高嶺の花の行く末は
夏ですね!
イケオジの季節ですね!
夏のいけおぢ祭りという素敵な企画に参加させて頂きました。本当に素敵な企画、ありがとうございます。
夏なのに春の話ですが、お許しください。。。(/。\)
世の中に素敵なおじ様が増えますように…。
「おじさん、ごめんね…」
まだ肌寒い日と温かい日が繰り返される春のある日。
母の弟の親友だったというおじさんの黄色いポルシェを売ったお店の外で、泣きじゃくる私の頭を、その大きな手でぽんぽんと黙っておじさんは二回ゆっくり叩いた後、ふかしていた煙草を携帯灰皿で消すと、手を差し伸べてくれた。
街の中央を流れる小さな川の河川敷の公園の横にある土手の上の道を、二人、手も繋いでゆっくり歩いて帰った。
まだ時々込み上げる涙が頬を伝っていたけど。
おじさんが黙って知らない振りをしてくれていたから。
私も何も言わず黙って歩いた。
情けなかった。
まだ18歳で。
何も出来ない自分が。
18歳になって、もう、一人前の大人の仲間入りしたつもりでいた。
不安を伴いながらも、未来を見据えて歩き出し、大学の推薦ももらって。
桜の花が咲いたら、一人暮らしもして、ちょっとオシャレなんかもして。
彼氏も出来たら、お父さんは無理だけど、お母さんにはこっそり紹介して、なんて夢見てた。
そんな夢は、電話一本で儚く消えた。
学校の授業中、呼び出されたその日。
私は弟と二人、無機質で冷たい病院の廊下で、三年ぶりにおじさんに再会した。
両親と母の弟である本当の叔父さんと、三人の物言わなくなった骸を前に途方に暮れながらも、弟の手前、気を張る私の側で、遠方から父方の伯父さんが到着するまで一緒にてくれて、必要な手続きをサポートしてくれた。そして、何かあったら必ず連絡を携帯に電話番号を残していったおじさんに、数日後、通夜と葬儀の連絡をして、もう会うことはないだろうと思っていたのに。
ひと月もしない内に、知恵だけでも貸してほしくて、すがるように電話を掛けた。
そのせいで、おじさんは、人生を変えてしまった。
空港まで叔父を迎えに行っていた両親が巻き込まれた事故で。
被害者だと思っていた両親が加害者と疑われていること。
それが報道されてマスコミからの取材に困っていること。
引き取ってくれるといっていた父方の伯父も、報道に辟易し、真実が分かるまで保険も降りないと知って、態度も対応も急変させたこと。
伯父からは弟共々引き取ってもいいが、弟の高校はもちろん、自分の推薦で内定した大学も、一人暮らしなどさせられないから辞退するよう迫られていること。
夢だったアナウンサーを諦めないといけない。住み慣れた地を離れないといけないかもしれない。
小説家として成功しているおじさんなら、何らか知恵があるのかも、せめてマスコミの対策だけでも教えてもらえたら。お金持ちで成功していて、大人のおじさんならもしかしたら魔法のような手段が思い付くかもという多少の下心と、本当に少しのアドバイスでも良いからと救いにすがる気持ちと、自分でも何を求めているかも分からないまま、携帯に登録してもらった番号をならした。
叔父さんの親友で、昔はよく顔を合せていたとはいえ、叔父さんが渡英して以来、最近は疎遠で、三年ぶりに病院で再会しただけのおじさんに縋った。
おじさんは、話を聞くと、魔法のように、大丈夫、心配ないからと、全てを解決してくれた。己の下心を見透かされたようで、後から恥ずかしくて自分を埋めたくなったが、父方の伯父に交渉し、自分と弟の生活費も含め、都心で生活を続けるための全てを責任持ってくれると約束し、両親を信じているが、もし加害者側だということがわかっても全責任を自分が負うし、保険金が降りようが、降りまいが、私と弟が卒業して自活するまでの生活費・学費全てを面倒みて、一緒に住んでくれると言ってくれ、実行してくれた。
****
じりりりりりり!
両親が他界して三年目の春が来た。
朝食と弁当の用意を手早く進めながら、おじさんと、弟と、二人に大きな声で朝を告げる。
つい、春の暖かい日差しが差し始めているのを見て、三人で暮らし始めた直後、おじさんと二人で、三人で暮らすなら、要らないからと笑うおじさんのツーシーターのスポーツカーを売りに行き、帰り道、歩いた土手の上を思い出していた気持ちを引き締める。
あの日、弟が待つ家に帰りながら、歩いたおじさんの手の頼もしかったこと。
それが…。
「おじさん!ひげ!ちゃんと剃って行って下さいね!今日は出版社に行くんでしょ?」
「おー。もう徹夜で校了明けとか、無理だな…」
だらしなく伸ばした無精ひげを摩りながら、寝ぼけ眼でおじさんがキッチンを通りすがり、皿の上で覚ましていた、お弁当用の出し巻き卵を一切れ口に運んで通り過ぎていく。
「つまみぐいしない!朝食できてるんだから!幹生も早く!卒業式終わったからってだらだらしない!新人研修始まるんでしょ?!」
「おーこわ!!ミスなんとかとか才色兼備の高嶺の花とか呼ばれてるとはとても思えん!鬼嫁一直線」
「み、き!」
「弁当サンキュー行ってきます!」
「朝食は?!」
「食べ終わった!」
おじさんのだらしない髭とつまみ食いを咎めている内に疾風のように駆け込んで、朝食を摘んで、出て行くところらしい。嵐のような弟の所業に頭痛を覚えてこめかみを押さえる。
ダイニングでは、二人のやり取りを気にもせず、おじさんが欠伸を噛み締めながら、新聞を広げている。
「おじさん、お茶?珈琲?」
「んー珈琲頼むわ」
「目が覚めそうなやつね」
濃い目に入れた珈琲を二人分入れて、おじさんの前に置き、ダイニングテーブルの向かい側に自分の分も置いて腰掛ける。
「梨枝は今日は学校か?」
「そう大学は春休みだけど、内定出るまでは、アナウンススクールの直前講座」
「ああ、じゃあ出版社の近くだな、送っていこうか?」
「いいよ。おじさん、まだもっとゆっくりしてから出てもいいんでしょ?電車でもすぐなんだし。電車でいくよ」
「んーまぁ俺も終わり時間読めないけど、時間合えば拾うから、終わったら連絡いれろよ」
「そうさせてもらう。じゃあ行ってきます」
エプロンを外し、椅子にかけると、黒のリクルートスーツのジャケットに袖を通し、同じ様に黒のかっちりとしたカバンを手に持って、いってきますと軽く手を振りながら玄関に向かう。
くつろぐおじさんの姿にこの三人の暮らしも、遅くとも来年には終わりなのかと感傷が込み上げる。春には幹生が働き始め、住まいをどうしていくかまではこの研修後に決めると言っていたけど、来年には自分もどこかで職を得て働き出すだろう。そうしたら、幹生と別々か、二人で暮らすかは分からないが、二人はこの家を出ると決めていた。
おじさんには感謝しても感謝しきれない。
春の陽光の元、駅まで歩きながら笑みを浮かべる。
勉強好きじゃないし、車弄るほうが好きだからと、弟は高卒で整備の仕事に就くことを決めた。両親が巻き込まれた事故が、加害者の車の整備不良だったことも多少なりとも影響しているのかもしれない。
梨枝も、この数日以内には受けていたアナウンサー試験の最終選考のいくつかの返事がもらえることになっている。もし内定がもらえたら、きっとお祝いしてくれるというおじさんを労ってお祝いするのは弟と自分の方だろう。
人生の貴重な三年間の時間と、多大なお金と労力を自分と弟に費やしてくれた。
「どうしてここまでよくしてくれるのか?」
と問うた梨枝に、母の年が離れた弟である浩叔父さんに恩があるんだよ、なんて一度、答えてくれたが、それでも、あまりありすぎる恩だ。
最終的に両親の過失の疑念が晴れたときに、保険金と二人の預貯金と独身だった浩叔父さんの遺産から、大学の学費と、アナウンサー専門の就活スクールの費用、幹生の学費は返したが、生活費は家事をしてくれていることもあるからと頑として受け取ってくれなかった。
両親の家も売れば、生活費ぐらい払えるといっても、いつか二人が自活して、住みたくなった時に本当に売るのか、住むのか考えたらいいと売ることすら思いとどまるよう言い張り、むしろお金が足りないなら、遠慮なく言えといわれた。
多分、梨枝と幹生の知らない部分で、おじさんが払ってくれているお金が過分にあるであろうことは、何の不自由も遜色もなく二人が暮らしているどころか、お小遣いといって、年始に結構な額のお年玉まで用意され、辞退しても友達との交際費だ、友人との交流も学生の本分だと、自分と浩叔父さんが出会った時の思い出話をされ、受け取らされている現実からも簡単に察せられた。
「絶対に、内定を頂いて、おじさまに幹生とお礼の食事をご馳走するんだから」
そう息巻いて、梨枝は朝の通学通勤ラッシュの電車へとその姿を滑り込ませた。
****
ファンファン。
軽いクラクションの音が、梨枝にその車の所在を示す。
スクールの帰り際、駅前の路上退避エリアに止められた一台の白のファミリーカーの横で、携帯を眺めていたおじさんが右手を挙げる。
朝、梨枝が指摘したので、無事に無精ひげは剃られたようで、白のTシャツにぱりっとした黒のシャツとパンツというシンプルないでたちだが、黒のサングラスが、有名人オーラを逆に醸し出してしまい、非常に目立っている。
帰宅ラッシュにはまだ早いとはいえ、主婦や学生など人通りがそこそこある駅前のロータリーで、回りの人から注目される前にと、慌てて助手席に駆け込むと、おじさんも運転席の側に回りこみ、その長い脚を車へ滑り込ませた。
無意識に右手で、左胸のポケットを漁りかけて、梨枝と幹生を引き取ってから煙草をやめたことを思い出したように、所在無げにその手を顎に添える。
「思ったより、二人共早かったなぁ」
煙草もないので、すぐに車を発進させて、おじさまがせっかくだからどこか行くか?と提案してくれたので、
「海、いきたいな」
と、つい、これが最後になるかもと、甘えてしまう。
他愛もない最近の近況話、といっても毎日顔を朝晩突き合せている生活で、そんなに話が積もることもないのだが、幹生が今日ちゃんと研修を受けられているのかとか、ちょっとしたご近所ニュースとか、通りすがりの最近の流行りの店の話だとか、おじさんの今日の打ち合わせの内容や、今後のスケジュールとか、今日校了あけた本がいつ発売されるのかとか、サイン会はあるのかなんていつも通りの雑談をしていると、どんどんと車が流れに乗り、高速を快調に飛ばし、海の見える公園の駐車場へと滑り込んだ。
さっさと車を降りて伸びをしているおじさんを眩しそうに眺めると、助手席で外を眺めながら、手の内でずっと弄んでいた携帯電話を見下ろした。
覚悟を決めたように、大きく一つ息を吸うと、助手席のドアが開かれる。紳士的にドアを開けてくれたおじさんにお礼を言って、その傍らに降り立つ。
あの日の土手の上のように。
海沿いの堤防の上の道を二人、ぶらぶらと歩く。
あの時は繋いでくれた手が、今は遠い。
歩いている時の距離は変わらないのに。
手と手の間には、埋まらない距離がある。
保護者と、被保護者。
出会えて、良かった。
助けてもらって、嬉しかった。
でも、助けられたから。
もうおじさんの方から私に恋情を抱くことなんて、ない。
あの日、手を繋いだように、慰めるために、私が泣いたときは手を繋いで、頭をなで、抱きしめてくれるだろう。
でも、でも、それだけ。
「海とか、すごい久しぶりに来たなぁ」
サングラスを取って、胸ポケットに引っ掛けると、眩しそうに光を乱反射している海の方に顔を向け、目をくしゃくしゃに細めておじさまが笑う。
遠くでサーフィンしている若者達の歓声が響く。
「若いなぁ…寒くないのかねぇ…」
波をさらに、一つ、二つ、乗り越えてガッツポーズする人と、それを歓声で迎える人達。
あの若者達は、私達を引き受けなかったおじさんのもしもかも知れないし。
何も失わなかった私や幹生のもしもの姿かも知れない。
波間の飛沫を受けてきらきらと輝く姿が眩しい。
それでも、人生は失ったことも、選んだ選択もなかったことに出来ないから。
若者達を視界から締め出し、おじさんに向き合う。
「おじさん、これ」
握り締めていた携帯を差し出す。
そこには、今日、昼間に電話で内定の連絡が来た企業からのメールが表示されている。
電話で内定の知らせが来てすぐ、入社の意志を伝えたら、内定者懇親会の連絡がメールで届いたものだ。
「おぉ!!!決まったのか!!!」
我がことのように喜んでくれているおじさんに、心から、頭を下げて感謝を示す。
「おじさんのお陰です。本当に、ありがとうございました」
来年の春、私は、長年夢を見て追いかけ続けた、アナウンサーになる。
諦めかけていた夢を、諦めなくて、本当に良かった。
ぽたり、ぽたり。
涙は我慢しようと思っていたのに。
地面に開く涙の花に、おじさんの手が、いつか以来、久しぶりにぽんと頭の上に置かれる。
「本当に、良かったな。梨枝が頑張った結果だよ」
おじさんの声も少し、湿り気を帯びているのは、海のせいだってことにしておこう。
それよりも、本題はこれからだ。
潮風で湿っている唇を、さらに、舌で湿らせる。
全てを失うかもしれない。
それでも、これが、最初で最後のチャンスになるかもしれないから。
「おじさんが、いえ、唐津尚さんという男性が好きです。愛しています。来年春に、卒業したら、私、あの家を出て、会社の近くで一人暮らしを始めます。それからでいいです。一人の女として、お付き合いしてください」
手が震える。
顔を上げなくても、おじさんの困惑が伝わってくる。
「…」
沈黙がこわくて、顔を上げられない。
断られるだろう。
それを覚悟して、それでも。
どうしても伝えたかった想い。
どんな恩があったにしろ、私達に彼が与えてくれたものは、何にも代え難い貴重なものだった。
喪失で空いた心の隙間を満たして、ゆるゆると癒してくれるものだった。
最初は、感謝と尊敬だった。
それでも、共に暮らして、彼の覚悟を、与えてくれる糧を食べ続ける内に、その気持ちは容易く恋へと変化し、愛に化けた。
だって、日々の糧は。
私を構成する全てだ。
昨日で、共に暮らし出して三年経った。
三年で私の体は全て新しい細胞になり、彼に与えられたものによって生きる体になった。
見守る視線は。
向けられる思いやりは。
いつだって差し出される手は。その温もりは。
温かい湯のようにただ注がれる愛情は。
一般的な恋じゃなくて、依存なのかもしれない。
だけど、それを失うことは恐怖だ。
失うことを考えて、涙した日々は、内定がもらえなかった企業からのこれからの人生を、ご多幸をお祈りしますという定型文で送られてくるお祈りメールよりも正直、身に応えた。
だから、決めていた。
夢が叶った、その日にさよならを告げようと。
おじさんは、この気持ちを傷つけないように真綿に包み込んで送り返してくるだろう。
彼も私もわかっているのだから。
この恋情は歪なものだと。
「思い切り、振ってください」
必死に笑みをつくり、振り絞って顔を上げる。
手の、届かない、高嶺の花だった。
出会ったときでさえ、分かっていた。
母方の叔父さんに連れられて我が家のBBQや、旅行先に引きずりまわされていたけど。
学生の時からの友人で、世の中をひねて捉えてるからって叔父さんにたびたび拉致されてきたその人は、背が高くて、いわゆるイケメンで、女の人から沢山メールや電話が来ていて、お金持ちで小説を書いたらそれで賞をとって、時々テレビでもその姿を見ちゃう。そんな冗談や物語に出てくる主人公みたいな男の人だった。当時中学生だった私は憧れて、ちょっとぽーっとなったけど。でも、手が届かない人って、ちゃんと分かっていた。
それでも、色々あって。
おじさんが本当は、叔父さんが言うようにひねていることも。
朝が弱いことも。
私達に見せていたいほど完璧な大人じゃなくて。
叔父さんを偲んで隠れて泣いていたことも。
お酒に呑まれる夜があったことも。
色々知って。
いつしか護られ与えられる温もりは恋に、この人を癒して護りたいという気持ちは愛へと姿を変えた。
引き取るときに約束した父方の伯父様のことを考えても。
被保護者に恋情を抱くなんてことは絶対にないとわかっていた。
亡き両親のことを考えても。
顔向けできないと手をとってもらえないと。
何より、叔父様のことを考えると。
恩人の娘に間違っても手を出す人じゃない。
だから、多分、間違いなく、私が彼の一番の対象外。
「まずは、ありがとう」
困ったようにずっと顎を撫で摩っていた彼が、覚悟を決めたように、背筋を伸ばすと、直角に腰を折った。
そういう、律儀で、義理堅くて、丁寧なところ、好き。
「梨枝の気持ちを、否定するつもりも、棄てろというつもりもない」
あげられた顔がまっすぐに私を見てくる。
今から振る相手を傷つけないよう、思いやる気持ちも、態度も、言葉も、その懐の広さも、恋しい。
「ただ、受け入れられない」
きっぱりとした拒否に、逆に安堵が沸いてくる。
はっきりと言葉を飾らないところも、実は頑固で折れないところも、愛おしい。
そうなると、思っていた。
そうなればいいと、どこかで思っていた。
そして、思っていた以上に、真摯に向き合ってくれたおじさまの株がまた、あがる。
この気持ちはどこまで再現なく深くなっていくのだろうか。
いつか、おじさま以上に愛せる人が現れるのだろうか。
「分かってた」
涙を拭い、手を差し出す。
「梨枝のことは大切に思っているけど、男女の気持ちにならないし、なってはいけないと思う」
握り返してくれた手が、緊張していたから。
車の方へと引っ張りながら、安堵させるように振り返る。
「車に戻ったら、いつも通りにするから。私達の日常に、還ろう」
私を抜き去り、エスコートしてくれる背中に小さく呟く。
「だけど、就職したら…」
おじさんを困らせたいわけではないから。
高嶺の花が手に入るなんて夢はみないから。
だけど、就職して、世界を広げて、それでも、おじさん以上に愛せる人が現れなかったら。
「覚えておいてね」
才色兼備の高嶺の花とか呼ばれてるとはとても思えない、なりふり構わない猛攻撃で、嫁一直線、目指すから。
いつかの未来、また、一緒に暮らせるように。
背に響く若者達の歓びの声が、心の奥底で、微かな予感として根づいた。
続きはないのですが 笑
確実に就職後にラブコメ展開になっているでしょう。。。!!
おじさんと彼女に幸多からんことを!