表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/161

Episode26

「とりあえずクラン作ろうと思うんだけど。」


「「ええ!!!」」


驚きの声を上げたのはカイやペネロペ、エリザベスにクレアだ。

ノアの発言にレイナはうんうんと頷き、シュヴァルツは微動だにしない。


エリザベスはわたくしも入れてくださいまし!と言っているが無視だ。


「というわけで、クレアちゃんうち来ない?」


クレアは状況が呑み込めず、とりあえず フリーズした。


「え?私ですか?え?」

「そうそう、転移魔法が使えるクレアちゃんにウチの受付お願いしたいんだよね。何なら秘書とか出来そうなお友達とかも連れてきてほしいな。」


「いや、でもそんなこと急に言われましても。ギルマスにも相談してみないと...」

「ぐぬぬ。手強いな。よし、給料2倍でどうだ!」


「行きます!!」

「よーし!決まりだ!」


二人は固く握手を交わす。


「秘書連れてきたら3倍で」

「絶対連れて行きますっ!!」


二人は両手で握手を交わした。


「さて次はパーティー兼クラン名だけど、今はどんな色が余っているのかな?」

「そうですね、全ては覚えていないですが、緑、茶、灰、後は先週解散した深淵しんえんの黒でしょうか」


「深淵の人達はいい歳だったからなぁ。色々とお世話になったから黒を貰おうかな。」

「黒ですね。畏まりました。」

「ん~レイナ何か入れたい言葉とかある?」


「家紋は薔薇がいい。」

「薔薇か、昔から好きだよね。そのまま黒薔薇でいいんじゃない?」


ノアは勘違いをしている。レイナは薔薇を好きなわけではない。


泣いていた小さきレイナに、

「ほら綺麗なお花だよ」

と言って、ノアが貴族の家に咲いている薔薇を勝手に千切って渡して、更に泣かれたと言うことがあった。

レイナはノアが渡したから薔薇を好きになったのだ。


「うん、黒薔薇。凄く良い。」

「ではクラン名は黒薔薇で読みはブラック・ローズでよろしいですか?」


「うん。それで登録お願い。」

「承知いたしました。ノアさんがマスターでメンバーはレイナさん、シュヴァルツさん、私と秘書の5名で先ずは登録します。」


「待ってくださいっす!オイラも入りたいっす!」

「お待ちになって、わたくしも入れてくださいまし!」

「や、ま、まて!そんな、私も入りたいです!!」


一気にカイとエリザベスにペネロペまで立候補してきた。


「いやいや、ペネロペとエリーは自分達のパーティーあるんだし、カイは雑用係でいいならOKだよ。」

「やったっすー!」


「いいえ、パーティーを組んでいてもパーティーごとクラン入りもできるのです。」

「おっしゃる通りでございます。」


「あ、そうなんだ。じゃあ後日また話し合いの場を設けようか!」


今宵、なんとなーく決まったクラン:黒薔薇ブラック・ローズだが、後に世界を震撼させることになるのだがそれはまだ先のお話。

ブックマークと★★★★★を押してくださると凄く励みになります( *´艸`)

次のお話も読んで頂けたら嬉しいです♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ