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Episode48

「摩天楼って言った?あーそういう。なるほどね。」

「どうしたの?ノア。」


「いや、摩天楼って確か。魔族最強の10名で構成されてて、数字が若ければ若いほど強かったはずだよ。」

「そうなんだ。じゃあ、あの魔族はⅩだから10番目?」


「多分そうだね。シュヴァルツも末端って言ってたし。」

「なるほど。」


「どれぐらい強いか様子見だね。」



「竜種だと・・・!?」

「ええ先日竜王を殺して継承したところです。」


「竜王!?おいおいまじかよ。歩が悪すぎだろ・・・ギーヴスは何やってる。」

「先程貴方の同族の方が自爆して死んでいきましたのでその方を待っているのであればもう来ませんよ。」


「なに?ギーヴスが自爆まで追い込まれたのか。信じがたいが竜王が相手ならば...」

「私がお仲間の所におくって差し上げますよ。」


「!?」


次の瞬間魔族が腹部に激痛を感じ、遠く離れたドーム状の壁に衝突する。


シュヴァルツが瞬時に魔族へ近づき尻尾での薙ぎ払いを行ったのだ。


魔族の腹部にそれが命中し、壁まで吹き飛ぶこととなったのだ。


常人であれば上半身が消し飛ぶところだが、流石は魔族といったところだ。

肋骨が数本折れた程度で済んでいる。


そこに追撃の魔光グレアがシュヴァルツから放たれる。


「あ~これ終わったなー」

ノアの言葉に黒天とアリアは安堵する。


「まだ。」

レイナは壁から上がる砂埃を睨みつけたまま警戒を緩めない。


「あら、新しいお仲間ですか?」

シュヴァルツの視線の先には先程の魔族を庇う新しい魔族が二体出現したのである。


一体は小柄な女だが髪がボサボサで手入れが行き届いてなく、浮浪者のような見た目をしている。

もう一体は男でこちらは女とは真逆で清潔感があり、商業ギルドの会計士でもしてそうな見た目である。


「ベゼット、これはどういうことだ?なぜここに人間と竜が居る?」

新しく来た男の方の魔族が壁に埋もれている方の魔族に話している。


「この竜、強い、殺したい、いい?」

女の方の魔族は話し方こそ変だが、シュヴァルツに向けて恐々とさせる殺気を放っている。


「まぁまて、ベゼットさっさと出てこい」

壁に埋もれた魔族はベゼットと言うらしく、ボロボロの姿で壁から這い出て来る。


「ダルトンとメニダか助かった。何でかは知らんが、俺が来た時に鉢合わせたんだよ。」


「ふむ。貴様は先に戻れ。我々はこれらを処分してから行く。」

「殺す、いい?殺す。」


「気を付けろ。この竜は竜王を継承したらしい、あとギーヴスは死んだ。」

「竜王か。ん?ギーヴス?あぁ、摩天楼落ちか。あの実力では敵うまい。」


「ゲート」


ベゼットの前に黒い楕円形のナニカが発生した。そこにベゼットは入っていくとその黒い楕円形のナニカは消滅した。


「へーあれって魔族の転移魔法かな?」

「そうですね、クレアさんのやつとはまた違った感じでしたね。」


平然を装っているがアリアの声は震えている。


それもそうだろうあのダルトンとメニダという魔族からはとてつもない魔気が放たれている。


本心から平然としているのは、ノアとシュヴァルツだけであり、レイナですら、最大級の警戒中である。


「いいぞ。」


次の瞬間、メニダはシュヴァルツへ飛びかかり、ノアの前にはダルトンが現れる。

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