調子は~ぼちぼちだね。精神力がまだ回復しきってない感じ。」
少し興奮しているクロエはノアの下半身をヌメヌメ洗っている。
「ちょ、まっ、なんで平気な顔して入って来てるのですかっ!? そしてなんで平気な顔して下半身も前も後ろも全て洗われてるのですかっ!?」
「やぁ、セシル。レイナに魔族として色々教えてくれてるんだって?ありがとうね。これからもよろしくね。じゃ。」
ノアは全身泡を流され、もう既に満足したのか風呂から出ようとする。
「え、いや、当然のことです。私は貴方ではなくレイナ様に仕えているのですから! ってはぐらかさないでください! なんで、平然としているんでしょうこの子は...」
「へくちゅんっ。」
鼻水がお鼻からこんにちはするノア。
「あらぁ、冷えちゃったのね。お湯に入って温まってから出るのよ。」
クロエに捕まるとノアは温泉に浸っているレイナに引き渡され、100秒浸からせてねぇ。と子供のようなルールを言い渡される。
「え~100秒は長いよ? 30秒に負けてよ。」
「ノア。おいで。 はい、ここなら深くない。」
捕縛されてレイナの太股の上に座らせられるノアはいーち、にー、さーんと数えるのだった。
セシルは近くにノアが来たため羞恥心からか、胸を腕で、下半身を脚で必死で隠す。
そんな彼女には全く見向きもしないで、数を数えるノアであった。
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