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Episode153

ノア、サタン、ミカエルの三人は現在ミカエルの魔法により可視化出来なくなっている。


それは先ほどのセイクリッド・プロテクションのようなドーム状の空間の中のみ有効となっており、そこから外へ出てしまえば効果は解除される。


勿論、魔気も遮断されており中で魔法を使用しても感知されないので、既に三人の治癒は終了している。


「あぶねぇ...ノアが回復してくれなかったら、地獄へ強制送還されてたぜ。」

「私も同じです。抵抗すら無意味と感じさせるような、あの圧倒的な戦闘力...どうやって対抗すれば...」


サタンとミカエルは、相当量の魔力を消耗しているようだ。


「僕たちが消耗しているように、きっとニーズヘッグも消耗していると思う。ほら、苛立ちからなのか無差別にあぶり出しをしだしたね。」


と、話すノアたちが見つからないため、ニーズヘッグは周囲に魔力弾をまき散らし無差別攻撃を行っている。

幸い、三人が居る場所は先ほどの戦闘していた場所からは少しずれており、攻撃も容易くは飛んでこないだろう。


「ノア君に更に封印をするなんて、無茶です...もしそれが万が一成功したとしても、それでも...その後のノア君の身体が持つかどうか。」

「でもなぁ、それしか無いだろ? さっきの俺がニーズヘッグを拘束してその状態で封印を掛けるのが一番手っ取り早いな。それで数秒は持つだろうよ。」


「うん、それで行こう。二度目だからリスクは高いけど、今度はミカも近くに居るし...なんとかやるしかないね。」

「分かりました...ノア君、死なないでくださいね...では、行きます。」


「オッケー。」

「おうよ。」


ミカエルは不可視化の魔法を解除すると、三人は一斉にニーズヘッグに向かって突撃する。

それを瞬時に発見したニーズヘッグは、三人に向け大量の魔力弾を放つ。


ノアは魔剣グラムを複数回ニーズヘッグに向けて振ると、衝撃波のような黒い斬撃が三日月状となってニーズヘッグへと複数飛ぶ。


ニーズヘッグの魔力弾と、ノアが魔剣グラムで放った黒い斬撃が空中で衝突し、爆発を起こす。

爆発により発生した煙に、三人は紛れ込み姿が見えなくなる。


その間もニーズヘッグは魔力弾を放ち続けるのだが、当たっている気配は無い。

次の瞬間、ニーズヘッグの胸から赤黒い剣が生える。


ノアが背後へと周り、魔剣グラムを突き刺したのだ。

すぐに魔剣グラムを抜くと、二発の黒い斬撃を放つ。


それはバツ印のようにクロスし、ニーズヘッグの背面へと直撃する。

黒い斬撃による追撃を受け、ニーズヘッグは身体から煙を上げ墜落していく。


それを空中で拘束したサタンは、ミカエルに合図を送る。


「今だ!!」


拘束した状態で地面へと激突すると、そこにはすぐにノアとミカエルがやって来る。


「始めます。」


こうして邪竜ニーズヘッグの再封印が始まったのである。

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