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135/161

Episode131

本日、複数話 連続 投稿予定です♪

12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時となっております。

ブックマーク、5評価を何卒よろしくお願い申し上げます。

では、お楽しみください( *´艸`)

ふらふらと、よろめきながらも通路まで出て来たダークエルフの子供は勿論全裸であるが、汚物塗れで大変異臭を放っており、髪にも汚物が絡んでおり最悪な状態だ。


「ちょっと待ってね。 クリーン!」

ダークエルフの子供に付いていた汚れは全て消え、本来の姿が露になる。


お尻まであるロングヘアは灰色で、褐色の肌で胸は無い。

前髪も伸びきっており、鼻に掛かるまで伸びきっている。


前髪をかき分けてみると、黄色の綺麗な目がノアを見つめている。

「あぁ、これは将来美人さんだね。」


ダークエルフの少女の顔を覗き込むようにノアは微笑む。

「さて、それじゃあ...このローブをあげるから着てくれるかな?」


ノアは自分が着ていたローブを脱ぎながら問い掛ける。

顔を小刻みに上下させ、肯定の意思をノアへと伝えるダークエルフの少女。


少女にローブを着させ、水を飲ませると携帯食料の干し肉も口へと放り込む。

「一気に食べちゃダメだからね。お腹がビックリしちゃうから。暫く咥えててふやけてきたらゆっくりと少しずつ食べるんだよ? 分かった?」


ダークエルフの少女はコクコクと頷く。


「お名前は? 話せるかな?」

「サキ。」


「サキか、良い名前だね。僕はノア、こっちのお姉ちゃんがルナだよ。」

「お姉ちゃ... まぁ良いわ。」


お姉ちゃんと呼ばれたことに過敏に反応するルナだったが、何か色々と諦めたようだ。


「さて、靴もないし綺麗にした足も汚れちゃうから、僕が運んであげるね。背中に乗れるかな?」

素直にノアの背中に乗って来るサキだったが、ここでノアは思っていたよりも体重が軽すぎることに心を痛める。


こんなにも瘦せ細ってしまって...幼女を痛めつけるなんて許せないな...

密かに怒りの炎を燃え上がらせるノアであった。


「んもんもんむんむ。」

ノアの耳元で言われた通りにもぐもぐと、干し肉を咀嚼するサキに癒されたノアはクスッと笑うと、ルナに視線で合図を送る。


「うぬ、では行くかのう。道は聞けたんだな?」

「あぁ、大体は把握したよ。」


「じゃあもうこやつらは用無しだな。」

そう言ってルナは待機させていた監守を、瞬時に作り出した血液による鞭のような刃でブロック状に切り刻む。


「あ、しまっ...」

サキはまだ子供だ。

刺激が強すぎたかと思ったが、なんのその干し肉に夢中で人が二人ばかり肉片と成り果てても気にしていないようだ。


ホッとしたノアは、サキとルナを連れて地上へと続く階段を登って行ったのだった。


サキはここでノアに命を救われたことで、野垂れ死ぬだけだった未来が大きく変わることとなるのである。


そう―――。

彼女は、将来最強のアサシンへと育て上げられるのだ。

んもんもんむんむ―――。

(ブックマークと★5評価お願いします。)


―サキ―


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