Episode61
今回のお話は衝撃的な内容を含んでおります。
エロ・グロが苦手な方は読み飛ばす事をお勧めいたします。
予めご了承くださいませ。
冷たい感触と体の至る所からの痛みで目を覚ます。
「うぅ...」
地下室?だろうか、薄暗い部屋にレイナは鎖で繋がれているようだ。
全体重が両腕に付けられた手枷へ乗っているためそこから出血もしている。
両腕は天井から吊るされた鎖に付いた手枷で吊るされており、両足も壁から繋がる足枷によって固定されている。
自分の足で立つと、手枷に掛かる体重が和らぎ痛みがマシになる。
レイナは思い切り鎖を引いてみたり、色々試してみるが麻痺毒がまだ残っているのか自力では到底取り外すことは困難であった。
「助けて...ノア...」
「ノア? 思い人がいたのか? 残念ながら助けは来ないんだなぁ。」
!?
薄ら笑いを浮かべたマシューが暗がりから現れる。
ずっとレイナを見ていたのだろう。
右手には例のナイフを持ち、左手は股間を弄っている。
「ゲスめ。」
レイナは睨みつける。
これから自分がされることを想像しても睨みつけることしか出来ないのだ。
「くっくっくっく。どうだ? 今から犯される気分はっ!」
マシューは手に持ったナイフでレイナの服を切り裂いていく。
豊満な胸を包み込む下着が露出した事で、マシューの興奮度も上がっていく。
「次は下だなぁ!」
下半身も下着のみにされ、首元にナイフを当てられ抱き寄せられる。
「どうだ?そろそろ麻痺が効いてきただろ?」
レイナは先ほどよりも更に力が入らないことに気付く。
体中に切り傷があるので、どの傷かは分からないが、起きる前にまた麻痺毒を入れられていたのだろう。
手枷足枷を外され床に降ろされたレイナにマシューが覆い被さる。
下着を引きちぎられレイナの胸があらわになる。
それに興奮度が最高潮となったマシューがしゃぶりつく。
このまま私は犯されるのだ。ノアとも一度もしたことがないのに。
自分が情けなくなる。今思えばシュヴァルツに一緒に来てもらえばよかったのだ。
何も一人で格上の魔族を追いかけるような無謀なことをしなくてもよかった。
いや、違う。追うのは自分じゃなくてもよかったのだ。自分は弱い。
シュヴァルツよりも新しく仲間になったクロエよりもきっと弱いのだろう。
ノアの助けになりたくて、ノアを守りたくて。ノアの剣になると誓ったあの日から何も強くなっていない。私はこれ以上強くなれない...
なぜ?なぜなら人間だから...人間の限界はとっくに迎えてしまっている。
限界を迎えた上で、雷切などの宝具を手に入れた。
宝具があるのと無いのでは雲泥の差だった。私は更に強くなった。
それでも、足りない。それでもシュヴァルツには届かなかった。
彼女は竜王だ。竜種故に寿命も長く、病にもならず、不死のノアを長らく支えていってくれるだろう。
もうこれでいいのだろうか。ノアを守ってくれるシュヴァルツという存在は既に居る。
更にクロエも加わり、クランにも黒天が加入した。
私が居なくてもノアは大丈夫だろう。私が守らなくても。
あぁ...私が守りたかった。そうだ昔から私はノアを守りたかっただけなのだ。
ノアを守りたかった?いやそれも言い訳だ。
別にノアは私に護衛を言いつけたことは一度もない。
それ以前にノアが私を必要としたことは無いのだ。
私は必要無い。いらない。
もうノアに私は不要...
それでも
ノアともっと一緒に居たかった。
傍に居るだけで良かった。
もうそれも敵わない。
ノアに捧げたこの身と心、汚されてたまるものか。
「え? 何してるんだ!? やめろ! やめるんだ!!」
マシューがレイナのまさかの行動に驚愕している。
レイナは自分の舌を噛み切り 失血死した。
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