12 (いい加減)本題に入ろう
投稿するする詐欺をして本当にすみません!
「まだまだあるわよ〜」
コレットのお母さんのヘレナさんから次々と焼きあがった肉や野菜が出される。
(いやー、最高だな〜)
シルフは渡されたそれらを嬉しそうに頬張っている。……もうちょっと落ち着いてお食べ。
「おう、そいつは良かった。欲しい物はヘレナさんに運んでもらえよ。……ということで」
そこで俺は木々の間に付けたハンモックに飛び込む。
「俺は少し寝る」
朝から忙しすぎて流石にダウンだ。シルフにはここで昼食を食べていてもらおう。ちなみに俺は張り切って食いすぎて少し気持ち悪くなっている。うっ……吐きそう。
「家のベッドで寝ようかな……」
「そんなに寝たいなら私が寝かせてやろうか? 少し後遺症が残るかもしれないが、一瞬だぞ?」
「あーさいこー俺ここで寝るわー」
この神様いつも食い意地はってんな。
「じゃ、満足したら起こしてくれ」
「ん」
シルフの素っ気ない返事が返ってきたのを確認して、俺は眠りに着いた。
真っ白な世界にいた。天も床も真っ白な世界だ。
「むー」
目の前には当然の如くふくれっ面の彼女がいる。まさかこの時間に呼ばれるとは……。
(もしかして、ずっと俺が眠るのを待ってたのか?)
いや、それよりも今は聞くべきことがある。
「なんで水着なの?」
「へっ? ……い、いや、その……ほ、ほら! 翔太君の服装に合わせた方がいいかなって思って……」
き、急にモジモジしだしたな。うん、もう3度目だし自然に済ませよう。
「……似合ってるよ」
「……!! そ、そう。こ、ここここれで機嫌が直るなんて思わないでよね!?」
お、おう。……正直に言おう。シルフすらいないため、本当にふたりっきりのこの状況……めちゃくちゃ緊張する!
「と、とりあえず本題に入ります! 今日は翔太君にお願いがあって呼んだの」
「なんだい? 他の子で鼻の下を伸ばすの禁止とか?」
「そ、そんなのじゃありません! ……それは別でお願いしたいことだけれど……」
だ、駄目だこれ。緊張のし過ぎで口調が変になってる。ここは聞き手に回ろう。
「ゴホンッ……それで、そのお願いって言うのがね」
「おう」
ここであえて、チトセが一呼吸おく。顔つきも数秒前と打って変わって心なしか険しくなっている。
「今翔太君達は亡魂島にいるでしょ?」
こくり、と黙って首肯する。
「魔王さん達が反対側の幽魂島にいるのは覚えてるよね?」
「お、おう」
ここで少し話が脱線してしまうが、チトセは「知ってる」とか「聞いてる」ではなく「覚えてるよね?」と聞いてきた。……つまり、俺が魔王達からそういった話を聞いていたことを彼女は知っているということで、それはつまり俺を視ていたということで……。
いや、これ以上考えるのはよそう。それよりも今は彼女の話に耳を傾けるべき時だ。
「……うん。簡単に言うとね、その2つの島を消してほしいの」
「…………ぇ」
……なんだろうか。
これはまた、難しい案件な気がしてきたぞぅ!
ここまでお読みいただきありがとうございます!
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これからは2日置きに投稿することを目標にしていこうと思います。それでは!




