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Episode43

「主、どうしますか?」

シュヴァルツは他の魔族が出現するのを警戒しているようだ。


「ん~魔族が出て来るってのが、引っかかるんだよね。」

ノア自体も魔族とは関わり合いが無く、どういった意図で動いているのかが分からないのである。


「初めて見ました。かなりの手練れでしたよね?」

そこに治療の終わったペネロペが会話に入って来る。


「お、大丈夫?分が悪くなると自爆するってのが魔族の下っ端のやり方だから、憶えといた方が良いよ。これからもそんな相手と戦うことになりそうだし。」


「分かりました。しかし、アリアさんが居なかったら私・・・ありがとうございます。アリアさん」

ペネロペはボロボロになった防具を脱ぎだす。


「いえいえ私が居なくてもマスターが治してましたし、そもそもあの爆発をあの距離で躱すなんて無理ですよ普通。っておいー!何処で脱いでるんだこの子はー!」


「すみません。防具や肌着が駄目になってしまって・・・」

ペネロペはマイペースである。次々と焦げた防具を外していく。


「そっち側を持ってくださいまし。そうそうそのまま持っててくださるかしら?」

エリザベスとグレースが慣れた手つきでペネロペを大きな布で隠す。


「気にしないで。いつものことだから。」

グレースがアリアを諭している。


「それにしても、クロエは大人しいね?」

アリアはいつの間にかノアの背中に移動したクロエを発見したようだ。


「いや、寝てるっぽいな」

ゾーイが腹を抱えて笑っている。

ノアの背中でクロエは眠くなり次第に眠ってしまったのだろう。


アリア達はそう解釈した。


「んじゃ、進もうか。」

「進むのね?」


ノアのことはシュヴァルツが守ってくれるだろう、だが、私一人で黒天を守り切れるだろうか?少し心配になるレイナ。


「魔族がまた出てきそうですね。私も前衛として一緒に戦っても良いですか?お姉さま。」

着替え終わったペネロペが何食わぬ顔で会話に入って来る。


「うん。魔族の時は私より早く動けてたね。強くなった。」

ペネロペの頭を撫でるレイナ。


「あっ。お姉さま私はもう大人です。」

「うんうん。そうだね。いやなの?」


「嫌では、ない、です。」

デレデレするペネロペを見て、ゾーイとグレースはニヤついているようだ。


「リーダーってあんな顔するんだ。」

「まぁ、本当の姉みたいな存在って言ってたけどデレるとあんな感じなんだな。」


「主、少し急ぎましょう。」

「うん、そうだね。さぁ、出発しよう。」


ノアとシュヴァルツだけは、何かに勘付いているようだ。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!!

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既にブクマ、評価が済んでいる方、最高です!!凄く励みになっております( *´艸`)

次のお話も読んで頂けたら幸いです♪


【作者Twitter】https://twitter.com/yamausayamausa

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