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Episode83

クロエはヨランダと話していると、次のことが分かった。


・ヨランダの家はクロエの住んでいる小屋からそう遠くはない所に住んでいること。

・クロエが発見した小屋は元々昔はヨランダが住んでいて今は引っ越しをしたこと。

・ヨランダは魔法が使えて、10日に一度街へ魔法を教えに行ってること。

・それでお金を稼いで生活していること。

・魔力を感じることができ、クロエの駄々漏れの魔気を感じて様子を見に来た時に遭遇したこと。

森の魔女(フォレスト・ウィッチ)と呼ばれ、村々や街の人からは尊敬され慕われていること。


そして、昔までは魔法を使える者はそれを習うことが出来ずクロエのように暴発させることがあった。

その者は悪魔付きや魔女と言われ、殺処分の対象となったのだと言う。


最近はやっと魔法と言うものが徐々に広がり、認知され始めているためそのようなことも減った。

だが、ヨランダは真剣な顔をしてクロエを諭すように言った。


「クロエ、私以外にその魔法のことを話してはいけないよ。」

クロエが不思議そうにしていると、ヨランダは難しいかもしれないけど、と理由を教えてくれる。


魔法は火・水・風・土の四属性で出来ている。

でもクロエの話では村全体が凍ったということは、氷結系の魔法なのだと分かる。

そう、クロエの魔法は四属性に当てはまらず、今までに例がないため実験材料にされるか、最悪の場合は悪魔付きとして殺処分されてしまう可能性があるのだ。


いつにも無く真剣な顔で話すヨランダに、ただ事じゃないと真面目に聞くクロエだった。


この数日後、クロエはヨランダの誘いによりヨランダの家で一緒に住むこととなる。

魔法の使い方や魔気の制御方法など、事細かく指導される毎日だったが、クロエはそれが嬉しく魔法しかヨランダとの繋がりが無いと感じているため一生懸命勉強したのだった。



14年の月日が流れクロエも20歳になり立派な大人の女性となっていた。

ヨランダと出会ったころとは見違えり、長く伸ばした綺麗な黒髪に出るところは出ている完璧なスタイル。


魔法もほぼ完璧に制御しており、魔気も感じ取れないほど小さくすることが出来ており完全に隠すことが出来ている。

ヨランダによる10年間の教育の成果とクロエ自体のセンスが良かったこともあるが、何よりクロエが努力家だったことが大きいだろう。


「おばあちゃん~行ってくるわね~!」

「はぁい。気を付けて行ってくるんだよ。魔法使ってるところ人に見られるんじゃないよ~。」

「はいは~い。」


「今晩は鹿かな~猪かな~うさぎかな~よ~るご飯は~な~にかな~♪」


日課となったクロエの狩り。

今日も自分の庭と化した森を散策し、夜ご飯となる動物を探すのだった。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!!

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次のお話も楽しんでいただけたら幸いです。


【作者Twitter】https://twitter.com/yamausayamausa

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