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魔王城へようこそ!  作者: 大和(大)
4章
34/233

1 作戦確認、からの待ち時間

久しぶりに書くとやっぱ難しいですね。



 いよいよ、この日がやってきた。

 魔王城の小さな会議室には、既に魔王とフローラさん、俺とシルフと夏蓮が集合していた。⋯⋯あとはギムギスさんだけだ。


「お待たせ致しました」


 ギムギスさんが落ち着いた口調で会議室の扉を開け、ホワイトボードを片手で引っ張りながら入ってきた。


「では、本日の予定を確認したいと思います。まず、魔王様が暴走状態な地龍を倒します」

「おぅ⋯⋯眠いけど任せろ」


 魔王があくびをしながら適当な相槌をうつ。⋯⋯大丈夫かこいつ。


「翔太さんとシルフには魔王城の留守番を、そして夏蓮さんはそのサポートをお願いします」

「う、うっす」

「そんなに緊張するなよ翔太」

「そうだよ。いざという時にはボクがなんとかするから」


 だって相手は殺しにかかってくるだろうから、怖いし⋯⋯。まあ、チート持ちのくせに醜態晒すなんてのは勘弁だから、必ずやり遂げるつもりではあるけど。


「フローラ様は海龍と交戦するであろう地の賢者達率いる突撃隊の救出」

「ええ、なんとかしてみるわ」


 魔王とは対照的に、いつもより覇気のある表情で、応答するフローラさん。


「そして私はあのような作戦を思いついた悪代官を捕らえます」


 最後にギムギスさんが自分の役割を言った。⋯⋯フローラさんとギムギスさん、何気に別の役割があったんだな。


「では、最終確認はこれまでです。⋯⋯行きましょうか」






「⋯⋯⋯⋯暇だな」

「暇だぞ」

「うん⋯⋯」


 会議室で作戦を確認してから既に1時間が経った。今魔王城には俺達しかいない。


「せっかくだから、宿題でもやっておこうか」

「ええ⋯⋯もうちょっと緊張感を持ったことをさあ」


 夏蓮の提案に、俺は露骨に嫌な顔をしておく。こんな時にそんなものをやりたくないんだが⋯⋯。


「ダメだね。翔太にはもっと高い点数をとってもらわなきゃ⋯⋯それに、今まで怠けてた分を取り戻さないと」

「真面目だなー、レンは」

「翔太が面倒くさがりなだけだよ⋯⋯」


 夏蓮がこちらにジト目を向けてきた。⋯⋯そんな目で俺を見るなよ。ついでに言うと俺は面倒くさがりじゃなくて、俺は1か0かの男なだけだから!


「いいから! ほら、やってやって!」


 そう言って夏蓮は俺の勉強道具一式と、宿題の問題集を取り出した。


「レン⋯⋯1ついいか?」

「うん、何?」

「なんで俺の勉強道具と問題集持ってんの!?」

「ああ、それ、夏蓮が学校でこっそり盗んでたぞ」


 俺の疑問に答えたのは意外にもシルフで、


「ぬ、盗んでないから! 預かっただけだから!」


 夏蓮はなんか言い訳をしている。混沌としてきたな⋯⋯。


「はいはいわかったよ。やればいいんでしょやれば⋯⋯。レン、シルフの相手をしてやってくれ」


 「わかったよ」と言ってシルフの隣に行く夏蓮と、「私を子供扱いするな!」と言いながらも俺と少し距離を開けるシルフ。


「ああ、めんどい」


 俺はそんなふたりを一瞥(いちべつ)してから、問題集を開いた。



 ⋯⋯賢者御一行様、まだですか?



ここまでお読みいただきありがとうございます!

感想、誤字脱字の指摘はお気軽にどうぞ。


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